春の仁科三湖エリアをサイクリング

 

 今回は桜を見に「仁科三湖」や白馬村をサイクリングしました。特に今回の主目的は「中綱湖」の桜です。中綱湖はオオヤマザクラの水鏡が有名な撮影スポットでもあります。

*長くなるので白馬村は後日別記事で扱い今回は仁科三湖を回った際の話となります。

「仁科三湖」は木崎湖・中綱湖・青木湖の3つを指し、かつてこの辺りを治めていた「仁科氏」という豪族に由来しています。木崎湖近くにある「森城址(仁科神社)」や池田町にある「仁科神明宮」などにその名残を見ることができます。

 早朝に出発しまずは中綱湖を目指して自転車を走らせます。到着するとすでに撮影目的の人たちがあちらこちらに。この日は風が出ていたため残念ながら湖面が荒れています。

 粘ってみましたが一番良いタイミングでこのようにぼんやりと写り込んだ状態です。

 桜の近くまで進んで撮影。

 定番の構図ですがお地蔵様の後ろから撮影。

 かつては「塩の道」のルートでもありこの辺りも例に漏れず往く先々に石仏が多く残っています。彼らも今までに数多の旅人を見守ってきたのでしょう。

 「塩の道」やハイキングルートにもなっている対岸の道をさらに進みます。先ほど撮影していた桜の背後に回り込む形です。

 ここにいると向こう側(さっき自分がいた場所)からは撮影の邪魔でしょう・・・。早々に撮影して移動。

 他にもドローンでロードバイクのサイクリングシーンを撮影されている方々がいました。なにかのプロモーション用の撮影でしょうか?

 このあとは白馬村まで行ったのですがそれは別記事にて扱う予定です。白馬村からの帰り道に改めて仁科三湖を回ります。青木湖も所々で桜が咲いています。沿道に車を停めて撮影する方が見受けられました。

 青木湖の場合はSAPなどウォータースポーツを楽しまれている方々が多い印象。

 中綱湖近くでカモシカに遭遇。大町市のマスコット「おおまぴょん」のモチーフにもなっている動物です。小さい個体でしたが周囲を見渡しつつトコトコ歩いていました。後述の池田町ではシカの大群、青木湖ではサル、中綱湖でカモシカと中々の遭遇率でした。クマだけは勘弁ですが。

 木崎湖の周辺も桜と菜の花が満開でした。

 例年、菜の花がきれいに咲いている場所があるのですが時間ギリギリでたどり着き踏切を通過する「リゾートビューふるさと」を撮影。電車など「動くもの」はほとんど撮らないので無理やりシャッターに収めた感。場所取り含めてこういうものは準備が必要だと感じます。

 「海ノ口駅」にも寄りました。ここに来るのは数年ぶりです。

 駅舎の中には以前と変わらず『おねがいシリーズ』関連のイラストやノートも置かれています。ノートには昨年からのコロナ禍によるものか「ようやく来ることができた」旨の書き込みが多くありました。

 今回は試しに輪行せず自走で行きましたが「輪行」もしくは「近場に宿泊」が効率的だと感じました。「アルプスあづみのセンチュリーライド(AACR)」などで走ったことがある方はわかるかと思いますが、松本方面から白馬方面は緩やかといえど登り基調です。時間と体力の節約、ルーティングを考えると自走は大変だと感じました。

 ルートに関しては池田町から大町市にかけて高瀬川と国道に挟まれた田園区間を走りました。高瀬川沿いの堤防(AACRで走る堤防路)を進んだ方がわかりやすく楽ですが一方通行区間があるので今回は使えません。

 また、極端な例ですが「獣」との遭遇も心配する必要があります。先に書きましたが池田町を通過中に「シカ」の群れと遭遇しました。前方でバッファローの群れみたいなものが「ドドドドドッ!!」と音を立てて横断して行ったのですがよく見るとシカでした。単体では見かけたことがありますがあれほどの数は初めてです。10前後はいたはずです。もう少し早く前を進んでいたら危なかったと思います。

 獣は極端ですが目的地に着く前の「トラブルの芽」を潰すと言う意味で「輪行」可能なら積極的に使うべきだと思いました。(昨今の情勢から難しい面もありますが)

 輪行以外だと中綱湖で撮影されている方から「ベストショットを狙って近場に宿泊している方もいる」という話を聞きました。ホテル・宿・車中泊などがありますが場所が場所なので木崎湖・青木湖のキャンプ場を拠点にするのも手なのかと思いました。春の景色を求めてキャンプツーリングも良さそう。今のご時世でなかなか実行しにくいですが来春にやってみようかと思います。

 今回は目的と時間の関係で見送りましたが仁科三湖エリアの「塩の道」も近々回ってみたいと思います。このあたりは地図や道標が整っているので回りやすいと思います。