松本市の「氷彫フェスティバル2022」(後編)

  • 2022年1月23日
  • 2022年1月23日
  • 旅行

 前回の記事に続き「氷彫フェスティバル2022」のお話です。前回記事に追記しようかと思いましたが思ったより画像などの分量も増えたので前後編にしました。前日の夜間にチャンピオンシップ氷彫制作場面を見に行ったのですがその完成品を見ようと松本城に再訪しました。

 松本城に向かう途中、松本駅前で前日に見た氷彫が壊されている場面に遭遇しました。こちらはもう撤収作業ということ。見物人との会話を聞くと「しっかり形を保っている(強度がある)うちに撤収することで急な崩落など事故を防ぐ」という意味合いもあるようです。いずれにしても儚い命でした。諸行無常……。

 松本城に到着しました。すでに見物人で若干混雑しています。昨夜はただの氷柱だったものが繊細な芸術作品になっています。以下、作品を片っ端から掲載しますがどれも繊細かつハイクオリティな氷彫です。

 こちらは昨日もライトアップされていた虎の氷彫ですね。

 こちらは金賞の作品です。細かい削り込みもさることながら「玉」の表現も見事です。

 昨日も随所に見られた「色付きの氷塊」、「氷の花」の制作体験のようなことも行われていました。子どもたちが楽しそうに染料の流し込み体験をしていました。

 氷に穴をあけるなどして花のようなで削り込みを施す。

 粉雪を詰めてそこに染料を流し込むという流れ。

 さらに注入面にアイロンで慣らして完成。

 今回の展示作品も夜間ライトアップでも見たかったと思いましたが15時に展示終了なのでそれだけが残念でした。前回記事の最後に触れましたが昨今の情勢下で開催にこぎつけられたのは幸運だったと思います。来年も無事実施してほしいですね。

 いや、もう、本当にいい加減落ち着いてほしいです。