先日の木崎湖サイクリングに続き、今回は青木湖・中綱湖をミニベロでサイクリングしました。当日は曇り空で微妙な天候でしたが、自分の知っている青木湖とはまた違う湖畔の風景を見ることができたライドでした。
今回も車でミニベロを青木湖まで運んで出発です。おそらく当分はスケジュール諸々の都合でこの流れですね。畳めないミニベロであるグレイシアですが、軽自動車でも後部座席を畳めばそのまま積めます。どうしても難しければ前輪だけ外せば載ります。
湖面は青空の青ではなく、周囲の木々の緑色が映り込んでいます。何となく糸魚川で見た日本海のエメラルドグリーンを彷彿とさせるグリーンです。
青空が反射した青木湖は何度か見ていますが、今回のような「青」は初めてかもしれません。これはこれで美しいです。
青木湖ではSAPやボートなどの水上のアクティビティを楽しむグループを多く見かけました。曇っている分、湖面からの反射も抑えられて快適なのかも。私も過去にこういうことをやったことがありますが揺れの問題で酔い止め薬は必須です……。
お隣の中綱湖にも足を伸ばします。こちらも周囲の緑が映り込んで美しい風景です。
曇り空からほんの少しの間ですが青空が出てきました。うまいこと中綱湖の湖面に青空がきれいに映り込んで鮮やかな景色。先ほどまでのどんよりした曇り空を忘れさせてくれます。
まるで絵画のような湖畔の景色です。何となしに足を伸ばした先でこういう風景を直に拝めて感動。
中綱湖定番の眺めを楽しみつつミニベロを走らせます。
青木湖・中綱湖沿いの道は一部舗装が荒れていたり、そこそこの登り坂があります。とは言え、そんなに大袈裟にとらえるほど酷い道ではないのでグレイシアみたいなミニベロでも問題なく走れます。ここに限らずですが変な速度を出さずに軽いギアを選んでクルクル回すだけです。周りの景色も楽しみながら走るならスピードを出し過ぎてはもったいないです。
青木湖から白馬村につながる「佐野坂」も一部未舗装区間があり、それなりの斜度がありますが軽いギアでクルクル回せば登れます。未舗装区間はタイヤ・モデルによっては走行は要検討かもしれません。最悪、自転車を押していけば良いと思います。
以前に別記事で触れていますが佐野坂はかつての「千国街道(塩の道)」のルートであり、その道沿いにほぼ等間隔で「西国三十三番観音像」と称される石仏群が並んでいます。栂池高原にも同じようなものがありますが巡礼旅に倣って地元の寄進で設置されたものです。当時は今と比べ物にならないくらいに過酷な坂道だったようで、旅の安全と道導の意味合いがあったようです。
気持ち良く走っていると前方で2羽のカラスが道路に転がっている鳥を啄んでいるのを目撃。私が近づくと咥えて飛んでいってしまいました。思いがけず厳しい自然の営みを目撃したわけです。
一通りグルグルと湖沿いを走り回った後は「らあめんはうす ゼーブリック」でランチ。昔から一度は来てみたいと思っていたお店です。なんか看板がすごいことになっています。
こちらは「ねぎラーメン」が有名みたいなので注文。白髪葱とこれでもかと振られた黒胡椒が特徴的なラーメン。
白髪葱の下には大きなチャーシューが隠れています。とてもおいしいラーメンでしたが黒胡椒で辛くて汗だくになりながらラーメンをすすっていました。冬にまた来たいです。
帰りに山麓線沿いを走っていた流れで「コンディトライ・アン・マリーレ」に寄り道。サイクルイベントで寄り道していく人が一定数いるお店です。なぜそうなったのかは不明。以前は大町温泉郷にありましたが2022年に現在の場所に移転。移転後は今回が初めての来店。駐車場にはドライブスルー用の案内もありました。
店舗横にはサイクルラックも常設されています。自転車で立ち寄る際にコレがあると本当に助かります。(今回は車かつミニベロなので使いどころがありませんが)
今回はシュークリームを購入。サクサクの生地にたっぷりカスタードクリームで美味しかったです。
山麓線沿いを走っていたのでついでに「ちひろ美術館」のトットちゃん広場にも寄り道。『窓ぎわのトットちゃん』に「電車の教室」を再現したものが設置されています。こちらは車体の塗り替え工事中のようです。
中は前に来た時と変わっていなかったです。電車の中だと窮屈そうです小学校程度の教室なら収まるようです。ただ、昔の机は小ぶりなので現代のサイズだとキツそう。
2両編成で教室のほかに図書館も入っています。座席に設置されているぬいぐるみが前に来た時と変わっていました。奥に見えるのはかなり有名なアオムシさんですね。
安曇野市に着いたところでさらに山麓線(安曇野市区間)をミニベロで走りました。こちらはミニベロにしては割とガチで走ってみました。仁科三湖から山麓線まで車でのトランポだったので「つまみ食い」のような走り方でしたがこれはこれで楽しめました。
いつもと違った青さを見せた青木湖、絵画のような中綱湖の風景を拝めただけでも無理して外出した甲斐がありました。あと、青木湖のエメラルドブルーの湖面を見ていたら糸魚川の「久比岐自転車道」をまた走りたくなってきました。天気の良いタイミングを狙って糸魚川にも行きたいです。