iPhone SE(第2世代)を購入

 「iPhone SE(第2世代)」を購入しました。色々気になる部分はありますが私にはちょうど良いタイミングだったので購入することにしました。

iPhone6sがそろそろ厳しい

 私はiPhone6sを使用していましたがAppleCareを利用してバッテリー交換や液晶ガラス交換など延命を図りましたが色々厳しい状況でした。全体的にガタがきてボロボロです。

 6sからiPhone11など最新機種に乗り換えるにはいくつか問題があり「本体サイズが大きい」、「Lightningコネクタ採用」という部分で購入を躊躇していました。私はiPad ProもあるのでiPhoneにはモバイル性も求めています。ポケットなどに入らないのは困ります。また、LightningアダプタはUSB-Cがある現在では旧世代テクノロジーです。これらに10万円以上の金額を出す気にはなれませんでした。

 今回のiPhone SEは6sと同じ4.8インチ液晶を採用しており端末サイズもほぼ同じ。旧SEユーザーには不満かもしれませんが6sユーザーの私にとっては従来通りのモバイル性を確保できます。

 今回のiPhoneSEはiPhone8の本体に現行機種とほぼ同じスペックを詰め込んでいながら5万円前後の値段です。また、個人的には「PRODUCT RED」も用意されているところが決め手でした。Lightningコネクタを引き続き採用していますがこの値段とスペックならまだ受け入れられます。

スペックは必要十分

 詳しいスペックやレビュー・比較は世にたくさん記事が存在するのでここでは割愛します。廉価版であるSEですがプロセッサーは最新上位機種と同じ「A13 Bionicチップ」を採用しています。そもそもiPhone6sからのアップデートになるので今後様々な部分で恩恵を感じると思います。

 iPhoneSEはチップは最新ですがいくつかの部分では現行最新機種に及ばない点やコストカットされている部分があります。通信規格についてはLTE通信とWi-Fi6に対応していますが今後拡充が見込まれる「5G」には非対応です。最新の通信規格に興味がある、恩恵を感じたいというユーザーにはこの点では向かないでしょう。

 他にも現行最新機種とスペックの差を感じさせるのが「カメラ」だと思います。見た目でわかるとおりiPhone11Proに採用されているスコープドッグみたいな三眼カメラではありません。カメラはiPhone8と同スペックです。個人的には「超広角レンズ」が無かったのは残念ですがやむなしです。 

 6sとの比較では中間色をちゃんと捉えることができるようになったのが目に見えての差でした。

iPhone6sで撮影
iPhone SEで撮影

 わずかな差でわかりにくと思いますが上は6s、下がSEです。ハイライト部分がSEでは抑えられています。

 これは中間色もしっかり捉えられるということで窓ガラスの反射など白飛びで潰れる箇所を減らせます。外での写真撮影では日光などで明るさの調整に手間取るところがありましたがそのあたりのストレスを減らすことができます。

 今回のiPhoneSE購入については6sの状況等止むに止まれずという部分も大きいです。私は「最新テクノロジー」には非常に興味は持っているので本来であればとっくに11Proを購入しているところでした。発表当時購入を見送ったのは「Lightningコネクタを採用し続けた」という1点のみです。冒頭にも触れたようにその端末に10万円以上のお金を出す気にはなれませんでした。

スマートフォンはただの端末選びでは済まない

 今やスマートフォンに関しては端末を選んで完結する単純な買い方では無いと思っています。一昔前と異なり「どこのエコシステムを利用するのか」という選択に直結します。写真など別アプリで管理する方法はありますが「iCloud」など同一エコシステムを利用する方がシームレスに管理できます。iPhoneは全体的にハイクオリティかつ高価です。ヘビーユーザーでも無い限り容易に買い替えが難しいという人が大半と思います。今回のiPhoneSEアップデートはiOS含め「Appleのエコシステム」を継続して利用したいという人には朗報だったと思います。