久々のガンプラ購入・組み立て記事です。今回はSDガンダムの「SDガンダム クロスシルエット F9ノ1改」を購入。ビルドシリーズ最新作として全3話で放映された『ガンダムビルドメタバース』に登場したガンプラです。可愛さとカッコ良さが両立したデザインに一目惚れ。発売日に合わせて模型店に行って買ってきました。
発売日にお店の開店と同時に購入。水星の魔女のキットと異なり争奪戦にならなかったので良かったです。エントリーグレードのガンダムも前から興味はあったのでついでに購入。図らずも両者共に「タッチゲート方式」を採用しており、ニッパーがなくても手でパーツをランナーからもぎ取れる仕様です。今回はすんなり入手できましたが、2月の『SDW ヒーローズ 綺羅鋼物語』のキットは今から入手できるか心配です。
※以下に組み立てや完成、気になる点など書きますが、ざっくりした内容なので詳細レビューは他の方のブログをご覧ください。
組み立てるよ
「F9ノ1改」を組み立て開始。値段の違うからか説明書や部品数などはSDWのキットよりは豪勢かつ多めです。ランナーの状態でも見ていて楽しい。
目のシールは4種類。2つ選ぶことになりますがこれだともう1個目の部品が欲しいですね。
このシリーズはクロスシルエットとSDの頭身違いのフレームが存在します。今回はクロスシルエットで組み立てます。(あとでSDにも組み替えられますが本記事では割愛)
基本は説明書通りに作っていきますが、ツノなどわかりやすいパーツもついでに切り離していきます。
これがビルドメタバース放送時に界隈で話題になった胸パーツ。バストパーツと表現しても良いのか。盛る人は盛るんでしょうね。
胸鎧の下部分もどことなくスペースが空いているのはデザイン上、「偶然」なだけ……ですよね?
SDガンダムでこう……なんというか…セクシャルな部分で話題が出てくるとは思わなかったですね。
え?コミック版の『BB戦士三国伝』? 呂布? 貂蝉……? なんの話をしているんだい?
この腰のフレームにあたるクリアーパーツなんですが……これって……。私は「ガンプラ」を作っているんだよね……? このキット、対象年齢は大丈夫なのか……?
クロスシルエットフレームなのでSDガンダムながら「太もも」部分がありますね。太もも部分は本キット独自デザインのパーツです(これまたなんというか……)。後で触れますがこの部分や他パーツの網網部分も塗ってあげるとだいぶ見た目が変わると思います。
腕パーツもクロスシルエットだと肘関節が曲がります。隣にSDフレームも並べてみましたが腕の長さが違います。
面白いなと思ったのが兜の角パーツ。ピン留めではなく、上からスライドして差し込んでいくという組み方です。
これならかっちりハマりますし、ポロリと取れることもないですね。
組み立て自体はそこまでパーツ数も多いわけではないのでサクサク組み上がります。
完成!!
組み立てたものがこちら。あとで部分塗装をするつもりなので緩めに組みつつ目のシールのみ貼ってあります。見ての通りシールを貼らないと金色はだいぶ足りていません。(配色だけ見るとザンスパインがモチーフかな?と思ってしまう)
足首が動くので接地性は悪くありませんが、マフラーで支えないと倒れます。SDフレームに組み替えた場合は背中のクナイで支えることになるでしょう。
さすがクロスシルエットフレーム採用ガンプラなこともあり、SDガンダムにしてはよく動きます。
あ、そういえば上の画像で持っている刀はランナーの枠にうまく擬態していて、危うくランナーごと捨てるところでした。武器持たせる時に「あれ? 刀は?」ってなって気付くという……。
ポーズも決まりますね。このシールド兼手裏剣はカッコイイ。
そういえばガンダムではありませんが「サークルザンバー」なんて武器を持った方に似ていますね。
とはいえ、SDガンダムかつデザインの関係から各パーツ類が干渉します。特に背中の武器、髪パーツ、は首を回す際に干渉するのでいちいち避ける必要があります。
本体自体はだいぶスッキリしていて極端に可動を妨げるパーツは少ないんですけどね。強いて言えばマフラーか。
ハンドパーツは左右ともに独自のポーズを取らせたデザイン。通常の握り手などが付いていないので気になる人は気になるかも。これは他キットから持ってきて対処ですね。
このシリーズ全般に言えることですが「ゴム製のポリキャップ」は使っていないので関節の緩さや外れやすさは個体差でしょうが気になる部分です。私の場合は股関節が外れやすいです。商品紹介や作中でもレジェンドBB戦士とのミキシングが紹介されていますが、組み換え遊びをした後にジョイントが緩々になる可能性はありそうです。個体差もあると思うので場合によっては軸を太らせるなどの加工が必要になるかもしれません。
手を加えたい箇所
手を加えると言っても部分塗装の話です。以前に作ったスペリオルストライクフリーダムドラゴン(長い……)のように全塗装するつもりはないのですが、組んでいて「ここは手を加えたい」という箇所はチラホラと見つかりました。まずは先ほども触れた金色は全部しっかりと塗りたいところです。シールはありますが、腕と背中の武装をはじめ細々と足りていません。こちらはスペリオルストラ……(以下略)の時に使ったシタデルカラーのゴールドで塗るつもりです。
組み立て時にも触れた太ももや脛部分の網網部分も胸部パーツ合わせで色を塗ると見栄えが変わると思います。欲を言えば色味の統一ということで胸部パーツなども塗るのが理想的。手間と言えば手間。
同じく黒色部分で絶対に塗るべき箇所は「まつ毛」ですね。目尻のまつ毛は白の顔パーツにモールドが入っているのでここを塗るだけでもパッケージ同様の可愛らしい女の子になります。
あと、フェイスラインも若干気になると言えば気になるのですが、パテを盛るとかの話になるのでそちらは放置。
そのほか、具体的にどうしようか悩むところですが兜の額部分のクリアパーツ。下地のパープルパーツで色が変わってしまっているのが個人的に気になります。クリアーパーツの下からシルバーで塗れば幾分良くなるかな? でも、それをやるとマフラーなどの他のクリアパーツとの統一性がなくなるか。
本キットは金色と黒色(スミ入れ含む)を補うだけでだいぶ見栄えが変わると思うので、余裕があればそこだけでも塗ってあげると良いでしょう。幸いなことにパープルを補う必要はないので部分塗装するにしてもだいぶ難易度は低い方です。(はるか昔にガンダムエピオン組んだ時は本当に困った記憶)
可愛くて、カッコよくて、遊べるキット!!
SDガンダムながら素組みでも見栄えが良くて楽しく遊べるキットだと思います。見栄えに関しては部品の色分けもさることながら、ピンクのクリアーパーツが採用されていることから華やかさがあります。ポージングもデザイン上、やむを得ずパーツが干渉する箇所がありますが、クロスシルエットシリーズの強みを活かした可動域が設けられているので表現の幅も広がります。また、他のキットともミキシングできるなどSDガンダムらしい「遊べるキット」として完成されていると思いました。