ものすごく今更ですが私はロードバイクでTREK(トレック)の「EMONDA SL6」を所有しています。買ったのは2017年夏なので相当前になりますが当時EMONDA SL6を選んだ理由と2020年現在まで乗ってみての感想などについて触れたいと思います。
*下記に書いている選択基準はあくまでも購入当時になります。
ロードバイク を買おうと思ったのはダホンのミニベロでAACRに参加したことがきっかけです。ミニベロで走るのがきついということは無かったのですが11kgの重量を輪行するのに疲れたということがあります。さらにフラットハンドルでは長時間のライドで腕が痛くなったあこともありポジションが変えられるドロップハンドルモデルが欲しいと思いました。このように私の場合は「走行性」ではなく「軽量性」・「ハンドルポジション」がロードバイクの購入動機となっています。
EMONDA SL6(2017年モデル)
私のEMONDA SL6は型落ち値下げで購入した2017年モデルです。カーボンフレームでシマノのアルテグラコンポ採用モデルです。正規価格は30万円台だったのでホビーライダーからすれば高い買い物です。最初はマットブラックのアルミモデルを検討していましたがSL6が型落ちで値下げしていたことと実際に試乗してみてカーボンにも興味を持ったことから購入を決めました。それ以外にも下記の理由もEMONDA SL6を選んだポイントです。
軽量性
購入動機にも挙げたようにまず「軽い」ということが重要条件でした。もちろん軽いモデルを探していけばキリがなく、値段もうなぎ上りなので妥協点は必要。最低でも8kg台のモデルという条件に設定しました。最初に検討したアルミモデルは8.5kgくらいだったと記憶していますがEMONDA SL6はペダル無し7.3kg。必要十分な軽量性です。
カーボンフレーム
「カーボンフレーム」ということもEMONDA SL6選択の理由です。最初の1台目なら先に挙げた軽量性がある程度担保されればアルミでもなんでも良かったと思います。ただ、これまで乗ってきたミニベロがアルミだったので違う素材に乗ってみたかったという想いがありました。アルミと具体的にどう変わるのだろうかという部分を体験してみたくてカーボンフレームモデルから探した次第です。
フル「アルテグラ」
私はロードバイク に関する知識は今でも初心者レベル程度でEMONDA SL6購入当時もよくわからずに探していました。値段の違いがフレーム素材やコンポであることはわかるレベル。その中でトレックはEMONDA SL5以上はミックスコンポではなくグレードごとに使用パーツを統一していたので比較しやすかったです。個人的にはアルテグラはオーバースペックなので正規価格での購入ならSL5の105で必要十分です。
*現行のリムブレーキモデルはボントレガー製ブレーキです。軽量らしいですが制動力で差があるのかはよくわかりません。
カラーリング
スペックで言えばSL5で十分でした。値段も当初予算を下回っていたので理屈で言えばSL5で良かったと思います。ただ、当時として「マットブラックのカラーリング」がSL6のみだったので失礼な表現ですが止む無くSL6にした次第。次年度モデルを待つという選択肢もあるわけですが、この後発表されたカラーリングは個人的には微妙だったのでこの選択は正解だったと思います。サイズやスペックは重要ですがカラーリングも大事だったので。
実際に走ってみたら別世界の走行感
実際に走らせてみるとミニベロとは比較にならない走行感で違う世界をみているような感覚でした。とにかく加速が速く、すぐに高速域に入ります。速度維持もホイール径の違いもありミニベロより楽チンです。私はそこまで速さを求めてはいないのですが速度維持の点では「ロングライド」で便利だと思いました。購入当時の動画を上げますがこの加速力はミニベロの比ではありません(比較対象が間違っているというツッコミは無しで)。
初めてのフロントギアの操作には慣れが必要でしたが坂道も楽になり某ブログの方が「インナーロー」というワードを繰り返していた理由もよくわかりました。
輪行も楽になりました
当初目的の輪行での軽量化ですがダホンの11kgから7.3kgなので十分目的は達成できました。ダホンのように「気軽に折りたたんで袋に入れる」というわけにはいかなくなりましたが「某しおいんですけど」を参考にモンベル「コンパクトリンコウバッグ」を導入し現在まで快適に持ち運びできています。
クセの無い乗りやすいロードバイク
EMONDA SL6の乗り味については質問されても「走りが軽いロードバイク」としか答えられません。色々なモデルを試乗した経験を経た現在も同じ答えです。よくある「フレーム特有のしなりが・・・」とか特別な何かを特に感じないのです。私が不感症なだけかもしれませんがこれといったクセを感じません。強いて言えば、ミニベロとの比較になってしまいますがカーボンフレーム故か「振動は相当マイルドになった」というところです。総じて「初めての人でも乗りやすいロードバイク」だと思います。ただ、私は値下げで手が届きましたが趣味として買うには高すぎると思います。2020年現在ならもっと違う選択肢がたくさんあると思います。もしも今ロードバイクで選ぶなら値段と性能のバランスから「EMONDA ALR5 DISC」かなぁ・・・。カラーリング次第ですけど。