令和の新規SDガンダム大将軍キット 「SDW HEROES 天下無双大将軍」の組み立て レビュー

SDW HEROES外伝 輝羅鋼物語』の最新キット「天下無双大将軍」を無事入手しました。いまだに先月発売された「隠密エアリアル」は手に入れられていないのですが、今回は買えて本当によかった……。

 天下無双大将軍は令和に入ってから初めて発売された「大将軍」の名を冠した新規キットです(レジェンドBB戦士は除く)。先月発売された「78代目 武者頑駄無」と「隠密エアリアル」、前年の「スペリオルストライク」などに続き、「令和に復活した」要素を背負ったSDガンダムキットとも言えます。発売前からの前情報で読める部分はありますが組み立てレビューです。

大将軍だけどパーツ構成はシンプル

 開封してランナーをざっと眺めた感想は「大将軍だけど地味だな」というもの。

 平成の大将軍キットを知っている身としては綺羅鋼どころか金メッキパーツが無いのでそう感じてしまうのは無理からぬ話。せめてシリーズで採用しているクリアパーツくらいは欲しかったと思います。特に後述の胸センサーパーツ。

 華に欠ける印象はありますが、最新キットなだけあり各パーツのディティールや組み立てやすいパーツ構成は評価点。

 タッチゲート方式採用なのでキッズたちも組み立てに困らないでしょう。キッズと書きましたが購入年齢層でキッズはどの程度いるのだろう……?

 あと、ランナーを見たらメイドインチャイナでした。キットについては良いのですがシールがね……。シリーズ共通の問題で貼りにくいんですよ。

サクサク組めるよ!!

 大将軍キットですが若干パーツ数が多いだけで他のSDWシリーズのキットと組み立て難度は大差無し。部品を先にランナーから切り出してしまっても困ることはないでしょう。

 変わっている頭部のパーツ構成は変形ギミックのためですね。兜だけ外してまん丸頭の軽装タイプにはできません。

 兜とフェイス部分は隙間がほぼありません。変形時の付け外しは目のシールを傷つけないよう注意。

 脚パーツもシリーズ共通の構成。

 胴体とくっつけるとほとんど隠れてしまいます。

 ボディパーツは先述の通り胸センサー部分はクリアパーツにして欲しかったと思う部分。あと、おでこの角のセンサー(結晶鳳凰?)も。センサーはシール再現ですが「隠密エアリアル」付属の綺羅鋼パーツとの交換時にシールが剥がれそう……。

 腕パーツは部品点数が多め。設定画と色が全然足りていませんが複数色パーツなのでそこまで貧相に見えません。赤パーツは取り付け構造上ポロリしやすそう。

 本体が完成。これだけでもカッコイイ!!

 続いて武器と背面装備を組みます。モナカ分割の銃に刀を差し込んで完成。この収納と説明書記載の「信長エピオン」との組み替え遊びの関係で刀の等身は短め。

 バックパック本体にマントパーツを装着。襟がすごい立ってます……。

 翼とキャノン砲を取り付けます。キャノン砲も銃と同じくモナカ分割。合わせ目まで消して組む場合は苦労しますね。翼とキャノン砲の接続軸はボールジョイントになので、気休め程度ですが過去の大将軍キットより可動域は広め。

 完成した背面装備を本体に取り付けますが「パーツをよけながら取り付けます」と説明書に記載。頭部を一旦外してから取り付けるのが楽です。

完成!!

 組み上がった天下無双大将軍がこちら。今回も目のシールのみ貼っています。シール無しですが各パーツのディティールによって十分カッコイイです。背中の翼とキャノン、白と金の配色に背中の翼とキャノンが付くことで大将軍らしく見えます。

 元が信長エピオンなので「キレイな信長」です。ガンダムエピオンがモチーフだと悪役で禍々しいデザインばかりなので今回の大将軍デザインは新鮮ですね。

 公式ブログにシールを貼った見本が出ていますが圧倒的に色が足りていません。ただ、各パーツのディティールはしっかり彫られているので、例の如く、金色だけでもガンダムマーカーなどで塗るだけで見栄えが段違いに良くなるでしょう。ガンダムエピオン系で一番困るのは小豆色の塗料ですね。これって水性ホビーなりガンダムマーカーで売っているのかな?

 今回は他のシールは貼らず、変形させないので説明書から拝借。配色と翼のデザインから「三代目頑駄無大将軍」を意識しているのだとわかります。あと、ガンダムエピオンモチーフなので「フローズンティアドロップ」に出てくる「ガンダムエピオン パイ(白エピオン)」に見えなくも無い。

 組み立てとデザインからお察しですが稼働はほぼ死んでいます。各関節は曲がりますが、ゴテゴテの鎧パーツが干渉しまくってポーズを決めるのは厳しいですね。

 頑張れば背部キャノン砲は前方に出せます。

 銃は持ち手が長過ぎと感じましたが、この長さでないと鎧が干渉して拳パーツの穴に入りません。

 肩鎧パーツのレッド部分は予想通りポロリしやすいです。

 あと、変形させないと書きましたが正確には「変形を断念した」といったところ。肩の金パーツはレッドと違ってガッチリとはまっており取れませんでした。塗る時に困るな………。

 先月購入した「78代目 武者頑駄無」と並べてみました。個人的に評価しているのは一般キットと大将軍を同じサイズにしてくれたところ。昔の大将軍は通常キットより一回り大きかったので並べた時の違和感が半端なかったのです。(大将軍という特別キットだからという理由だったらしい)

 「78台目 武者頑駄無」との比較で肩鎧の前パーツが別パーツなので独立稼働できます。変形ギミックの都合ですが、武器を持つ場合はこれに助けられている部分はあります。

 差し色レベルで使用箇所が少ないですが、武者と比較すると暗めのレッド(小豆色)です。エピオンっぽさを残しつつも大将軍の高貴さを演出するのに一役買っているのでしょう。そう考えるとよくぞここまでガンダムエピオンを大将軍デザインに落とし込んだものだと感心します。

 武者の綺羅鋼の刀を持たせてみましたがこれもカッコイイ!! 鎧と翼でボリュームがあるので刀もそれなりに長い方が様になります。

今後のシリーズ展開は……?

 以上、簡単ですが天下無双大将軍の組み立てとレビューでした。大将軍キットにしてはメッキパーツ無しで地味に感じましたが、組みやすいパーツ構成、ディティール、可動域などは最新キット

 公式サイトや説明書でも触れていますが、他キットとの組み替え遊びこそ本シリーズの主眼とする部分でもあり、華に欠けると言った部分も他から持ってきて補ってくださいということなのでしょう。

 さて、『SDW HEROES外伝 輝羅鋼物語』は最近公開された公式サイトのコミックで早すぎる最終回を迎えました。本キットがラインナップ上の最終キットということになりますが今後の展開はどうなるのでしょうか? 別ストーリーでもなんでも良いのでSDW HEROESのシリーズ展開が続いてほしいと願うばかりです。