SDWヒーローズから待望の「SDW HEROES ヒーロー再臨! 復活の悟空インパルスガンダム & 三蔵ストライクフリーダムガンダム セット」が発売されたので早速購入し組み立て。
SDWヒーローズは外伝が終わり、今度は「綺羅鋼物語」編がスタートします。1月、2月に綺羅鋼採用キットが出ますが、その前に今回のキットが先陣を切ることに。三蔵はもう出ないかと思っていたので嬉しい限り。あと、某水星の魔女キットや宇宙世紀系と異なり、SDガンダムは発売日に入手しやすいのは助かります。
ランナーは2体分の割にはそこまで多くありません。色数の少なさはシールで補い、素組みでも見栄えがするようにクリアパーツも取り入れられているのはシリーズ共通。
クリアーイエローは諸葛亮フリーダム、一部ゴールドパーツは窮奇ストライクフリーダムと共通です。ところで三蔵・窮奇と諸葛亮フリーダムはキャラ設定上どのような共通点があるのでしょうか? いずれ明かされる日が来ることを祈る。
先に書いておくと本キットは両方ともシール無しだと本当に真っ白と言いますか真っさらです。シール貼っても足りないくらいです。これは装飾が多いSDWシリーズ共通の話ですが、本キットはさらに輪をかけて真っ白。ただ、個人的に本シリーズのシールは貼りにくくて苦手です。これらのシールを貼るくらいなら塗装する方がまだ楽です。
説明書を見ればよくわかりますが、悟空インパルスはパーツ数も組み立て手順も非常に簡素。エントリーグレードというよりは昔に出ていたFG(ファーストグレード)を思い起こします。
対する三蔵ストライクフリーダムは通常のキットと同等のパーツ分割・情報量。
目のシールでミスりました……。貼り直そうとしたら接着面をビリッとやってしまった。本当にこのシリーズのシールは扱いにくい。
尻尾とフロントアーマーが抜けていますが悟空インパルスは非常に少ないパーツ構成。肩や足の関節部分も含めて1パーツ構成。動かしているうちにヘタりそうです。
サクッと組み上がりました。目のシールのみなので寂しい見た目……。あと、稼働もお察しです。別で前に出ている悟空インパルスをお持ちであれば、如意棒などのパーツを取り付けたりすることは可能です。
後ろも肉抜き穴はしょうがないにしても真っ白なので寂しい。塗装前提なキットに思えます。
窮奇ストライクフリーダムの色違いキットかと思えば冠や腰の外装など細かい部分のデザインが異なります。そのため新規パーツが付いていますが、窮奇のパーツもランナーに付いているので説明書を見ないと間違えます。
冠でわかりにくいですが、基本の頭パーツはしっかりとストライクフリーダムですね。
これが窮奇用の余りパーツ。冠パーツですね。
三蔵ストライクフリーダム完成。こちらも目のシールのみ貼っています。悟空より色分けされているのでシールを貼ればだいぶ見栄えは良くなるでしょう。可動範囲はシリーズの他キットと同等です。
三蔵(とシリーズの他キット)と悟空はこのくらいのサイズ差があります。嫌な言い方をするとパーツ点数からも悟空インパルスはおまけキットのような位置付けなのでしょう。他キットでは武装やエフェクトに回る分が悟空インパルスになったというところでしょうか。
「星王の錫杖」以外に武器類が付いていないので単体だと若干寂しいものがあります。特に背面はバックパックにあたるものが無いので寂しさが際立ちます。窮奇ストライクフリーダム付属の光背パーツ「広漠殲陣(こうばくせんじん)」を持ってくるとストフリ感が出てきそう。
あと、プレバン限定でも構わないので本編終盤の出てきたミーティアが出てくれると嬉しいのですが。
そのほか、「星王の錫杖」の輪っか部分を別パーツ化させると見栄えがアップしそう。輪っか部分を削って、サイズの合う輪っか的なものをつける必要があるのである程度の技術と手間は要します。
本キットは他キット以上にシールを貼らないと真っ白な見た目です。ただ、幸いなことに白とゴールドがメインなので下地を気にせず塗りやすい方だと思います。細かい装飾部分など非常に塗りごたえのあるキットです。塗り絵本ならぬ塗装を楽しむキットに向いているように思います。