松本城の夜桜ライトアップイベントに行ってきました。ややこしいのですが「国宝松本城「夜桜会」」と「国宝松本城桜並木 光の回廊」という2つのイベントがほぼ同時開催されています。どちらも「開花宣言の3日後より8日間開催」ということで2022年は15日まで実施されます。
*13日から天気が崩れるようなので12日までが楽しめるピークかもしれません。
「国宝松本城「夜桜会」」
松本城と本丸庭園のライトアップはが「国宝松本城「夜桜会」」のイベント区分です。お城と庭園内の桜にライトが当てられています。プライバシーに配慮する関係上、人があまり写っていない画像を使用していますが実際は混雑していました。
お城が黄色っぽいのはウクライナ侵攻に絡んで平和への意思表示として3月から実施中のウクライナカラーライトアップが継続中のためです。
外から見るとこのようにウクライナカラーのブルーとイエローのライトが当たっています。
外からでも本丸庭園の桜にライトが当たっているのが分かります。
本丸庭園に話を戻しますがこのイベントの時間帯は無料で入園可能。お城には入れませんが庭園内を回ることができます。
*通常(期間中の昼間も)は入園料700円が必要です。
お城横の枝垂れ桜。
「国宝松本城桜並木 光の回廊」
お堀の桜並木のライトアップは「国宝松本城桜並木 光の回廊」のイベント区分です。
お堀の水面に映った桜とライトで幻想的な景色が見られます。
後述しますが桜を照らすライトの色で印象がだいぶ変わります。個人的にはお堀で主に使用されている暖色系のライトが桜には一番マッチしていると思います。暖かく柔らかさを感じさせる色合いになって好きです。
イベントの感想 2つのイベントにしている理由が謎
*以下で辛辣な感想も書きますが「会場を見て回って自分はそう感じた」というものです。私は準備上の都合については知らないで書いていることをお含みおきください。
冒頭に述べたように2つのイベント同時開催という形ですが「統一感の無さ」を感じたのが正直なところ。上手い表現が見つからないのですが「松本城」という一つのコンテンツにおいて同時期に実施するイベントを「なぜ2つに分けているのか?」と疑問が出てきます。イベントの案内看板が2つ立っているのも非常に紛らわしい上に違和感があります。おそらく管轄・準備団体によるものなのだと思いますが、「松本城」という括りでイベントを行うなら一本化した方がクオリティコントロールが容易です。
イベント告知看板が良い例ですが2つそれぞれ並ぶことでクオリティの差が如実に現れています。
特に「国宝松本城「夜桜会」」の看板に使用されている画像は素人目でも「もう少し違う写真はなかったのか?」と思わず突っ込むレベルです。
ライトアップについても両イベントで差があります。上の画像は手前がお堀のライトアップ、奥の白いライトが本丸庭園のライトアップです。両者を見比べて改めて気づかされましたが照らすライトの色で印象がガラリと変わります。
総じて本丸庭園のライトアップは白すぎて無機質な印象を受けました。正直なところ公園の街灯が桜の花に当たっているレベルです。庭園内の桜を眺めつつ廻りましたがお堀のライトアップほどときめくものが無かったと言いますか、これなら昼間に見た方が良いだろうなと思いました。
言いがかりに近いかもしれませんが「何でもいいから照らしておけばウケるんでしょ?」みたいなニュアンスを感じてしまうのです。ちゃんとイベントとして実施するのであればもう少し看板も含めてこだわって欲しいなと思う次第。
お堀のライトアップはウクライナカラー含めて3色を織り交ぜていましたが暖色系の割合が多いです。どのような意図があったのかわかりませんが正直なところオレンジ系のライトが桜には合っているように思います。
昼間とは違う表情が楽しめる桜のイベントでした
少し辛辣な感想を書きましたがライトアップされた桜並木は圧巻です。昼間とはまた違った魅力を感じることができるのもこういうライトアップイベントの魅力だと思います。