「変化」を受け入れるということ

  • 2020年5月2日
  • 2020年5月2日
  • 雑記

 今回の記事は本当に雑記中の雑記です。ここ最近(近年)で感じていることを淡々と書いていきます。

 今年に入り流行ってしまった「新型コロナウイルス」により「外出自粛」、「店舗休業」、「在宅勤務」、「テレワーク」、「オンライン授業」など様々な所で従来と異なる様相を見せています。ただし、今挙げた中でテレワークや在宅勤務、オンライン授業というものは昔から存在しています。今回の一件で前からあったものがようやく活用されたということです。そして、それによってほぼ強制的に「気付き」を与えられたり「変化」を強いられる結果となりました。

 例を挙げると教育分野では憲法で等しく教育を受ける権利を保障していますが「オンライン授業」では各家庭でのIT環境によって導入が難しい家庭があるなどの格差が存在しています。これは各家庭の保護者・学生のITリテラシーや収入なが関係しますが、この手の問題は今に限ったものではなく遥か昔から存在しています。かくいう私も大学生時代は自宅にネット環境が無く、就職活動で苦戦させられる要因にもなりました。

 会社に勤めている社会人に関しても業種・業態によって異なりますが新たな気付きや出来事があったはずです。緊急事態宣言下でのテレワークや在宅勤務推奨される中で「毎日、出社する必要性は無かった」、「実はこの社員は弊社には不要だった」、「在宅勤務導入で交通費等経費が浮いた」、「会社から在宅勤務などの指示や対応無く出社している」、「出社しなくても良くなったが有休取得扱いになった」、「判子の是非が問題になった」など挙げるとキリがありません。

 つまり何が言いたいかといえば新型コロナウイルスの一件で日本に限らず世界中であえて目を背けていたり蓋をしていた「様々な課題が白日の下に晒されたり変化を強いられた」ということです。ほぼ強制的に目の前に突きつけられたと言っても良いでしょう。

 今回の新型コロナウイルス前も私の生きてきた範囲で阪神淡路大震災、オウム真理教によるテロ、鳥インフルエンザ流行、東日本大震災など感染症や災害、テロがありその度に対応・変化してきて今の世の中があります。きっと今回の新型コロナウイルスが一応の終息が見られた後は今回の教訓を活かした様々な変化がが起こるはずです。これは国に留まらず企業や学校などの各組織についても同様です。そこで変化できないところは機能不全を起こしたり見限られて消えていくことになると思います。

 個人的な私見ですが新型コロナウイルス流行による自粛の影響で実施される「国民1人10万円給付」は図らずも「ベーシックインカム」の導入実験になるように思います。「ベーシックインカム」も各国で導入の是非が議論されていますが、今回を機に導入時シミュレーションができてしまうので一定の結論が出ることになると思います。ベーシックインカムについては先述の企業・社会人の働き方・ライフスタイルの部分で変化を引き起こすでしょう。

 今までもそうですが否応なく「変化」を強いられるのは本当にストレスです。誰だって本当は進んでやりたいということでは無いと思います。ただ、現実として「アフターコロナ」の世界はきっと前と同じ世界に戻るということはありません。みんな色々なことに気付いたり既に変化しているからです。新型コロナウイルスの後も同じように変化を強いられる事態はあるでしょう。

・新たな気付きのきっかけと思うこと

・素直に変化を受け入れること

・変化を恐れずに一歩を踏み出すこと

 この3つの意識は必要なのだと思います。これは今も昔も変わらない考え方ですが私自身を取り巻く状況から特にそう痛感させられたことです。そして、それができない人や組織はおそらく文字通り滅んでいくのだと思います。これは今までの歴史が証明していることです。まだ今後を楽しく生きていくつもりがあるのなら以上のことを強く意識していかないといけないのだろうと思います。