唐松岳 テント泊登山 (2日目)

前回記事からの続きで唐松岳登山2日目です。唐松岳山荘まで登りテント泊をしたわけですが、唐松岳登頂とご来光を拝みに頂上に向け出発します。日の出の予定時刻は4:50。余裕を持って朝4時に出発します。寝起きと朝イチからの登り、前日の疲労が響いて思うように身体が動きませんが慎重に登ります。ヘッドライトとアルパインポールは必須です。

同じ目的で唐松岳に登って行く人達が前方に確認できます。

空がうっすらと赤く照らされていきます。もうすぐ日の出のようです。

無事に山頂に到着。雲があって隠れていますがご来光です。

杓子岳や白馬岳方面。

白馬五竜方面。

八方尾根方面。

朝日に雲海、山々が赤く照らされます。ここまで決して楽な登りではありませんでしたが、ここまで来た甲斐があったというものです。

唐松岳から見た唐松岳頂上山荘。山荘裏にもご来光目当ての登山客が見えます。

これを見ると改めて唐松岳に登頂したのだと実感。

ここから先は「不帰ノ嶮(かえらずのけん)」。杓子岳、白馬鑓ヶ岳、白馬岳方面に行くにはここを進むことになります。

山荘近くから見た唐松岳。朝日に照らされてクッキリと陰影が浮かび上がっています。さっきまであのテッペンにいたんだな…。

テントを撤収し朝食を摂って山荘を後にします。

登るときは振り返る程度にしか見ていませんでしたが改めて見渡すと別世界といった感覚になります。

空が近い…。

アルパインポールも駆使しつつバランスを崩さないように慎重に山を降ります。

改めて丸山ケルン。

降りで多少は余裕があったので道中見かけた花を写真に収めつつ進みます。

降りはサクサク降りて2時間足らずで八方池に到着しました。

八方池は昨日に続き雲が多く周囲の山々が隠れてしまっています。

振り返ると唐松岳方面の登山道も雲に包まれていました。

八方池山荘までの道のりは晴れているんですけどね…。

八方池から八方池山荘まで降りてゴンドラ・リフトで下界に戻ります。八方尾根の冷涼な空気と打って変わって下から熱を含んだ風が吹きつけます。

そういえば白馬五竜方面は自転車でゴンドラ乗り場前に行ったことがある程度。あそこには「白馬五竜高山植物園」があります。いずれはあそこにも行ってみたいです。

山からも見えましたが白馬村を見下ろすことができます。色々な機会であの場所を自転車で走っているんだなと感慨深げに見渡していました。

途中の「うさぎ平テラス」で休憩。パンフレットで見ましたがスタバのメニューも扱っていました。ここに来てスタバとは…。味もそのまま。

うさぎ平ではパラグライダーもやっていました。飛び立つところも見ましたが高いところが苦手な私にはとてもできそうにありません。標高のある山を登るのはどうなんだという話ですが、こちらは地に足がついているので。サイクリングにしろ登山にしろ地べたを這っている方がまだ安心できます。

帰りは5月にも行った白馬駅前の「Lucky Pete’s Cafe and Bar」でチャツネのアクセントが効いたチキンバーガーをランチにいただき帰宅の途につきました。(電車の便数の関係で多少時間を持て余しましたが…)

今回、唐松岳登山ということでテント泊含めた登山をしたわけですが、雲よりも高い山に登ることで得られる別世界にいる感覚はクセになりそうです。ただ、10kg越えの荷物を背負って登るのは苦行そのもの。荷物を軽量化したいと考えるのは当然の流れ。「ウルトラライト」という名前が付く道具が出てくるのもよくわかります。また、入念な準備とアクセスの面からもトレッキングよりも数段高いハードルのが存在することも事実。もし、次に登山する機会があれば山小屋利用でテント分の荷物は減らしたいと思います。とはいえ、テント泊やバーナーを使用したアウトドア飯にも楽しさを見出しているので、サイクリング・トレッキング・登山で色々組み合わせて楽しみたいと思います。

*本記事とは別に登山やトレッキング関係の道具で「あって良かった」、「あれば良かった」、「使ってみてどうだったか」といった部分も今後書く予定です。