ライトウェイ のミニベロ「グレイシア」に新型ブロックタイヤ装備の「GLACIER BLOCK」が追加されていました

 久々にライトウェイの公式サイトを覗いたら「グレイシア」に新型ブロックタイヤモデルが出ていました(詳しい仕様と画像は公式サイトをご覧ください)。サイトでは「GLACIER BLOCK」という名前になっていますね。カルンバというBMX用タイヤからブロックタイヤに変更したマイナーチェンジモデルです。さらにタイヤ自体もだいぶ前から発売されているので単体で買えば同じ仕様に変更可能です。とはいえコロナ禍でパーツ供給が大変な状況でよく出したものだと感心。

標準モデルとの違いはタイヤ・カラー・価格の3点

 標準モデルからの変更点は冒頭で述べたブロックタイヤです。その他にフレームカラーがマットブラックとマットグレー(実質シルバー)の2色展開。価格は¥66,800(税込¥73,480)です。標準モデル¥64,800(税込¥71,280)よりは若干高くなります。それでも春限定カラーよりは安いんですけどね。

 後述のサイズのことを除いてフレームカラーのこだわりがあるのなら「標準モデル+ブロックタイヤ単品」の組み合わせで買うのも手なのかなと思います。今使っているサーファス 「トラッカー」もですがお値段がスポーツ自転車タイヤの割には安いと思います。

タイヤの違いについて

 グレイシアは従来モデルでは「カルンバ」というBMX用タイヤを履いています。それが新モデルはさらにワイドサイズのブロックパターンタイヤとなっています。さらにサイドはブラウンカラーなのでさながらグラベルロードやマウンテンバイクのような出で立ちになっています。ワイドタイヤとディスクブレーキ装備でMTBっぽい見た目のミニベロだったので今回のタイヤもよく似合っていると思います。

*今回のブロックパターンタイヤですが私は使ったことがないのでここでは特に触れません。むしろ誰か使ったことがある人がいれば情報をあげてほしいくらいです。このタイヤは前から興味があるので春先に購入して試してみようと思っています。

 ただ、舗装路の街乗りしかしない方は標準モデルのカルンバでも十分です。重量がありますが硬めの質感でスリックタイヤに近いパターンなので舗装路の転がりは見た目に反して良いです。空気圧が「シュワルベ デュラノ」や「シュワルベ ワン」のような走りに振ったタイヤと同じ100psiまで対応しているので走らないわけがないのです。砂利道、泥道、雪道も無理をしなければなんとか行けます。さらに硬めの質感通り耐パンク性能も高く安心して乗れるタイヤです。そういったことからも標準モデルのカルンバで必要十分な気がします。どうしてもブロックタイヤが気になるなら先述のように単品で買い足して使い比べてみるのが良いのではないでしょうか。

*走りに関係はないですがカルンバ自体が単品で買うと中々のお値段。Amazonなど通販であまり見かけないので入手性も良くはない様子。

ブレーキキャリパーの取り付け方式も微妙に変更しているようです

 今回の新型ブロックタイヤモデルが納品されたという自転車屋さんのブログを見て気づいたのですがブレーキキャリパーの取り付け方が変わっています。従来と同じテクトロの「MD-M280 メカニカルキャリパー」ですがフラットマウントのような付け方になっています。

 調べてみると「MD-M280 メカニカルキャリパー」自体が「ポストマウント」という規格のパーツのようです。それにともないリアブレーキはキャリパー位置とリアエンド形状も変わっています。ディスクブレーキの中には「インターナショナルスタンダード式」という古い規格のマウントにアダプターを噛ませてポストマウントのキャリパーを付けているモデルがそこそこ存在するようです。

 画像のようなブレーキの取り付け方は10万円以下のエントリーモデルでよく見かけます。私のグレイシアもまさにそれです。年式で区切っていませんが着実にアップデートがされているということでしょう。

 

知らないうちにフレームサイズも選べるようになっていた

 今回の新モデルの存在を知った際にタイヤよりも驚いたのが「フレームサイズが増えた」ことです。いつからか不明ですが私が購入した当時は400mm(145〜175cm)」のワンサイズのみでした。それが知らないうちに「470mm(160~180cm)」が増えていました。フレームサイズ以外にもクランク長が400mmサイズは165mm、470mmサイズは175mmという違いがあります。470mmサイズはタイヤ変更モデル同様マットブラックとマットグレーの2色展開のみですが身長で手が出なかったという方には朗報だと思います。

 参考までに私は身長173cmですが400mm(145〜175cm)」サイズで問題なく乗れています。むしろ470mmにしてしまうとクランク長含めて大きすぎると思います。ロードバイクと異なり上体を起こした姿勢で乗っているのでこれで特に問題ありません。あとはサドル 高で調整すればなんとかなります。自分が乗っている感触としては470mmサイズは身長175cm以上の方向けだと思います。

*各人の体格やどういう乗り方をするかで最適サイズが変わるので実物で確かめることをオススメします。

折り畳まないミニベロの中では乗りやすく手が出しやすいモデル

 グレイシアは標準モデルの仕様でも太いタイヤとディスクブレーキなど安定感のある走行性能を持っているので街乗りなどで乗りやすいモデルと言えます。また、価格も非折りたたみ自転車ということもありそこまで高いわけではありません。スピードを求めるモデルではありませんがサイズの選択肢も増えて手が出しやすくなったのではないかと思います。