「オーバーサングラス」という選択肢

 サイクリングやトレッキングなど屋外活動用としてTAREXの「オリジナルオーバーグラス EM6-D0302」という「オーバーサングラス」を購入しました。

 屋外スポーツにおいて「サングラス」は単純に眩しさを軽減するだけにとどまらず、目を物理的に保護したり紫外線を防いだりと安全上欠かせないアイテムです。特に紫外線は目からも入ってくるので私のようにサイクリングやトレッキングでは必須アイテムになります。ただし、私は強度近視なのでそのまま使えません。私のように視力補正が必要な場合は選択肢は主に3つです。

1.コンタクトレンズ+サングラス

2.「度付きサングラス」の導入

3.メガネの上からかける「オーバーサングラス」の導入

1の「コンタクトレンズ+サングラス」が本来無難と言えますがコンタクトレンズは目の乾燥が気になることと個人的に目に物を入れるのが慣れなかったということがあり除外しています。また、いずれにしても予備でメガネを携行する必要はあるのでコストと手間が増えることになります。

 そのため「オーバーサングラス」「度付きサングラス」を場面に応じて使用して対応しています。今回取り上げる「オーバーサングラス」はメガネの上から被せるようにかけて使用するサングラスです。サングラスを付け外しするだけなので度付きサングラスより導入コストが抑えられ取り回しは良くなります。また、度付きレンズと異なり「度数の変化により使用できなくなるリスク」が回避できます。

 オーバーサングラスは今までAXE「オーバー偏光サングラスG605P」を使用してきました。必要な機能を備えつつ価格も安いので最初に試しやすい製品です。ただ、経年によるガタが出ており元々やわなプラ製フレームが携行時にたわんでレンズがカポッと外れたこともありました。他にもメガネの上にかけるのでサングラスの中にメガネが見えて珍妙な見た目になったりサイズの大きさも気になるところでした。買い替え時だったわけですがそれらの問題点も踏まえつつTAREXのオーバーサングラスに新調してみたわけです。

 TAREXの「オリジナルオーバーグラス EM6-D0302」は取扱店舗が限られます。今回はスポーツ用サングラス界で有名なオードビーさんで購入しました。TAREXレンズはオーダーメイドでレンズの種類やミラー加工有無を選べます。店舗で自分の使用用途と希望を伝えた上でレンズの見え具合を試し発注しました。

 色々試した結果「トゥルービュースポーツ+シルバーミラー」の組み合わせのレンズにしました。可視光線透過率は今まで使用していたものとほぼ同等の30%で暗すぎず使いやすい透過率です。この「トゥルービュースポーツ」はコントラストを強めに補正できるので植物が生茂るエリアでも視認性向上が期待できます。シルバーミラー加工はサングラスの中にメガネが見える珍妙な見た目を軽減するために追加しました。

 気になるお値段ですが本体19,800円+ミラー加工4,400円の計24,200円とオーバーサングラスにしてはお高い金額になりました。

 今まで使用していたAXEと比較するとボリュームダウン。重さについてはTALEX31g、AXE34gとわずかにTALEXが軽いですが誤差の範囲です。

 並べてみるとシルバーミラーの反射率の高さがよく分かります。(自分が映り込まないように撮影に四苦八苦・・・)

 フレームサイズがコンパクトになった分、メガネのサイズにも制約があるので実際にメガネ屋さんで試着してから買うことをオススメします。私の手持ちのメガネでフレームが一番大きめのものでギリギリでした。

 今回のTAREXのオーバーサングラスは値段が高い方ですがレンズがオーダーメイド可能で色々とサンプルレンズで見え方を試したり相談できるので買い物としては失敗しないと思います。別記事で扱いますが度付きサングラスを購入した経験も踏まえると度数の変化やコストなどトータルで考えて安い買い物ではないでしょうか。