紫外線対策にサングラスは必須アイテム 【サングラスの効果と選ぶ際の注意点】

 7月に入り梅雨明けはまだですが本格的な夏に突入していきます。そうなると紫外線対策がこれまで以上に必要となります。以前にもオーバーサングラスを使用しているという記事を上げましたが紫外線の強い時期はサングラスが必須アイテムと言えます。

*実際は季節に関係なく紫外線対策が必要ですが。

サングラスの効果

 サングラスは単純に眩しさ対策以上に「紫外線対策」「眼の保護」の観点で非常に有用なアイテムです。外で活動する上で紫外線、砂埃、風、虫、飛び石(特に自転車)などから剥き出しの臓器でもある眼をガードするためには必須アイテムです。登山や自転車をやっている方にはわかるかと思いますがヘルメットと同じくらい需要なアイテムではないでしょうか。サングラスもアンダーウェアと同じく「身体に直に接するアイテム」なので安全や快適性のために多少はこだわって選択・装備すべきだと思います。

 私の場合は紫外線対策やアクティビティ時の眼の保護もありますがそれ以上に「眩しさ対策」の意味合いも強いです。元々、片頭痛持ちなのですが「強い光」で頭痛を誘発するケースがあります。そのため夏場は特にサングラスをかけて対策しないと後で辛くなります。昔から朝日など強い光や眩しさが苦手で光に対する耐性もそんなに強くないようです。ちゃんと色を確認したい時などは不都合がありますが薄い色でもサングラスをかけておくだけで眼の負担が大きく変わってきます。オーバーグラスは付け外ししやすいようにネックストラップを付けています。

「紫外線透過率」と「可視光線透過率」は別物

 ここからは眼科やショップで伺った話でよくある勘違いとしてレンズの色と紫外線対策は関係ありません。紫外線対策であれば「紫外線透過率」を確認します。レンズのカラーに関係する濃さ・暗さは「可視光線透過率」というものになります。

 参考までに私が使用しているタレックスのオーバーグラスは「UV400プロテクション(紫外線カット99%以上)」、「可視光線透過率30%」となっています。他にもローディー御用達?なオークリーの「ジョウブレイカー」は「紫外線カット99%以上)」、「可視光線透過率20%」のようです。紫外線カット率が高いものは値段も高くなる傾向ですが「紫外線カット99%」が選ぶ目安と言えます。ただ、メガネショップで伺った話ですが昨今UVカット機能が無いサングラスというものは存在しないようなので安いサングラスでも大なり小なりUVカット機能は付いていると思われます。

レンズカラーで見え方が変わる

 サングラスのレンズカラーはグレー、ブルー、オレンジ、ピンクなど種類がありますがカラーによって見え方が変わります。景色を自然な色調で見たければグレー、屋外スポーツや曇り空の気候ならオレンジ、コントラストを付けたければブラウンなどカラー選択で得られる効果も異なります。それぞれ見え方や使用場面によっての向き不向きがあるのでショップに相談して決めた方が良いでしょう。

 レンズカラーについては「濃い色」はお勧めしないそうです。色が濃くて暗すぎるレンズだと瞳孔が大きく開くことになり紫外線を目一杯取り込んでしまうのだとか。あとは単純に視認性の低下を招くという問題があります。さらに言えば車の運転などは安全に関わってくるのでちゃんとしたショップに相談して購入すべきでしょう。色付きだと不都合と言うことであればクリアレンズにした方が無難です。

 どうしても目元を隠したい場合は薄い色にミラー加工を施すのも手だと思います。自分のタレックスがまさにそういう加工をしています。

 調光レンズ・偏光レンズも効果あり

 値段が高くなりますが紫外線量に応じてレンズカラーの濃さが変わる「調光レンズ」や眩しさを抑える「偏光膜フィルター」が挟み込まれている「偏光レンズ」というものもあります。調光レンズは気候やレンズの種類によって色の変化スピードや濃さが変わり、変更レンズもスマホなど液晶が見辛くなるなどデメリットもあるので自分の使用場面やお財布と相談して検討されることをオススメします。

メガネの人は度付きサングラスかオーバーグラス

 普段から眼鏡を使用している方は「度付きサングラス」「オーバーサングラス」の選択肢になると思います。コンタクトレンズが使えるなら普通のサングラスも使用できますね。私はコンタクトレンズが合わず使えない手です・・・。

 一番スッキリしていて機能性があるのは度付きのサングラス。ただしサングラスが不要な場面で眼鏡をかけかえる必要があります。値段も一昔前の眼鏡と同じくらいの水準に跳ね上がるのでオススメしにくいものがあります。

 対するオーバーサングラスはある程度ラフに扱えて失敗してもお財布的にダメージが少ないの利点と言えます。値段は5000円以下ものから2万円前後と価格幅もありますが度付きサングラスよりは安いです。

 欠点としては普段かけている眼鏡にサングラスの重量が上乗せされるので長時間かけていると重さで疲れるということでしょうか。また、眼鏡のフレームサイズ・形状によってサングラスが被せられないこともあるのでその辺りも注意点と言えます。

 私はタレックスのオーバーグラスとSWANSの度付きサングラスを所有していますが行き先によって使い分けています。終日、自転車に乗りっぱなしなどアクティビティ中心なら度付きサングラス、お店など屋内施設に立ち寄る機会が多ければオーバーサングラスといった具合です。そのためオーバーサングラスの使用機会の方が多いです。(コンタクトレンズは合わなくて使っていないです。)

サングラスは日焼け止めと同じレベルで持っていて良いアイテム

 簡単にですがサングラスの必要性と選ぶ注意点に触れてみました。日焼け止めと同じ話になりますが昨今の気候を鑑みると季節や年齢・性別問わず紫外線対策は必須です。肌のシミなど美容面以外にも皮膚病や眼病予防など「健康」面でもサングラスは持っていて良いアイテムだと思います。