「ちくほく推し神仏探しスタンプラリー」という筑北村のスタンプラリー企画をこなしつつミニベロでサイクリングしてきました。昨年同様に「furari」というスタンプラリーアプリでチェックポイントを回る形式になっていました。飲食店が多いのも昨年同様でしたが「推し神仏探し」というワードが入ったこともあり、石仏スポットが増えたことが特徴と言えます(合計40ヶ所)。
今回も無理のない範囲でサイクリングを楽しみつつ、各スタンプラリースポットを回りますがミニベロでどの程度回れるか若干不安があります。
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スマートインターチェンジはまだまだ工事中
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西条駅を出発してまずは「乱橋宿」方面に向かいます。スタンプラリーと関係ありませんが見ておきたい場所もあったのです。
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「乱橋宿」や松本市の四賀地区への分岐の近くでは「スマートインターチェンジ」の工事が進んでいます。
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元々の計画ではとっくに完成しているはずですが後期が延びに延びて現在です。原因は脆弱な地質らしいですが、そんなことはやる前から分かりきっていたことのように思います。安曇野ICから麻績ICは距離が長すぎるので、これが完成したらだいぶ便利になるでしょう。
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このスマートインターチェンジはちょうど国道403号線の旧道区間を塞ぐような場所に作られます。そのためここから旧道にアクセスすることは今後は不可能になります。筑北村エリアの篠ノ井線廃線敷の遺構にアクセスするルートがだいぶ限られそうです。国道を明科方面に向かう途中で旧道区間からゲート突破するか、小仁熊ダムがある村道から別所地区に回り込んでいくかの2パターンくらいでしょうか。
スタンプラリースポットをまわりつつサイクリング
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今回のメインでもあるスタンプラリースポットを回っていきます。まずは乱橋宿へ向かいますが、上の写真中央に見える上り坂が松本市四賀地区にある「会田宿」に繋がるルート。今回はあそこまでいきませんが、別の機会に走りにいきたいですね。
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乱橋宿の入り口に到着。
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案内用の立て看板もあるので善光寺街道に沿って歩く分には迷うことはなさそうです。なお、楽な道のりとは言っていない。
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スタンプラリーと関係ありませんが、ここも例に漏れず曲がり角などに石仏群が存在します。
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マップを見ても分かりにくいところがありますが、スタンプラリースポットを順次まわります。
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「綿の実道祖神」は山道の一歩手前のようなところにありました。つまりは急な登り坂……。
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車だと下で駐車でして歩きかな。登るか降るかのどちらかしかないエリアです。
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来た道を引き返そうかと思いましたがそのまま抜けることにしました。このルートはかつての善光寺街道にあたる道になります。民家がありますが寂しい山道。あと、やたら野良猫がいます。
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走っていたら「物種太郎塚」なるものがありました。松本市新村のものとも何か関係があるのか?
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さらに西条駅方向に進んでいくと「野口炭鉱事務所跡」の史跡柱が立っています。西条エリアはかつては10以上の炭鉱があったということでこちらも一つなのでしょう。これらの炭鉱があったことも篠ノ井線が筑北村を通った理由なわけですが、かつての痕跡は残らず柱だけが立っているのも諸行無常を感じさせます。
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スタンプラリースポットになっていたので「とくら沢ふれあい広場 キャンプ場」にも立ち寄ります。調理場には何組かの利用客が朝ごはんの準備中でした。
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どこの案内板にも「熊出没注意」の注意書きが添えられています。もはや切っても切り離せない関係ですね。山を降りたウェルシア薬局にも現れるくらいです。キャンプ場ならいつ出てきてもおかしくはない。
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サッカーグラウンドでは少年サッカーの試合が行われていました。筑北村では無縁な「混雑」というものがここだけには確かに存在しています(失礼)。
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さらに走り進めて「小仁熊ダム」に到着。こちらのダムはもともと犀川に流れこむ支流である東条川の治水も兼ねて建設されたもの。さきほど触れた立派なサッカーグラウンドや今回走っている道路はダム建設による産物です。
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良い景色と言いたいところですが朝の日差しで眩しい……。奥に見えるのは長野自動車道。
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ダムから現道の方を見ると下にガードレールらしきものが見えます。
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近くに行って見てみると確かにガードレール。ダムができる前に使用されていた廃道のようです。前に見た旧道と違ってあの場所にアクセスするルートは残ってなさそうです。
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小仁熊ダムの後は坂北駅周辺エリアを回ります。このエリアのスタンプラリースポットになっている石仏は場所が分かりにくいですがイベントののぼりが立っているのでなんとかなります。
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石仏前からの眺めはこんな感じでそこそこ見晴らしは良いです。
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さらに登っていくと「硯水寺」があり、ちょっとした狭い山道を抜けていくと「青柳城址公園」、「東山高原野菜畑」といった見晴らし抜群なスポットにもアクセスできます。野菜畑の方はローカル新聞含めて紹介されることがあるので名前だけ聞いたことがある方もいるかもしれません。なお、今回はそこまでいく余力はないので割愛。
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青柳宿を抜けてすぐのところにある「切通し」に到着。このブログでも何回か登場しているスポットで正確には「大切通し」と呼ばれるものです。
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青柳地区と麻績地区を行き来するために1580年(天正8年)から江戸初期にわたって人力で切り開かれたというものです。下の削りが荒い部分は車が通れるように後年追加で削ったものです。
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切通しの両サイドには石仏が何体も並んでいます。往時よりは風化や窃盗などにより数を減らしているようです。
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ここでも馬頭観音は置いてありますね。
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この大切通しを抜けるとさらに「小切通し」があり麻績村に繋がります。そのルートは昨年行きましたが、こちらもなかなかの坂道でした。
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ひとまず自転車で走りつつ、スタンプラリーで回れるところは無理なく回ることができました。今回は時間と行程の関係で昨年回った「坂井地区」は行きませんでしたが、「修那羅山 安宮神社 」および「 修那羅石神仏群」など見るものは多くあります。あと、蕎麦屋さんと有名なラーメン屋さんがあります。
石仏といえば道の駅などにこの石仏群のガシャポンが出ているようです。松本市の観光案内所にもあるらしいのでこの手の商品にしては割と販路は広めです。今回のスタンプラリーは「推し神仏探し」というキーワードを前面に押し出していましたが、個人的には修那羅山の石仏群にあるネコの石仏は印象に残っています。デザイン的な意味で。
私のように自転車で回るのはイレギュラーなので車で回るなら40ヶ所コンプリートは余裕だと思います。暑さも落ち着いて(むしろ寒い)動きやすい時期ではあるので色々回ってみると面白いかもしれません。 ただし、熊鈴と熊よけスプレーは必携!!だと思います。
ブルーメンでガッツリとランチ
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ここからは余談みたいなものです。一通り回った後は坂北郵便局の横にある「ブルーメン」というお店でランチをとることにしました。だいぶ前にYouTube動画で紹介されていたのを観たことがあり、時間的にちょうどよかったので行ってみることにしました。開店時間に入ったのですが、その後にどんどんとお客さんが入ってきていたので人気の程がよく分かります。
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走った後だったこともあり「ラーメン+ハンバーグカレーセット」を注文。出てきた実物を見てボリュームに驚き。片方がミニサイズということはなくノーマルサイズです。
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ハンバーグカレーのハンバーグはふっくらジューシー。
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ラーメンはスープがだいぶアッサリな味付けで個人的には好きな味です。焦がしネギと醤油の香りが主張しすぎない、ちょうど良い塩梅で感じらるという優しい味わい。スープがアッサリ目だからなのかチャーシューは塩分強め。おそらく家系やらこってりを常食している方には薄味に感じるでしょう。
どちらも美味しくて味もボリュームも大満足でした。あと、これで1,000円というのが今時の物価高と飲食店価格の中ですごいなと感嘆しました。他のメニューも美味しそうなのでまた行きたいと思います。
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今回行ったブルーメンの他にも、筑北村は狭いエリアながら道の駅の「よってきましょ もえぎ亭」、坂北荘、「西条温泉とくら」、坂井エリア(冠着駅近く)の「麺処 子々」など美味しいお店が充実しています。
帰りもガッツリ走りますよ……
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帰りは輪行か国道403号線で安曇野市明科に抜けて帰るつもりでいましたが、思った以上にボリュームのあるをいただいてしまったので自走でガッツリ走ることにしました。時期的には何もかすりもしませんが、県道55号線経由で生坂村に抜けることにしました。途中の「差切峡」と「山清路」を見て回るわけです。さすがに長くなってきたのでこの話は後日別記事で上げます。