最近のブログ記事を見てお分かりの通り最近は桜スポットを目立てにサイクリングをしています。そして、今回向かうのが「光城山(ひかるじょうやま)」です。長野県安曇野市豊科にある史跡でもあり桜の名所でもあります。池田町の陸郷桜仙峡とも迷いましたが天候や距離・スケジュールの兼ね合いで光城山に向かうことにしました。
光城山(ひかるじょうやま)とは?
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今回行く「光城山(ひかるじょうやま)」は安曇野市豊科に位置する標高912mのお山です。山の名称は海野氏に連なる「光氏」が戦国時代に山城を築いたことが由来とされています。
ハイキングコースに沿うように麓から頂上まで吉野桜が植えられており満開の時期には遠くからでも桜の回廊が確認できます。また、頂上からは安曇野と北アルプスの山々を一望することもできます。
林道も通っているので車で頂上を目指すこともでき、お隣の「長峰山」にアクセスすることも可能です。電車でのアクセスも悪くはないので足を運びやすいハイキングスポットと言えるでしょう(だいたいの人は車で頂上に行ってしまいますが)。
まさかの林道城山線の通行止め
RENEGADE S2でひたすら光城山に向けひた走ります。今回は天候の関係で早朝出発でないこともあり気が進みませんでしたが国道19号線を走りました。車の多さに辟易しつつ進んでいると「特急あずさ」の車体が篠ノ井線を走っている珍しい光景に遭遇。あれはなんだったのだろう……?
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予定では「林道城山線」を通って光城山の頂上にアクセス、さらに明科の長峰山にも行く行程でしたがなんと通行止めでした。車が何台も来ては引き返していました。おそらく同じようなことを考えていたと思われます。あとは頂上だけ楽しみたい派か。
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看板の地図を見ると明科側から入る「林道長峰線」も片側通行だったりとかなり大変そうな状況。修繕工事中のようですがいつ終わるのやら。予定では4月と記載されていましたが今現在がその4月です。やむなく引き返して登山口駐車場に向かうことにしました。
ちなみに安曇野市のサイトには「林道等の交通情報」というページがありますができれば看板のような「マップ」も掲載してもらえると把握しやすいと思いました。
「バックパックにもなる大型サドルバッグ」に助けられる
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桜の見頃とあって登山口駐車場は予想通りほぼ満車状態。私は自転車なので特に問題なく駐車場に入れました。しかし、自転車専用の駐輪場があるわけではなくその辺のフェンスなどに立てかけるしかありません。
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自転車から長時間離れるのも躊躇がありましたがさらに困ったのがボトルやアクションカムなど「荷物」の扱い。バックパックを装備してきていませんが水分や食料を持たずに行くのは危険です。どうしたものかと思いましたが使用しているサドルバッグがバックパックになることを思い出しました。ということでバックパック形態に組み替えてボトルなども突っ込みます。
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輪行時にパックパックにするという想定でロウロウマウンテンワークスの「Bike’n Hike Post Bag」を導入していたのですが思わぬところでこの機能に助けられました(メーカー的には本来こういう場面が使いどころと思われる)。さらにサイクリング時に取り付けている「おにぎりリフレクター」も意外とマッチしています。
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バックパックにもなるサドルバッグは他にも存在しますが、組み替え手順だけを見たら「Bike’n Hike Post Bag」が一番わかりやすいと思います。今回の件で改めてバックパックになる機能のありがたみを実感したこともありオプションの「Mountain Kit」導入を考えてしまいそうです。
サイクリングのはずが登山をすることになるとは……
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準備をして登り始めますがすぐにこの看板が目に入ります。サドルバッグに元々装備していた鈴が役に立つか。とにかく遭遇しないことを祈るのみ。
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足元に気をつけつつ木々の隙間から見える安曇野平の景色を眺めながら登ります。駐車場含め下の方の桜はすでに終盤で葉桜のものもあります。
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「登山」というほど大仰なものではありませんが昨夜までの雨でぬかるんでいたり木の根っこなど段差があったりと楽な道のりではありません。コース距離も特別長くありませんが短い距離を一気に登るのでそこそこの斜度があります。
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「私は自転車に乗っていたはずなのになぜ登山をしているんだ……?」という想いが脳裏どころか口をついて出てきますがジリジリと登っていきます。おそらく林道城山線が通れたとしても斜度がきついので自転車を押していくことになったでしょう。ただ、それでもあの道は舗装路です。
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どんどん登っていくにしたがい桜の花が満開になっていきます。おそらく頂上はベストな状態でしょう。
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「この咲き具合ならもうすぐ頂上だろう」という私の期待を見事に挫いたのがこの標識。
「まだ中間地点ですか。そうですか……」
頂上の桜は満開で素晴らしい眺望もセットで楽しめる
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登りに登ってようやく開けたところに出ました。見渡す限り満開の桜。花と陽の光によって周囲は温かみのある光に包まれたようです。
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さらに進むと長めの階段があります。この階段を登ると頂上です。
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頂上ではお花見をしている人たちがそこかしこに。
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登山口周辺と違って頂上は見事に満開です。一部で散り出している木もあったのでちょうど良いタイミングだったのかもしれません。
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頂上はそこそこ人がいますが林道通行止めで登るしかないこともあり混雑というほどではありませんでした。そのため人が映り込まないように撮影するのも比較的容易でした。
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冒頭に記載の通りかつては山城として利用されていました。この急斜面なら天然の要害として最適だったのでしょう。
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頂上からは安曇野平を一望できます。空いている隙間と山の位置関係から穂高および松川・池田方面がよく見えます。
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他にもっと見える場所があるかもしれませんが松本方面はこのくらい。写真の下の真ん中くらいの位置が田沢駅。
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これが隣の長峰山からだともう少し視界が広くなります。あと、四賀方面もよく見えます。
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頂上で一通り撮影もしたのでお昼ごはんにします。前回のサイクリングに続き「BASE BREAD」と「バランスオンminiケーキ」。思いがけず登山をすることになったわけですがこれを持ってきておいたのが吉と出ました。軽い携行補給食だったらシャリバテしていたかもしれません。
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パンをモシャモシャと頬張りつつ桜を眺めていました。
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ゆっくり桜と景色を楽しんだ後は来た道を戻って下山しました。
帰り道の余禄
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帰り道に近くの「林道白牧線」に寄り道。場所としては光城山と長峰山の中間地点に位置する林道です。こちらも先の林道長峰線が通行止めの関係で通れませんが位置を確認するため寄ってみました。最初のカーブ前まで走りましたが未舗装で折り返しつつ登っていくタイプの林道。斜度はそこそこありそうです。この林道も通行止めが解除されたらアタックしてみたいですね。
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今回は雨が降った後に光城山に赴いたので桜や景色について若干の不安がありましたが杞憂に終わりました。桜の咲いた景色を良いタイミングで楽しめました。山頂からの眺望についてはアルプスに雲がかかっていたので快晴のタイミングで再訪したいと思います。その時は長峰山とセットで訪問したいので林道の通行止め解除が待ち望まれます。ただ、その前に仁科三湖・白馬村の桜を巡るのが先になると思います。