サイクリング用バッグの運用について

 ROVE STと合わせてグレームバッグを導入しましたがこれまで色々なバッグを運用し各バッグの取り回しやクセは大体把握できました。

 最近のサイクリングでは「大型サドルバッグ+フレームバッグ+ステムバッグ」分散収納して運用しています。

 まず「大型サドルバッグ」一つに荷物をまとめるのは荷物の取り回し・車体の重心安定性の面でオススメしません。車体が振られやすくなりダウンヒル等「スピードが出てしまう場面」で怖い思いをすることもあります。一つのバッグで全ての機能を賄うのことは無理があります。

 解決策として複数のバッグによって適切に分散収納すると車体の重心も安定します。特にステムバッグ等ハンドルの近くに収納スペースを設けるとカメラやらスマホ等頻繁に出し入れするアイテムの取り回しに効果絶大です。

 ハンドル周りについては「Blackburn(ブラックバーン) ハンドルバーバッグ」を使用していますが、グラベルロードに限らずロードバイク・ミニベロでもステムバッグは必ず使用しています。スマホ・財布・モバイルバッテリー・鍵等頻繁に取り出すような小物類を入れておくのに非常に便利です。

 ちなみにフロントハンドルバッグも持っていますが、ブレーキ・シフトケーブルの関係で意外と取り付けに困るケースがあり出番は少ないです。

 サドルバッグについては「大型サドルバッグ」を使用していますが状況に応じてリンプロジェクト「トラベルサドルバッグ14L」かロウロウマウンテンワークス「Bike’n Hike Bag 10L」を使用しています。どちらもお値段は高いですが導入する価値のあるサドルバッグだと思います。

 ちなみに以前ロードバイクで使用していた「トップチューブバッグ」は現在使用していません。ステムバッグに置き換わった形です。理由はサドルから降りた際に股間に当たるため・・・。性別関係なくストレスだと思います。大きいフレームなら回避できるのかもしれません。ただ、ハンドル周りに近いので便利なので選択肢としてはアリだと思います。

 キャンプツーリングの場合はさらにフロントフォークキャリアを使えばテント等の積載は問題なさそうです。さらに荷物が増えるようであればサドルバッグに替えてリアキャリアで拡張することもできます。

 自転車用バッグ類を選ぶ際はフレームサイズや運ぶ予定の荷物によって選択の幅が決まってきます。キャンプツーリング用途なら使用する荷物に合わせてバッグ類と自転車本体を選ばないと運用で支障が出ます。一般的な自転車の選び方とは順序が変わるわけです。ただし、一般的な日本人の身長・体格だとフレームサイズが小さくなりがちなので運びたい荷物の大きさとバッグのサイズが両立しにくいところが難点です。そういう意味でも分散収納するのが無理のない方法なのかなと思います。