よくロードバイク界隈では「ブレーキだけは105以上にするんだ！！」というアドバイスやら忠告の文句があります。ブレーキは「安全装置」として重要なパーツです。試乗含めてそこそこのブレーキの効き方の違いを体感しているのでその辺りについて書いていこうと思います。
「ブレーキは105以上」は本当
冒頭にも出てきた文句については「本当」だと思います。最近はミニベロでもロードバイクと同じキャリパーブレーキを採用しているモデルがあるので可能ならブレーキは最優先で交換した方が良いと思います。
ちなみにミニベロでほぼ主流な「Vブレーキ」は個人的には好きではありません。ブレーキの効き以前の問題でホイールの付け外しの際など整備性に劣ります。片効きの修正も手間でした。そのため私はVブレーキ採用対応は選択肢に入れていません。
さて、私が体感している範囲ですが結論から先に書くと下の通り。
アルテグラ＞105>SORA・・・（超えられない壁）・・・テクトロ
私のEMONDA SL6やDash Altenaにブレーキはアルテグラです。ロードバイクのブレーキはそもそも「速度調整用パーツ」の側面があるのでアルテグラでも場面によっては足りないと感じることがあります。個人的にはあくまでも「最低限で105」という認識です。「理想はアルテグラ」です。
「105」はMu SP9で使用しましたがアルテグラと比較するとブレーキの効きは劣るように感じます。ブレーキシューも同一品だったので本体の違いによるものと思われます。ただ、さらに言えば元々付いていた「SORA」のブレーキは初めてスポーツ自転車に乗った私ですら不安を感じたレベルです。
ダホンの「Dash Altena」にはテクトロのブレーキが付いていますが試乗の段階でブレーキ交換を決意させるレベルで全然効きません。
同じテクトロのブレーキを採用した他モデルの試乗経験もありますがやはりブレーキの効きは悪かったです。ブレーキレバーをしっかり握り込んでブレーキを効かそうにもズルズルとホイールが回り続けます。後でブレーキを確認してみましたがブレーキシューがかなり削れていました。ブレーキ本体の作りもヤワだと思われますが「ブレーキシュー」の性能がお世辞にも良く無いようです。そのためブレーキシューだけ最上位グレードに交換するという方もいるとかなんとか・・・。
ブレーキについては上位グレードでも他のパーツよりも格段に安いのでせめてブレーキだけでも良いパーツに交換することをオススメします。楽しいはずの遊びで怖い想いをしたり事故になったらつまらないですし。