冬の夕暮れに浅間温泉エリア・薄川沿いをゆるポタ

 今回は仕事の隙間時間に松本市街に出てROVE STでゆるポタ。前回の記事でも触れましたがROVE STに新しいアイテムを装備したのでついでに走りに出てみた次第。松本市街に出て薄川沿いを走るだけのつもりでしたがそのまま「やまびこ道路」経由で浅間温泉エリアまで走りました。

 松本市街に入り薄川に到着。グルグルと走る以外にも装着した自転車用ベル「oi」を試しに鳴らしたりしました。一般的なベルと異なり落ち着いた澄んだ音なので聴いていて不快さは無いですね。実際に鳴らすような場面は勘弁ですが……。

 薄川沿いはまさに「冬晴れの河川敷」の風景。なんとなくですが冬の荒川河川敷を思い出します。この薄川沿いの道も例に漏れずランナーさんが多く走っていました。この日は連日の寒さが嘘のような温かさ。走るにもちょうど良い天気だと思います。

やまびこ道路を走って浅間温泉エリアへ

 薄川を後にして「やまびこ道路」に合流し浅間温泉方面に進みます。この「やまびこ道路」はかつて松本電鉄の「浅間線」というチンチン電車の軌道も通っていました。

 浅間線は1924年から1964年にかけて運行されていた路面電車。松本駅から浅間温泉までの区間を走っていました。1964年に自動車・バスの勢いに押された上に松本駅前の渋滞解消の必要性から廃止となりました。

 かつて「浅間温泉駅」があった道路の突き当たりに到着。2009年まではバスターミナルとしても存在していたそうです。

 今ではそれを伝える看板、整備された公園、バス停が残るのみ。

 その辺をフラフラしてみましたがやまびこ道路沿い同様に営業しているのかわからないような店舗が多いです。車が駐車しているかどうかで判断はできるかな?

 浅間温泉エリアは改めて地図で見ると松本駅周辺から離れた僻地的な立地です。「松本の奥座敷」とはよく言ったものです。少なくとも最初から浅間温泉目当ての観光客以外は来ることの無い立地でしょう。

 車ならいざ知らず電車・バスで来る観光客については松本周遊バス「タウンスニーカー」の路線図がそのまま回れる範囲だとお思います。かく言う私も今回のように松本市街地に出てきて走ることがありますが浅間温泉エリアは遠いと思います(信州大学近辺に住んでいる場合はこの評価は変わるか)。松本駅周辺がコンパクトながら色々な施設・店舗が揃い過ぎているとも言えます。

 フラフラと走っていると初めて来たのに見覚えのある坂道が。YouTubeで見た「ツール・ド・美ヶ原」のスタートの坂です。ここだったのかぁ・・・。

 ちょっと進んだところに冬季閉鎖中の看板。写真撮り忘れましたが看板に対して右側の坂を登っていくと美鈴湖を経由して美ヶ原に行けます。この段階ですでに坂が壁のようになっています。あの人たちはこの道をあの速さで登っていくのか……。

 浅間温泉からではありませんが美鈴湖経由の道は車で何度か走ったことがあります。その時もローディーの方々が登ったり降りたりしているのに遭遇しています。それを見て「登りも大変そうだけど車が行き交う狭い山道を走るのが怖いな」というのがその時の感想。ともあれ自分が登るのであればEバイク必須ですね。自力だと自転車を押していく未来しか見えないです。

今回のゆるポタの締めは松本城とイルミネーション

 浅間温泉エリアを離脱して松本城に到着。我ながらワンパターンですがなぜか吸い寄せられるように松本城に来てしまいます。水鳥を撮影していたらイルミネーションが始まりました。18時開始のはずですがなぜこんなにも早く?

 せっかくなのでイルミネーション演出を見てから帰路につきました。前にミニベロで通りかかったくらいでしたが浅間温泉エリアも見るところはありそうなのでじっくり回るのも面白そうです。

 そういえば「アルプスあづみのセンチュリーライド2022」の日程が公式サイトで発表されていました。ツールド美ヶ原も含めイベントが無事開催できるくらい状況が改善されることを願うばかりです。