オフロード車の試乗祭!! BIKLORE(バイクロア)に行ってきました!!

 BIKLORE(バイクロア)というサイクル・アウトドアイベントが埼玉の秋ヶ瀬公園で行われていたので行ってきました。

 バイクロアは「自転車関係・アウトドアの文化祭」のようなイベントです。レースも行われていましたが、自転車やオプション関係含めて「競技性」よりも「自転車を楽しむ」というところにフォーカスしているように感じました。つまりは「ゆるく自転車を楽しみたい!!」という人にはうってつけのイベントと言えます。

 何年か前から行ってみたいと思いつつタイミングが合わず今回ようやく行くことができました。2日目の日曜日ということもあり多少混雑していました。前日は雨だったのでその反動もあるのかもしれません。

 ちなみに今回イベント全体を見つつオフロード自転車の試乗が目的です。レースが行われていましたがそっちのけでPep cyclesSURLYAllCityを中心に試乗ばかりしていました。

 試乗ではオフロード系を中心に乗りました(それしかいない)。試乗コースも土と落ち葉がメインのオフロードコースです。

 また、許可を取った上でアクションカムを取り付けて試乗しました。体感として各モデルで走りの違いがはっきりと出ていましたが動画では振動など違いが表れるものなのか・・・? 動画の方は後日確認してアップできればと思います。

*追記:動画を確認したらガタガタ揺れまくって見ているだけで酔いました・・・。アップはしません。するにしても編集しまくってからでないと危険。

 たくさん試乗しましたが主だったものを以下に紹介しようと思います。

Pep cycles

 Pep cyclesさんのモデルは一般完成車からフルカスタムモデルまでいくつか種類が用意されていました。

 こちらのサスペンション付きフロントフォークを備えたモデルはグラベルロードバイクとマウンテンバイクの中間という走りでした。平坦だとわかりにくいですが下り坂やゴツゴツした石・木の根の段差を走る際にはサスペンションがしっっかり仕事をしてくれます。このあたりは次のピンクの標準仕様に乗ってよくわかりました。また、見た目に反して車体重量は軽いと思います。あくまで持った感覚ですが「RENEGADE S2」と同じかそれより軽いかもしれないです。お話によると標準フロントフォークが重いそうなのでこのモデルのようにフォークを交換するとだいぶ変化するのかもしれません。

 ピンクの標準使用はタイヤの仕様とサスペンションの有無から今回の試乗コースを走るのはさすがに無茶でした。他のモデルほどすんなりとは行きませんでした・・・。ほかにも標準はワイヤー引きのディスクブレーキですが最初に乗ったグラベル仕様の油圧とは雲泥の差があります。今回のような悪路だとこのあたりの差が如実に現れます。

 pep cyclesさんのフレームはエンドの形状が個人的に好みです。また、明るいカラーバリエーション、グラベルロードからママチャリ仕様まで幅広く組めるところは面白いと思います。エンド部分の仕様についてもお話を伺いましたが幅広い仕様に組めることなどを重視してスルーアクスルは現状考えていないとのこと。フレームセットについては明るめのカラーも検討するかも・・・的なニュアンスでしたので期待したいところ。

SURLYとAllCity

 SURLYとAllCityの両ブランドは日本ではモトクロスインターナショナルさんの取り扱いです。こちらのブランドはYouTubeなどでよくグランピーさんが扱っていて知っていたのですが、今回初めて実物を拝むことができました。

 「GORILLA MONSOON」(すごい名前・・・)は650bホイールにブロックパターンタイヤ、ドロッパーシートポストというpep cyclesさんのグラベル仕様とはまた一味違った構成。

 ドロッパーシートポストは初めて使いましたが有れば降りのダートを走る時の安心材料になりそうです。

 そのほかにこのモデルはフロントフォークのデザインが好きです。

 SURLYのファットバイク「ICE CREAM TRUCK」。漕ぎ出しての感想は「反則的な乗り心地の良さ」

 サスペンションはついていませんがボリュームのあるタイヤで石などの段差をものともせずボヨンボヨン進みます。タイヤの径が大きいこととギア比の関係から平坦ならそれなりの速度で走れます(さすがに坂道は辛そう)。どうしてもハンドル幅の関係など取り回しに難がありますがダート区間を攻めるならこれ以上の選択肢はないと思います。ダート区間へのアクセスが良好な場所に引っ越したら間違いなく手元に欲しいです。

 とは言え実際の運用を考えるとの「KARATE MONKEY」方が汎用性があって使いやすいのかな?

 「MIDNIGHT SPECIAL」、「KARATE MONKEY」、「KRAMPUS」などなど乗りましたがどのモデルも「走っていて楽しい」と感じるものばかりでした。

 そのほか今回のように短い時間で色々乗り比べたから気付けたと言えますが、GRXのブラケットの握った時の「フィット感」は抜きん出ていること、コンポの「変速のスムーズさ」や「ブレーキの効き具合」の差を改めて感じました。

 試乗以外にも出展ブースを見て回り気になるものを調達したりおいしいものを食べたりなどしました。チキンコンフィが美味しかったです!!

 今回はオフロードメインで好き放題試乗して各ジャンル・モデルの違いを奥深さを知ることができました。ただ、アイスクリームトラックに乗ったあたりから「沼に沈んでいるだけでは?」とも思ったり・・・。

余談:欲しいモデルは今のうちに買うべき?

 いくつかのブースを回っていてよく聞いたのが「興味があれば今のうちに買っておいた方が良いです」、「新型コロナの影響で次の供給がどうなるかわかりません」、「すでに次がいつになるか不明です」というもの。

 共通している部分を挙げると「ロックダウンになっている国や地域があり工場稼働率が低く生産が不安定」、「パーツの供給が遅れている」、「フレーム素材の金属自体の調達が難しくなっている」、「次年度からは材料費の関係で値上げは確実」というところでした。

 日本国内の状況だけ見てもすぐに何とかなるものではないので今年のモデルで気に入ったのがあれば買ってしまうという選択肢は有りなのかもしれません。