BEYOND TOFU 「うにのようなビヨンドとうふ」を実食レビュー

 相模屋が展開しているBEYOND TOFUブランドから「うにのようなビヨンドとうふ(税別198円)」が出ていたので購入してみました。相模屋はこれまでにも従来の豆腐製品の枠に捉われない斬新な商品を出しているので以前から色々購入しています。過去にも「ビヨンドとうふバー」という商品でも記事を書いています。あの「とうふバー」は評価の分かれる味だったようですが今回はどうなるのか楽しみです。

結論:まさに「ウニのような味わい」

 先に結論ですが商品名通りの「ウニのような味わい」です。もっと厳密に表現すると「確かにウニではないけどウニのような味わい」。後述しますがペーストっぽい質感なので舌触りはねっとりとしてクリーミィーです。また、ウニの原材料に使用されている魚介由来によると思われる「潮の香り」もちゃんと表現されています。パッケージに記載のあった「ワサビ醤油」で頂きましたがクリーミィーな舌触りと合わせてまさに「ウニのような」味わいです。あらかじめ豆腐とわかっていて食べていますが某芸能人格付けチェックのように目隠ししたら間違えそうです。これもパッケージに記載されていますが酢飯と海苔を組み合わせたり、出汁で割って調理などされたらおそらく判別不可です。総じてビヨンドとうふの特徴と「ウニ」と聞いて想起される要素がうまく噛み合った製品なのだと思います。

パッケージ・原材料・見た目など

 画像と一緒にデカデカと「うに」と書かれていてとてもわかりやすいパッケージです。シンプルでありながらお店で探しやすいです。シンプルにするにしてもこういうのが良いのです。どこぞの某コンビニエンスストアにも見習ってもらいたいものです。

 パッケージ裏には食べ方の一例が載っています。結論部分で触れましたが本当にウニのような味わいでペースト状になっているので「和の調味料」として使用しやすいのだろうなと思います。出し汁などと割って汁物にしたりソースにするなど料理人の発想次第で活用の幅は広がりそうです。

 原材料はこちら。うに用調味液に「うにピューレ」が入っているのでうに感があるのは納得。その他に目に着いたのは「魚醤」や「おきあみペースト」。これらが潮の香りなど海産物っぽさを出す役目を買っているのでしょうか。「おきあみ」と聞くとだいぶ前のアニメですが『アルドノア・ゼロ』を思い出します。

 パッケージ開けると色も相まってプリンのようです。冷蔵庫内でプリンと一緒に保存したら間違えそうです。

 お皿に開けてみましたがますますプリンっぽい。

 先述の通りワサビ醤油で頂きましたが醤油をかけるとカラメルソースみたいです。 

販路を頑張って欲しいけど今後も期待したい豆腐ブランド

 久々に相模屋のビヨンド豆腐シリーズの新製品を頂きましたがただのネタ製品でないところに感服します。今までの製品含めしっかり美味しいのです。今回の「ウニのようなビヨンドとうふ」もそのままワサビ醤油でも頂いても美味しいのですが、出し汁で割ったり他の食材に添えるなど「和の調味料」としても使えるでしょう。

 商品の味とは関係ありませんが一点残念に思えたのが公式サイトに記載がある「東日本限定」というところ。これだけハイクオリティで面白い商品なのでちょっと残念と言いますかもったいないなと思いました。これに限らずビヨンドとうふ系は販路による入手性が良くないかなというのが正直な感想。地域や周辺のお店事情で入手しにくいケースもありますがお店で見かけた際はぜひとも試して欲しい逸品です。