唐松岳 テント泊登山 (1日目)

*今回は2日間の登山なので記事も2本立てとなります。

唐松岳にテント泊登山をしてきました。白馬の八方池まで何回か行ったことがありますが、その先の唐松岳に行くためには登山装備が必須です。いずれは登ってみたいと思っていましたが、登山・キャンプ関係の道具も揃ってきたのでこの機会にと登ってきた次第。

白馬八方尾根は「ふるさと納税」でゴンドラ・リフト券を入手したことがきっかけで行くようになりました(上の写真は初めて行った時のもの)。リフトで標高が稼げてハードな山登りをせずに八方池周辺の美しい景色も堪能できるところが魅力です。そのためか周囲を見渡すと山行きとは思えない超軽装な人もチラホラ…。さて、八方池から先の唐松岳(登山装備必須)が気になっていましたが、私の登山歴といえば中学校の燕岳登山が最初で最期という状況。その後はせいぜいがトレッキング止まりです。唐松岳は初級者向けということですが入念な準備は必須。テントやシュラフ、アルパインポール等々の道具を揃えつつ情報収集を行い今回のタイミングでの決行となりました。

肝心の荷物ですが一式約10kg程…。モンベルの「グラナイトパック40L+トップリッドS」に荷物を収納しています。まずコレを担いで八方池まで行けるのか不安がよぎります。山岳雑誌を参考にパッキングをあれこれ試行錯誤しました。

通年通り八方尾根のゴンドラ・リフトで標高を稼ぎ、八方池山荘から約1時間のトレッキングで八方池に到着。ガスっていて八方池には何も写っていません…。直射日光が直撃しないので大荷物を担いでのトレッキングをしてきた私には救いです。

いよいよ八方池から唐松岳方面の登山道に入ります。八方池山荘~八方池が約1時間ですが、八方池~唐松岳山荘が約2時間30分。つまりは約2倍。気が重くなってきましたが先を進みます。

重い荷物を背負っての山登りは予想通りにキツく想定以上に水が減っていきます。例えると「アウター縛りのヒルクライム」をしている気分です。念には念を入れて4L程準備しましたが山荘に到着するまでに1L~1.5L程消費しています。登り途中の写真が少ないのは単純に撮影する余裕がないからです。

進んでいくと扇雪渓に到着。行く先々で残雪に遭遇しますがここはかなり広い残雪エリアです。残雪前で休憩する方々が多くいました。

さらに登ると先程まで自分がいた残雪エリアを見下ろせます。つづら折りにこれだけの高度を登ってきたということです。

さらに登り「丸山ケルン」に到着。思ったより長かった印象。

後ろを振り返ると後続の登山者が登ってきています。

ハイマツから覗く山々を写真に収めつつ登ります。

ようやく唐松岳頂上山荘に到着。受付でテント場の利用申し込みを行い設営地を探します。テント場利用料は山荘のお手洗い利用料込みで1,200円。

テントを設営できそうな場所をなんとか見つけ設営。

見上げると山荘が見えます。想定より下に設営することになりました。

これは翌日の唐松岳から撮影した写真ですが、テント場は山荘の下をつづら折りに降る形で点在しています。お手洗いと水の補給は山荘のみなので必要な場合は登り降りをすることになります。山荘まで登るだけで所要時間は7〜10分。計画的に水の補給等を行う必要があります。

一通り翌日の準備も終え夕食。

モンベルのリゾッタとフリーズドライのスープですがそれだけだと栄養も心配なので食材を追加します。

リゾッタ自体は味付けがあっさりしているのでチーズを追加しても良かったかもしれません。

ここまでのアクティビティのデータを確認。とりあえず「ハイキング」という項目で登る時のデータを取っています。

距離は大したものではありませんが登りということもありそこそこカロリー消費もしています。明日は降りメインなのでここまで消費することはないでしょう。

唐松岳を見てみると豆粒程度で登っている人を視認できます。翌日は唐松岳頂上でご来光を拝む予定なので早めに就寝することにします。

「2日目」に続く