アルプスあづみのセンチュリーライドのすヽめ

  ロードバイクといったスポーツバイシクルに乗り始めると一度くらいはサイクルイベントに出ようと検討する人は多いのではないでしょうか。でも、初めてで不安だったりヒルクライムやレースは遠慮したいという方もいると思います。そこで一つオススメしたいのが「アルプスあづみのセンチュリーライド」(以下AACR)。私自身2017年・2018年の2回参加していますが、特に初めてのサイクルイベントとしてオススメしたいイベントです。長野県の松本〜安曇野〜白馬エリアを最大160km走るロングライドイベントですが、乗鞍や美ヶ原といった有名な山道をスルーして松本盆地の平地を主体に走ります。しかも、順位を競わないファンライドなので途中での写真撮影や「ねぎ味噌おにぎり」を代表とする各エイドでの食事を楽しむことができます。つまりは「平地主体でのんびりゆったり走れるサイクルイベント」ということでスポーツバイシクル初心者やレースやヒルクラは敬遠しているという方にはピッタリなイベントなわけです。

*プライバシー・個人情報保護の観点から自転車と景色の写真のみの掲載となります。

写真を見ておわかりの通り景色がよく、4月・5月の実施なので景色・天候面でも非常に走りやすいです。途中で写真撮影したりエイド食を味わったりとただ走るだけでは終わらないイベントと言えます。速く走り抜けるのはもったいない環境だと思います。

このイベント名物と言えるねぎ味噌おにぎり

 エイド食に関してはどれも美味しかったのですが「ねぎ味噌おにぎり」は特に味わっていただきたい逸品です。味噌もねぎ味噌やふき味噌etcと種類があり、コンビニ等で出回っているものとは一線を画す美味しさです。

エイドでの写真。ほとんどの参加者がロードバイク。
ミニベロで参加した時の写真。DAHON・Tern・BROMPTON等ミニベロ参加者も少数います。

 ちなみにこのイベントは参加者を見渡すとロードバイクに乗ったガチな方が大多数な印象ですが、あくまでファンライドなので交通安全を第一に考えれば特段気にする必要はないと思います。実際にブロンプトンで走っている方もいました。私は折り畳みのミニベロとロードバイクでそれぞれ参加していますが事前の自転車の整備・練習・装備・体調管理等の準備をすれば問題なく完走はできるはずです。ただ、田舎の道路特有の融雪剤で荒れた舗装やそこそこの登坂と降りがあるのでそのあたりの準備ができていないとロードバイクでも危ないと思います。(本当はマウンテンバイクやグラベルロードが良いのかも)

周りの景色や天候もサイクリングにはバッチリ!!

 ところで、なぜこういう記事を書いたかというとちょうど1月19日のAACRエントリー開始日が近付いているからです。今後出る予定は無いのですが楽しいイベントだったこともあり改めて振り返る意味で書き残したいと思ったのです。私は安曇野出身ですが出身とは関係なくスポーツバイシクル初心者にも参加しやすいイベントがたまたまAACRでした。ただ、改めて自転車で走ってみると都会より信号が少ないことから走りやすいことや知っていた景色も違った見え方・感じ方に気付くなど新たな発見もありました。

 AACRは4月の「桜」と5月の「緑」と2回開催で160km以外に120km、80km、白馬まで走って電車でUターンするサイクルトレイン等コースの選択肢がいくつかあります。私は2回とも緑の120kmコースを走っていますが個人的には120kmで十分だと思っています。各々の 体力面の要素も選択に影響しますが折り返しは住宅地を進むこともあり、美味しいお蕎麦屋さんに寄るといった何かしらの「目的」を設定しないとダレてきます。イベントの名前がセンチュリーライドなので致し方なしですが・・・。もう一つはサイクルトレインもオススメだと思います。中間地点の白馬までの道行きと景色を楽しんでゴール近くまでサイクルトレインで戻るので美味しいところ取りできます。

 ただ、このイベントの難点としては人気イベントゆえにエントリー時に申し込みサイトにつながりにくく「申し込み自体が大変」なことです。先に挙げたサイクルトレインも枠がすぐに埋まってしまいます。また、長野県実施サイクルイベントなので宿泊先・交通手段・スケジュール調整で準備も大変だと思います。前日の受付含めて土日を確保することと月曜日が学校やお仕事だと体力的にキツイかもしれません。

 いずれにしても参加したらとても楽しめると思いますので一度は参加をオススメしたいイベントです。