桜が満開の春の白馬村をサイクリング  野平の一本桜・大出公園(大出の吊橋)

 前回の安曇野市から北上する形で白馬村の桜を見てきました。今年は天候と桜の開花、自分のスケジュールがいまいち噛み合いません。そのため今回は「野平の一本桜」と「大出公園(大出の吊橋)の桜」に絞ってサイクリング。

 この日は午後から曇り予報で以降も天候がすぐれない様子。中綱湖前の簗場駅からスタートしたかったのですが、青空が出ている午前中に回れるだけ回って帰る計画。そのため今回は白馬駅まで輪行で直行。

アクションカメラinsta360 X4の撮影テストも実施

 今回はライド前日に届いた「insta360 X4」をいきなり実戦投入。まだ発売したばかりの360度撮影ができるアクションカメラです。発売直後かつ前機種のX3と比べてどんな映像が撮れるのかドキドキというよりもハラハラした心持ちで使用しました。

 結果としては前作のX3よりも画質は格段に良くなっていました。X4については後日、レビュー動画・記事をアップする予定です。今回のライドはどんな感じで撮れているのかは上に貼っている動画でお確かめください。

野平の一本桜

松川大橋からの眺め。 水面が美しい青色でターコイズブルーに近い色かな。

 「野平の一本桜」がある野平集落に向かいます。野平集落には短いながらもそれなりの斜度のある登り坂をクリアしなければなりません。

 軽いギアでクルクルとペダルを回して……と行きたいところでしたがスタート間もないところでこの登坂は身体がついていけませんでした。ここは素直に自転車を押して野平集落まで登りました。坂の途中から下界の景色が見えます。川の水の青さが際立っていますね。

※ここでは人が掃けたタイミングの写真を掲載

 野平の一本桜の前にはすでに人がたくさん集まって撮影タイム。三脚を設置して撮影してる人やバイクと並べて撮る人など様々。ところで「三脚設置禁止」という立て看板があるのですが大丈夫でしょうか? これだと撮り鉄と同レベルですが。

 肝心の桜は五分咲きといったところ。昨年は桜が散り始めていたタイミングだったのでそれを思えばだいぶマシです。五分咲きでも十分きれいなものです。

 野平の一本桜の場合は北アルプスの山々と白馬村の景色を背景にいただいた壮観な眺めとの組み合わせが素晴らしいものです。

 背景に冠雪の山々と青空は入ることで桜の花の色が際立ちます。

大出公園の桜

 大出公園の桜は満開のタイミングでした。五分咲きだった野平集落より標高が低いことも関係しているのでしょう。そのため大出公園以外の白馬村の桜もそのほとんどが満開でした。この眺めで一つのパッケージとして完成されている。美しい……。

 大出公園は白馬駅から比較的近い位置にありアクセスも良いことから野平よりも混雑していました。同じ目線で写真を撮るとたくさんの人が映り込みます。まぁ、それは向こうにとっても同じ話ですが。

 本記事の写真は色調補正は明るさ程度しかいじっていません。それでも先に掲載している川の水から木々の緑まで春らしい鮮やかさをたたえています。何回か白馬村を走っていますがここまで青々とした川の色を見たのは初めてです。

 山は冠雪が陽射しを反射しているからか白くぼやけたように見えますが、きれいな青空で桜の薄いピンク色と木々の緑がよく映えます。本当に午後から曇りになるのかと疑いたくなる空模様。

 公園内の桜はどれも満開だったので眺めていて楽しかったです。

※X4で撮影した動画からのスクリーンショット。

 insta360 X4の360度レンズ撮影はこういう場面で真価を発揮します。超広角かつ360度で撮れるという性質がうまくハマってくれる瞬間です。

桜の季節の白馬村も良い……。

 メインの目的地のあとは適当に白馬村をサイクリング。と言っても時間が限られているため某AACRのコースをなぞるようなルート取りです。

 桜が満開になっている区間が多いのでミニベロの早すぎない速度感でちょうど良い感じに楽しめました。白馬村を出る際に走った姫川サイクリングロードも桜が満開でした。このあとは帰りついでに大町市の中綱湖の桜も見に行きました。それについてはまた別記事で。

(なんとかギリギリ画角から外していますが雲が出てきています……。)

 地図でもわかりにくいですが県道33号線と姫川に並走するような形で通っている道です。

 短い滞在時間ながら野平の一本桜と大出公園の桜などの桜スポットを回ることができました。今年は桜の満開と天候のタイミングがいまいち噛み合わなかったのですが、白馬村の桜のある風景を十二分に楽しめたと思います。