松本市の「氷彫フェスティバル2022」(前編)

  • 2022年1月22日
  • 2022年1月23日
  • 旅行

 松本市では現在、彫刻を制作して展示するイベント氷彫フェスティバル2022」が開催中です。新型コロナ対策もあるのか展示場所が分散しています。このイベント自体は32回目らしいですが例に漏れず感染症の影響で2年ぶりの実施とのこと。

 昼間に各展示を見てきたのですがチャンピオンシップなるものが22日17時〜23日5時に制作、15時まで展示という形で行われるとのこと。松本城含め夜間に再度訪問してみました。

 松本城に来ました。すでに氷彫の制作が始まっていました。

 松本城入口近くには松本蟻ヶ崎高等学校の書道部の作品も設置されていました。

 このチャンピオンシップは各チームが参加して作品を競うコンクール形式らしいです。

 氷の塊を積み上げて電動ノコギリなどでガリガリ削っています。

 こちらは本イベントの顔になるような氷彫でしょうか。横に長いので画角に収めるのが大変。そして、すぐ横で「心臓移植のための募金活動」も大々的に行われていました。

 個人的には来場者が氷彫の周りでワイワイ写真などを撮っている横で「お力をお貸しください!!」と必死で訴える声が響いている絵面が非常にアンマッチでシュール。必死な呼びかけをスルーする感じで氷彫を楽しんでいる場面が何と言いますか嫌な表現ですが「サイコかな?」って思わせるくらいには違和感。善悪ではなくこういう感じになるのは主催者側は認識していたのか謎。自分含め募金箱にお金を入れていく人は多くいたので結果オーライなのかもしれません。

*気に障る表現かもしれませんが素直にそう感じたという話です。

 話が逸れましたがさらに別の作品。氷の中にお花などを入れると彩りもありきれいです。

 通路脇の氷塊もお花が封入されています。こういうのも良いですね。

 再度、制作現場を見ると先程の氷柱から削り出され作品になるものが姿を現しています。あの氷塊から繊細な形状が削り出されるのはただただ感嘆。これは完成した作品を明日見に来ないといけないですね。

 松本城を後にして昼間に回った各展示もライトアップされているので見に行くことにしました。

 四柱神社横の広場。

こちらはパルコ横、献血センター前の公園。

 記事冒頭の昼間の時とはガラリと印象が変わります。

こちらは中町通にある「蔵シック館」前の氷彫。

 昼間はお日様が照りつけていたのですが夕方から気温が下がったことで写真のように再凍結した様子が伺えます。気温が低いとはいえ作品の寿命は長くなさそうです。氷彫フェス自体も短いと感じますが氷彫の寿命と感染症対策を考えるとこれが落とし所なのかもしれません。それまでのイベントはどうだったか知りませんが。

 感染症再拡大期に入ってしまっているので本イベントについては滑りこみで開催できたのは幸いだったと言えるでしょう。こういったイベントが真っ先に中止など犠牲になるので早く流行が落ち着いてくれることを願うばかりです。

 最後にこちら中町通前にある「パントリーマルナカ」で買ってきた「とらじろう」なるパン。店舗窓からこのイエローが目について買ってしまった。中はチョコクリームが入ったパンで美味しかったです。

→後編(翌日)に続く