JAMIS(ジェイミス) RENEGADE S2 (レネゲードS2)納車とファーストインプレッション!!

 JAMIS(ジェイミス)の「RENEGADE S2(レネゲードS2)」を納車しました。1月から2月の納車予定だったのですが新型コロナウイルスの影響で延び延びという事態でした・・・。

 以前に試乗した時の内容と被る部分がありますが本体や舗装路を走った感触等を綴りたいと思います。

 RENEGADEシリーズ「アドベンチャーバイク」とカテゴライズされている自転車で私が購入したのはRENEGADEシリーズの「S2」。スチールモデルのセカンドグレードモデルという意味です。昨年モデルよりもモデル名がわかりやすくなりました。スチールとありますがフレーム素材は「レイノルズ623」というマンガンモリブデンを多く含んだ素材です。正確に言えば「クロモリ」ではなく「マンモリ」ということになります。

 RENEGADE S2の大まかな特徴は下記の通り。

・レイノルズ631フレーム(フロントフォークはカーボン)

・GRX RX810とRX600のミックスコンポ構成

・フロントシングル

・タイヤ700×40C

・油圧式ディスクブレーキ採用

RENEGADE S2を選んだ理由

 S2を選んだのは単純に「スペック」・「価格差」・「カラーリング・デザイン」です。

 予算としてS1のような30万円以上は出せません。特にグラベル用途だと車体のキズなどは避けられません。舗装路メインのロードバイクより痛みが激しくなることは容易に想像できます。それを考えると「高すぎるモデル」はお財布と精神的なダメージの面で躊躇します。スチール系フレームを選んだのはKONA ROVE STと同じ理由です。個人的にグラベル用途でメインフレームがカーボンというのは考えられないです。

 個人的にはS2も充分高いと思うのですが後述のフレーム形状やコンポ周りの仕様から目を瞑りました。単純なコスパで言えばS3が妥当です。

レイノルズ631フレーム

 私には正直なところ一般的なクロモリバデットとレイノルズ631の違いはほとんど感じられません。この辺りの違いを知りたい方には申し訳ないのですがホビーライダーの限界です。もう少し乗り込むと違いがわかってくるのかもしれません。

 とはいえフレームもS2を選んだ理由の一つです。特にこの特徴的なリアエンド形状です。衝撃をいなすための形状らしいのですがこういう細かい部分がS2を選んだ理由でもあります。

 一方のS3はこんな感じ。前年モデルはリアがクイックリリースでしたがS3でスルーアクスル化しました。S3のリアエンド形状はその流れの産物だと思うのですがS2のフレームの完成度と比較すると個人的にどうしても大きな差を感じてしまいますが、このあたりは完全に好みの問題です。

フロントフォークはカーボン

 JAMISのRENEGADEシリーズはフロントフォークはカーボンです。対衝撃性で有効なのは間違いないと思いますがミニベロと異なりロードバイクサイズだとその違いを大きく感じられるかというと微妙なところ。例えばROVE STはフォーク含めて「フルクロモリ」ですがそれによって何か大きな差異を感じるかと言えばそんなことはありません。耐衝撃性に関してはフレーム材質よりも「タイヤ」と「ホイール径」の方が影響度は大きいと言えます。

 前年モデルとの違いとしてフレームのダボ穴(アイレット)が増えています。カーゴケージ取り付けを意識した変更だと思います。ダウンチューブもダボ穴が3つになっているのでボトルラックなど取り付け位置を変えることができます。

 トップチューブにもダボ穴が追加されているのでトップチューブバッグの固定など活かせる場面は多いと思います。ちなみにダボ穴のキャップが気付いたら無くなっていました・・・。乗り降りの際に引っかけて脱落したのかもしれないです。

ギア比

 S2は「グラベル専用」シマノGRXコンポを採用しています。S2についてはRX810とRX600のミックスコンポ構成。ギア構成は「フロント40T×リア11-42T」というROVE ST同様のグラベルロード的ギア比です。高速域は望めませんが大量の荷物を積載しても坂道を含めて走破性は期待できます。

 リアディレイラーにはグレーの「スタビライザー」というレバーパーツが付いています。

 スタビライザーを手動でonのところに倒すとダート走行時のチェーン暴れを防ぐことができるということ。

 クランクセットはフロントシングルなのですっきりしたシルエットです。前年モデルの105コンポと異なり掃除がしやすい形状です。105やアルテグラのようなロードバイクコンポだとダートに突っ込んだ後の整備・掃除が大変だったので待ちに待った構成と言えます。

 フロントシングルであることについてはロードバイクでグラベル・ダートエリアを走った際に終始インナーローで走っていたことを踏まえれば問題になりません。ハンドル操作に集中せざるを得ない場面でフロント変速操作をする余裕はありません。

 グラベルロードでとにかく重要なのはスピードよりも走破性です。

タイヤ&ホイール

 タイヤは「WTB RADDLER(ラドラー)700×40 Tan Wall」でした。公式サイト記載の仕様では「Donnelly X Plor MSO Tubeless 700×40 」のはずですが違うタイヤを履いていました。帰宅後に気付いたので理由等の詳細は不明です。

 WTB RADDLERはグラベル用タイヤ「RIDDLER」をベースにして開発された新タイヤらしいです。チューブレスレディ・重さ512g・税抜価格7,800円なのだとか。

 適正空気圧は「30〜60PSI/2.1〜4.1BAR」でした。ROVE STのタイヤと比べると高めの空気圧設定です。

 私の知る範囲での比較ですが「グラベルキングSK」と比較するとSKほど路面にグニグニとグリップするような感触はありません。もう少しスリックタイヤに近い乾いた感触です。走行抵抗を軽減させたタイヤということなので触れ込み通りの感触です。

 このままでも特に問題はありませんが舗装路メインで走る場合は過剰スペックです。舗装路を走る割合が多いのであればスリックタイヤの方が走りが良くなると思います。すでに調達済みの「グラベルキング700×38C」に交換する予定です。グラベル・ダートエリアもタイヤ幅とエアボリューム次第でほとんどの場合はなんとかなります。ちなみにタイヤクリアランスは「最大700×45C」とのことです。

 ホイール径は700CなのでROVE STの650bホイールと比較するとロードバイクの走りに近づく感覚です。(*サイズ48以下は650bホイール+グラベルキング の構成)。ROVE STとはギア比が同じですがホイール径が大きいので比較すると坂道で若干ペダルが重く感じると思います。(車体重量差でプラマイ0・・・?)

油圧式ブレーキ

すでに所有しているROVE STとの比較になりますがブレーキは油圧式ディスクブレーキを採用しています。よく言われているディスクブレーキの特徴である軽いタッチでガッツリとブレーキが効きます。ダウンヒルの際はリムブレーキ感覚でレバーを握ったら絶対に危険な効き具合です。

 以前にショップの方から伺った話ですが、油圧式ディスクブレーキはレバーを引くのではなく「スイッチを押す」ような感覚で操作すると調整しやすいとのことでした。実際に言われた通りに操作したところ扱いやすくなったと思います。油圧式ディスクブレーキはリムブレーキよりもしっかりとブレーキをかけられるので握力が弱い方でも安心だと思います。ちなみにリムブレーキと異なり「パーツのグレードによる利き方の違い」は殆ど無いとのことです。違いが出るとすればパーツの重量らしいです。

重量

 下記のペダル付きで軽量したところ「10.8kg」でした。ペダルは約233gなので本体は「約10.6kg」といったところでしょうか。グラベル系のバイクでは充分軽量だと思います。S3は約11.3kgということなのでレイノルズ631フレームとGRXコンポによるものだと思われます。

*自宅の電子軽量系での計測なので誤差があると思います。

ペダル

 ペダルは付いていないので別で選ぶ必要があります。今回は三ヶ島の「Compact」ペダルにしました。ペダルについては今後の運用状況で変更するかもしれませんがビンディングペダルにすることは無いと思います。

バックミラー

 下ハンドルにキャットアイのバーエンドミラーを追加しています。ロードバイクでも同じものを装着しています。サイズの関係もあり視認性が特別良いわけではないのですが、コレが有るか無いかで安全性は段違いだと思います。後ろから迫る自動車やローディー等の状況を「振り向かずに確認できる」ので個人的には標準装備にして欲しいと思うパーツです。後ろを振り向いた際にバランスを崩したり前方の何かにぶつかったりするリスクは確実に減らせます。

ベル

 ベルは以前も紹介したknogの「Oi」を装着。とてもスマートなデザインでどの自転車の世界観も壊さないオススメのベルだと思います。

初乗りインプレッション・・・からの雨天ライド

 舗装路メインですが納車後に早速走っていたら突然雨が降ってきました・・・。いきなり雨天ライドする羽目になりましたが標準装備のWTB「 RADDLER」と油圧式ディスクブレーキのおかげで不安無く走れました。

 何回か試乗していますが改めて乗った感想としては「グラベルロード感をあまり感じさせない軽い乗り心地」です。総じて「ロードバイク寄り」だと感じました。これは車重やホイール径が影響しているのだと思います。ROVE STと同じギア比ですが若干スピードも出しやすくなっており時速25〜27kmで走っていました。

 納車直後だったので舗装路でしか走行できていませんが写真のようなタイル状の路面もあるので耐衝撃性のテストは可能です。

 RENEGADEシリーズは大半のモデルでカーボン製フロントフォークを装備していますがROVE STよりも路面のギャップを拾います。タイヤの空気圧も関係していますがROVE STの650bと比べるとタイヤのエアボリュームが異なるため違いを一番体感しやすい部分と言えます。私はこの辺りは折込済みで購入していますが、グラベル・ダートエリアをガンガン攻めたい人は650bホイール採用モデルを選ぶかホイールを交換した方が良いでしょう。

 RENEGADE S2は他のグラベルロードよりもグラベルロードっぽさを感じないのでJAMISの言うところの「アドベンチャーロード」として多用途で利用できる自転車だと感じました。最初の1台としても有りだと思います。逆にガッツリと「グラベルロードが欲しい!!」という方はROVE ST等のグラベル寄りのモデルを選ぶか650bホイールに交換することをオススメします。

*いつか別記事で扱うつもりですがちゃんと「グラベルロード」的に使えそうなモデルは探してみるとそんなに多くないです・・・。

 純粋にコスパで考えたらS3だと思いますが私は各仕様、カラーリング、リアエンド形状含む見た目などでS2を選びました。20万円を超えている点を除けば非常にオススメです(むしろオーバースペック)。ただ、「限定生産モデル」ということで予約段階で在庫切れがあるようなので検討されている方は急いだ方が良いでしょう。

 ようやく納車したわけですがタイヤを交換してさらに乗り込んでいくとロードバイクやROVE STとの違いもはっきりと把握できてくると思われます。その辺りはまた別の機会に記事にしたいと思います。

*追記:実走インプレ記事を上げました。

 

余談

 このブログを前から見ている奇特な方からは

「お前、すでにKONA ROVE STってグラベルロード持ってるだろ?」

というツッコミが来そうですが、ROVE STは購入当初から運用方法を決めており実家がある安曇野に残置しています。

このスペースを確保するのも大変です・・・

 毎回毎回、輪行するのも「後部指定席の確保問題」で大変なこと、近年は登山系装備も持っていくので荷物を減らして移動したいという理由です。つまりROVE STは安曇野及び長野県エリアを走るために購入したわけです。RENEGADE S2は別口ということです・・・(苦しい言い訳)。