今回は長野県安曇野市明科の「長峰山」をミニベロ(VergeP10)でサイクリングしてきました。サイクリングといってもほぼ登りです。連日の酷暑で熱中症リスクもありますが長峰山からの夏の風景を拝みに多少の無理を承知で登った次第。
長峰山のみのピンポイント輪行ライド

今回は暑さのこともあり長峰山展望台のみを目的地とした早朝の輪行ライドです。今の時期の暑さを考えればこのくらい割り切ったライドの方が快適かもしれません。
短いけど油断できない登り坂

明科駅を出発して少し走ると「林道長峰線」の入り口に到着。名前に林道と付いていますが舗装されており自転車でもそれなりに走れる道です。ただし、所々で路面が荒れ、道路幅も狭いので対向車には注意が必要。

目的地の長峰山展望台の駐車場までは約6kmの距離です。平均勾配は6%らしいです。ただし、あくまでも「平均」であり、実際の斜度はだいぶ緩急付いた構成です。特に序盤から中盤にかけて斜度があり、カーブも多いので数字以上にきつい登り坂です。

展望台駐車場までの区間はほとんどが生い茂った木々で横の景色は遮られています。それでも時折、下界の景色を垣間見ることは可能。

給水時に長峰山頂上のパラグライダー台が見えました。そういえば2024年に新しくなっているのですが実際に見るのは今回が初です。

最初は押していくことを前提にK9Xで行くことも考えましたがVergeP10で来ました。P10で長めのキツイ登り坂を走ったことがなかったので登坂性能を確認したかったのもあります。

今回はP10のギア比構成もありますが、給水で立ち止まったのを除けば足付き無しで登れました。この時期は立ち止まったり、自転車を押していくと羽虫が纏わり付いてくるので下手に止まれないのもあります。ギア比以外にも横を通り過ぎる車がほぼ皆無だったこと、ポジション的に乗り慣れたミニベロだったこともあり、予想よりも体力の消耗は抑えられました。
展望台からの夏の安曇野の眺め

長峰山展望台から下界の風景を眺めました。7月まで展望台の塗り直しが行われていたらしいのですが違いがよくわかりませんでした。久々に見る展望台からの安曇野の眺め。夏らしい色合いです。

今回は薄く雲がかかっているのか白く霞んでしまっています。

ズームして撮影するとガスっているのがよくわかります。

松本市の四賀地区。こちらも薄く霞んでいますが近いので比較的よく見えます。

安曇野市の豊科方面。さらに遠くの松本市あたりは霞んでよく見えません。

エプソンの社屋が大きくて目立つので目印になりますね。

眼下の明科の国道19号沿い。これはパラグライダー台から撮っています。

こちらが2024年に新しくなったパラグライダー台。前よりも少し幅広で転落防止用のポールとチェーンも設置されています。

ここでの定番の構図(個人的な)で撮影。スタンドが付いていない自転車だと難易度が高くなりますが………。あと、私のVergeP10はギンギラギンなシルバーカラー。これにより写真撮影する時に白飛びしがちです。ちょうど陽射しが直撃する位置だったので明暗の調整が難しかったです。

午前の朝早い時間帯だったので人が少なくて撮影しやすかったです。来てもすぐ帰ってしまいますし。お昼近くになるともっと混んでくるのでしょう。

離れたところから見ると展望台横に停めていた車体が小さく感じます。ホイール径が小さいだけでそこまで小さくないのですが、他の方のロードバイクや展望台と並ぶとそう感じるわけです。これで登ってきたんだなとしみじみ思う。
下り坂でのスピード出し過ぎは注意!!

一通り眼下の景色を楽しんだので帰路に着きます。この日の天気は午後35℃越えという予報。それまでには降りて帰宅したいところ。余裕があれば「天平の森」でお風呂やランチも良いのでしょうがそれはまた別の機会に。あと、2020年から通行止めになっていた光城山方面との境界については道路が修復されているようでした。登りで極端に車と遭遇しなかったのはこれも一因でしょうか?

帰りはスピードを落としてゆっくりと降下。ペダルを回す必要もないくらいの下り坂です。路面の状況に気を付けつつ降りていきます。長峰山の林道はこれまで何度も登って降りてをやっていますが、油圧式ディスクブレーキだと本当に手の負担が軽減されて快適です。
この林道はハイキングの方も歩いていることがあり、秋になれば紅葉狩りでさらに増えます。さらに毬栗がそこらじゅうに転がっています。他にも横から鹿が「ピョンッ!!」と飛び出してくるなんてことも十分想定されます。そういったことからもスピードを出して走る道ではないことは注意喚起として書いておきます。

たまに見える眼下の眺めを撮影しつつ下っていきます。ゆっくり降りましたがそれでも登りと比較してあっという間です。登りは44分でしたが降りは25分でした。
空模様次第ではまた登るかも……?

林道を降りた後は明科駅に戻って輪行帰宅しました。電車待ち中のセブンティーンアイスが沁みる……。実際に午後になるとさらに暑さが過酷なものになったので、結果的には今回のようなピンポイントなライドで正解でした。

強いて言えば空模様が残念だったので、快晴のタイミングでまたこの風景を眺めたいと思いました。ただ、「そうなるとまた登るのかぁ……」とも思うところで複雑な心境。