「TOKYOBIKE MONO」のブレーキシューを交換してみた 効果はあるけど必須というほどではない

 前の記事で書いた通り「TOKYOBIKE MONO」を納車しました。そこから街乗り用としての利便性を考慮した一部パーツの追加・交換を行いました。その中であまり必須ではなかったブレーキシューも交換してみました。これは単純にどの程度の変化があるのかという好奇心から。ブレーキシューの交換は何度かやっていますが街乗り用の自転車でどこまで効果を実感できるのか。

効果は微妙(結論)

 今回やったことはリムブレーキのブレーキシュー(ホイールを挟み込む部品)のみをシマノのハイエンドグレードのものに交換するというもの。かつてミニベロやロードバイクでもやったことのある手法です。ブレーキそのものを交換するよりは値段を抑えつつ制動力を高められるという定番のカスタムです。

 ブレーキシューを交換してからそれなりの距離を走りましたが「効果はあるが急いでやるほどではない」というのが感想・結論です。ブレーキレバーを引いてから効き始めるまでの間隔が短くなったというのは体感できるのですが、極端に違いがわかるほどではないという微妙な変化でした。これはブレーキ本体がそのままということも影響していると思われます。また、ロードバイクと異なり、そこまで速度を出して走る自転車ではないので余計に違いを実感しにくいのかもしれません。

※交換してから馴染むまで時間が必要なので長い距離を走りましたがそれでも上のような感想です。

 微妙な表現になりましたが効果が無いわけではないので、気休め程度でも制動力を改善するには有効だと思います。ただ、急いで交換するほどでも無いということです。最初から付いているブレーキシューが摩耗したタイミングでも良いと思います。

 ただし、上に書いたことはあくまでもMONOに最初から付いているものと比較しての話です。もし、テクトロのブレーキシューが付いているという場合はシマノのハイエンドブレーキorブレーキシューに交換した方が良いです。テクトロのリムブレーキは本当に効かないしブレーキシューも消しかすのごとく削れていきます。


アルテグラのブレーキシューに交換

 ここから具体的な話。今回はアルテグラの「R55C3(BR-6700)」というブレーキシューを用意しました。約1,200円でした。前後用意しても2,500円で収まります。型番からして旧型のようですが現行最新は在庫切れでした。ただのブレーキシューですが旧型となにか違うのか気になるところではあります。

 ちなみに今回のMONOはロングアーチブレーキなのでアルテグラや105などロードバイク用ハイエンドグレードのブレーキ本体はアームが届きません。そうなると上述のブレーキシュー交換くらいしかできることがありません。ちなみにミニベロだと「オフセットシュー」というアーチ距離を調整する部品がありますが、MONOに関してはその手の部品を使っても届くか怪しい距離です。

 ブレーキシューというブレーキを構成する一部品ですがハイエンドグレードとエントリーグレードで一目見てわかるくらいの差があります。画像の左側のエントリーグレードはゴムのみですが、右側のアルテグラのブレーキシューは基礎部分(舟)が金属製です。うまく説明しづらいですが机に消しゴムだけ押し付けるとグニャっとなりますが、固いものを裏から当てるとゴムが変形せずに力がダイレクトに伝わります。それと同じようなことがブレーキシューでも発生するということです。力が逃げることなくブレーキシューが接触することで制動力を上げることができるということ。

 あと、特に重要では無い情報ですがワンセットの重量が標準ブレーキシューは52g、「R55C3(BR-6700)」は36gでした。前後のブレーキで使うので重量差は32g。誤差も良いところですね。

取り付け時の「向き」に注意

 取り付け自体は簡単な部類です。ブレーキシューがホイール横の所定の位置にしっかり当たるように調整して留めるだけです。何度もブレーキレバーを握って接触する箇所がズレていないか確認してから本締めすれば大丈夫でしょう。ただし、ブレーキシューの前後位置だけは絶対に間違えないように要注意です。

※タイヤの進行方向に対して反対側にネジ留め部分(ゴムの差し込み口)が来るのが正しい。

 今回のブレーキシューだとゴム部分はスライドして舟部分に装着しネジ留めするというものです。ゴムの差し込み口とタイヤの進行方向が同じ向きだとブレーキをかけた際にゴムがすっぽ抜ける可能性があります。ネジ留めしているのですぐに取れることは無いと思いますが、嫌な方向に力がかかり続けるので抜けたり破損するリスクはあります。ブレーキという重要な安全装置のことなので不安ならサイクルショップに作業を依頼した方が良いでしょう。