「マル秘展」に行ってきました

 東京ミッドタウン横「21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2」で開催中の「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」に行ってきました。

 この展示は各デザイナーさんのアイデア出しから完成までのプロセスを展示するというものです。現在の自分の学習上「デザイン完成までの思考プロセス」について関心があったので気分転換もかねて行ってきました。

 壁面に「展示の見方」として説明がありましたが4と5は特に今回の目的とも合致している部分です。

 この「マル秘展」ですが現在は新型コロナウイルスの影響もあり「事前予約制」です。そのため私が行った時もソーシャルディスタンス確保なのか閑散としていました。そのおかげでボリュームのある展示でしたがゆっくりじっくり見ることができました。

 写真撮影やSNS投稿はOKということですがここでネタバレというか詳細を書きすぎるのもよくないので抜き出しでいくつか上げていきます。デザイナー各人については失礼ながら不勉強というか興味があまり無い状況で行きましたが、普段の生活で見かけるものを手がていることを今回の展示で知りました。

 おなじみのバンダイやらヘルプマークやらメルカリやら挙げていくとキリがないです。

 松永 真 氏の展示にあったスコッティのパッケージデザイン解説を読んで感嘆しました。コンペの条件に納得できず出したデザインで優勝・・・。すごい。

 ボリューム満点の展示ですが個人的には内藤廣氏の内省的なメモがとても印象に残りました。

 デザイナーと言ってもグラフィック、建築、プロダクトなど分野や使う道具・手法も異なりますが共通して言えることは「アウトプットの量が半端なく多い」ということ。おそらく展示にあったものは彼らからしたら「普通」と言えるものだと思います。ただ、「プロ」とされる彼らも頭に浮かべたものを都度都度アウトプットしていくことで形にして把握しているということがよくわかりました。また、メモやプロットなどを見ていくと「デザイン」について「なんのためにデザインしていくのか」を最初にとことん突き詰めて考えていく作業を行っていることがわかります。大きな紙から小さなメモ帳まで様々な形ですが気づいたことや思考している事物についてアウトプットしていく作業が大事なのだと改めて気づかされる展示でした。