Macにも対応している読み上げソフト「VOICE PEAK(ボイスピーク)」を導入しました!!

 前から検討していた読み上げソフト「VOICEPEAK(ボイスピーク)」を導入しました。Macの場合はこれといった読み上げソフトの選択肢が無い状況でしたが、3月に「VOICEPEAK」がリリースされたことで光明が指しました。導入までの経緯や使用感などを以下に書いていきますが非常にオススメできる読み上げソフトだと思います。Macで読み上げソフトを探している人は真っ先に候補に入れるべきソフトでしょう。

チュートリアル達成で25%オフクーポンが入手可能なので税込11,850円で購入可能です。

VOICEPEAKとは?

概要は上の動画を見ていただくのが一番わかりやすいと思います。最新のAI音声合成技術を駆使して手軽に入力したテキストの読み上げが可能です。主な機能としては入力したテキストの読み上げ、音声合成、イントネーション調整などがあります。また、喜怒哀楽のプリセットが用意されていますが、ファイル全体でも1文ずつ個別でも適用できるのでここを調整するだけでもクオリティーの高い読み上げ音声が作れます。

 実際にテキストを打ち込んで読ませたのが上の動画。こんな感じで入力するかテキストを貼り付けるだけです。

 次項の「メリット」に含めても良いと思いますが、文章を打った後に校正もかねて読み上げてもらうという使い方も便利です。実際に読み上げてもらうことで文章のおかしな部分や誤字脱字にも気付けるなど活用の幅は広いです。

個人的に思うVOICEPEAKのメリット

 VOICEPEAKの凄いところはこの一つのアプリで「女性3名・男性3名・女の子の7名分の声が使える」という点です。例えばVOCALOIDなどは1つのソフトで一人分のボイスという構成がほとんどです。VOICEPEAK自体はそこまで安いとは言えませんが7名分の声が使用可能ということを鑑みればコスパは抜群です。さらに男性ボイスも用意されているので汎用性が高いと言えます。

 さらに「商用利用可能」な点も注目すべきメリットと言えます。他の音声読み上げソフトだと「商用利用の場合は別途ライセンス料が必要」というソフトも存在します。商用使用も絡んだ規約はなかなか厄介なものです。商用利用するつもりがなくても意図せず動画を流す場所や場面によって規約に引っかかってしまうというケースも発生するでしょう。特に公的な場面でも使用する場合は権利関係の侵害は自他共に大きなリスクとなります。これらのことを考えながら動画編集するのは非常にストレスです。

 そのような使用場面の制約を気にせずに使用できるのもVOICEPEAKを導入するに十分なメリットであり魅力だと言えるでしょう。

Macユーザーには読み上げソフトの選択肢がほとんど無い状況

 私はたまにYouTubeにサイクリング動画などを投稿していますが以前から「ゆっくり音声」や「VOCALOID」のようなナレーションを入れたいと思っていました。ナレーションがあった方が視聴される方に対して親切だと思ったからです。これは自分自身、他の投稿者の動画を見ていてもそう感じた次第。(ちなみに地声という選択肢は無しです)

 ところがいざ読み上げソフト導入を考えた時にMac環境だと先に触れた「ゆっくりムービーメーカー」などゆっくり音声系や「VOCALOID」は対応していません。Macで使用可能なソフトの情報をググっても「MacにBootCampやパラレルでWindowsを導入する」という方法しか出てきません。現実的な選択肢としては「音読さん」を使うくらいしか方法がありませんでした。

*私のリサーチが甘い可能性があるので他にも良い選択肢があると思います。

 以上の経緯から音読さんでナレーションを入れることもありました。しかし、音声書き出しまでの作業がやや煩雑だったことやイントネーション、声の種類で不満がありました。特に煩雑に感じた音声出力作業は10分程度の動画でも非常に時間と手間がかかり後述のVOICEPEAKでの出力作業がすごく簡単に感じます。そのため最近はほぼ使用していませんでした。

 以上のようにMac環境での読み上げソフトのラインナップはほぼ音読さんのみという状況でしたがVOICEPEAKの登場で大きく前進したわけです。

実際に動画作成時使用してみた

 実際に作りかけの動画にVOICEPEAKでナレーションを作成して完成させたいと思います。動画の字幕のために作ったテキストを準備。音読さんでは字幕スライドごとに「テキスト貼り付けて読ませて保存」を繰り返しました。この作業がものすごく手間でした。一度に全部貼り付けて読ませると修正が大変になるのでこの方法しかなかったのです。

 VOICEPEAKではテキストのインポートができるので作成したテキストファイルを読ませます。改行・タブ・スペースでブロック区切りを指定できるので全部繋がってしまうということはありません。今回は改行でブロック分けしています。

 VOICEPEAKのテキスト読み上げ精度は非常に高いと思います。ただ、それでも固有名詞を中心にうまく読めないものはあります。その都度直すのも手間なのでよく使う固有名詞や単語は「辞書登録機能」で登録してしまった方が良いでしょう。

 イントネーション調整はどれだけ時間があるかによりますが全部やるとキリがないのである程度割り切ります。基本的には固有名詞の読み間違いの修正に留めています。

 そのまま読ませると無機質な棒読み感満載なので上部ツールバーの「顔アイコン」からファイル全体の喜怒哀楽プリセットを設定しています。これを設定するだけでもガラリと印象が変わります。設定は特に固定していませんが「幸せ30%・楽しさ40%」くらいで設定しています。そして、個別に感情を強調したいセリフ(ブロック)があればブロックごとに喜怒哀楽プリセットで個別設定しています。

 試しに「幸せ・楽しさ」を80%程度にして喋らせましたが薬か何かが決まってしまったような危ないテンションになってしまいました。やり過ぎはダメですね……。

 一通り調整が終わった後は書き出し作業をすれば音声データの出力は完了です。ブロックごとに分かれていた方が使いやすいので「ブロックごとに分割して保存」にチェックを入れます。命名規則も指定できます。

 出力したボイスデータを動画編集ソフトで配置・調整すればナレーションしてくれます。

 完成した動画がこちら。まだ調整の余地もありますがそこまで設定をいじらなくてもそれなりに整ったものができます。特に喜怒哀楽プリセットの存在が非常にありがたいです。個別に設定する時間がない時でもファイル全体に設定するだけで雲泥の差です。Macの読み上げ機能や音読さんではできない感情表現ができるので「いかにも機械が喋っている感」を軽減できます。

 さらにいくつか実際にYouTubeに上げたものです。長めの動画だとナレーションがあるだけでも観てくれる人には親切だと思います。

Macユーザーにもオススメの使いやすくコスパ抜群の読み上げソフト

 VOICEPEAKでナレーションを付けてみましたが従来の方法よりも簡単にできて感動しました。もちろんゆっくりムービーメーカーと比べると字幕スライドは別途準備が必要など手間はあります。しかし、使い方はとてもわかりやすいので使う人を選ばず、楽しく編集作業ができると思います。また、Macの読み上げ機能や音読さんだとどうしても「声の固さ」、「無機質さ」を感じていたのですがそれが大幅に改善することができました。

 もうMacでは「ゆっくり音声」や「VOCALOID」のようなナレーションは無理だと思っていたのでVOICEPEAKが発売されて非常に助かりました。私のようにMacユーザーで音声読み上げソフトを探している方には大変オススメできるソフトです。(Macユーザーの場合は選択肢の余地が無いだけですが………)

 記事冒頭で触れた通り「VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセット ダウンロード版」なら2022年4月30日23時50分までは「初回限定優待版」として税込15,800円です(期日以降だと税込23,800円)。さらにDLsiteで購入すると1度のみですがチュートリアル達成で25%オフクーポンが入手可能なので税込11,850円で購入可能です。ポイント還元もあるので検討されている方はお早めに導入されることをオススメします。(通常価格でも十分投資する価値はあると思います)

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