アクションカム本体の三脚用ネジ穴を舐めてしまった関係でこれまで使用していたハンドルマウントが使用不可になりました。アクションカム 本体の買い替え不可避と思われましたが、ネジ穴の奥はまだ使えたのでハンドルマウントのみを新調することにしました。あまり高すぎるものに手を出したくなかったのでAmazonで見つけた「TELESIN 360°回転 クロークランプマウント」を購入しました。
結論:どのアクションカム でも使いやすいハンドルマウント
先に結論ですが市場に出回っているほとんどのアクションカメラで使用でき、角度・位置調整の自由度も高い汎用性に優れたハンドルマウントだと思います。買った理由は単純に安かったからという元も子もない理由。しかし、その値段の割には1/4ネジとGoPro規格の接続パーツ一通り付属。ハンドルバーなどに取り付けるためのクランプパーツも挟み込む仕様ゆえほとんどの形状に適合でき、しっかりと固定できます。(さすがにエアロ形状は厳しいか)
アクションカム用のハンドルマウントパーツとしては一般的なものと言えますが上記の仕様や値段から手が出しやすく失敗の少ない製品だと思います。
代表的な接続規格を抑えた構成
Amazonで購入した「TELESIN 360°回転 クロークランプマウント」の内容物一式です。クランプ、雲台パーツ、GoPro用接続パーツ、カメラなどについている三脚接続パーツ(1/4ネジ)が入っています。
アクションカム接続パーツは代表的な2種規格が付いているので手持ちや今後の買い替えを考えても対応できるでしょう。
私の場合は以前紹介したバックパック用ベルトマウントと使いまわしたかったのでGoPro用マウントをそのまま使用することにしました。ねじ穴での付け替えは先述の問題から避けたかったということもあります。
実際に取り付けてみましたが雲台パーツの分があるのでかなりのボリューム(高さ)になります。この真っ直ぐな形状でハンドルに取り付けると荷重でアクションカム本体の接続部がもげないか心配になります。そこの不安がなければ視点を乗り手と同じくらいの高さにできますが。
雲台パーツを横に倒して高さを下げてみました。
結論部分でも触れましたが自転車本体にはクランプパーツで挟み込んで取り付ける仕様です。SONY純正ハンドルマウントなどはベルトパーツで一周させて締める仕様だったのでこの点は大きな違いです。今回のように挟み込む仕様だとハンドルやステムのパイプ断面が正円状ではないケースでも取り付けがしやすいです。この点は大きなメリットと言えますし使用の幅が広がりそうです。
位置・角度調整の自由度は抜群!!(それゆえの煩雑さも……)
実際に中間パーツをたたむような形でステムに取り付けてみました。自分の持っている自転車はステムのパイプが純粋な円状ではありませんが、クランプで挟み込む仕様なので問題になりません。
また、この取り付け方でも雲台パーツを緩めればカメラの向きや角度も前に使用していたハンドルマウントよりも自由に調整できます。ただし、この自由度ゆえにキッチリと位置と角度を決める際に手間取りやすいというデメリットにもなります。
試しに調整しながら走りましたが上の動画は失敗例です。雲台パーツの締め具合が甘かったためアクションカメラ本体がガタガタと激しく揺れていました。目視でバイブレーション機能でも付いているのかというくらいに揺れていました。ただ、実際に動画を確認するとあまりそれを感じさせない揺れ方でした。これはアクションカメラの揺れ補正によるものでしょう。
こちらがしっかりと雲台パーツなどしっかり締めて走った動画です。あまり大きな違いは感じません。ミニベロであることと道路の段差などでガタッと揺れる箇所はありますが極端に不快なレベルの揺れは確認できません。
自転車の中でもミニベロは特に振動がひどくなりがちです。そのミニベロにおいて振動に負けず、しっかり固定できていることは大いに評価できます。雲台部分もぐにゃりと角度が変わることも無かったので実用レベルで問題なしと言って良いでしょう。今後使い続けることによるヘタリなどは様子を見る必要がありますが、ロードバイクレベルなら神経質にならなくても大丈夫そうです。
使う人を選ばない汎用性の高いハンドルマウント
以上、実際に使ってみての感想などを書きました。値段の割にはしっかり固定ができ、クランプ式と接続パーツのおかげで活用の幅も広い使いやすい製品だと思います。買った時は「ボリュームがありすぎるかな……」と心配になりましたが装着してみるとそこまで存在感がなかったので安心しました。そして、何よりもアクションカメラ本体を買い替えずに済んだことが一番の収穫でした。これであと10年は戦える。(アクションカメラ の買い替え候補が決まらないのです……)