一時は断念したグラベルロードのチューブレス化ですが再度検討することにしました。
グラベルキング にタイヤ交換したばかりなのに何故また検討しているのかと言えば「リム打ちパンク時に外でのチューブ交換作業が現実的ではない」からです。
グラベルキング に交換した際はタイヤの着脱で非常に苦労しました。チューブレス レディ対応タイヤは気密性確保のため、一般的なロードバイクタイヤの比ではないくらいにピッチリとリムにはまる構造です。それ故に固いビードの着脱がとても大変な作業になりました。万が一、パンクした際にこの作業をできるかと言えば「難しい」というのが正直な感想。特に真夏の炎天下でこの作業をやったら間違いなく熱中症で命に関わります。
タイヤのチューブレス化をしてもタイヤの「カットパンク」の心配が付き纏いますが、「リム打ちパンクのリスク回避」、「低い空気圧での乗り心地改善」、「足回りが軽くなる」というメリットが得られると思えば実行価値はあると感じます。
前置きが長くなりましたが取り急ぎ必要なものを準備しました。ショップさんに依頼した方が確実で難易度が下げられますが日程の調整や持ち込みの手間を考え自分でやってみることにしました。
チューブレス化に必須なもの
シーラント
チューブレスと言っても2種類あって「チューブレス」と「チューブレス レディ」というものがあります。近年増えているのはチューブレスレディです。「シーラント」という液体ゴムをチューブの代わりに注入して気密性を確保します。通常のチューブレスでも保険がわりにシーラントを入れる方が多いようです。現在使用しているグラベルキング もシーラントの使用を前提としています。
チューブレス用バルブ
チューブに付いているバルブが無くなるので当然チューブレス専用のバルブが別で必要です。シュワルベのバルブが一般的だと思われますが今回はリムのメーカーに合わせてWTBのバルブを準備しました。
チューブレス用リムテープ
チューブレス化にあたってはスポークの穴を塞ぐためにチューブレス用のリムテープが必要です。チューブレス対応ホイールだとテープ不要のものもあるようです。
チューブレス対応のホイールとタイヤ
当然ながらホイールとタイヤもチューブレス対応のものを準備する必要があります。今回の場合はRENEGADE S2には最初からチューブレス対応できるWTBのホイール・タイヤが付いているので問題になりません。
必須ではないがあった方が良いもの
チューブレスタイヤ用のタイヤレバー
無くてもできないことはないですがあった方が良いです。必須装備ではないのですがキッチリとリムにはまったビードの着脱作業であった方が良いと思います。素手で作業した場合は数日程度の手の痛みを覚悟した方が良いでしょう。
ロードバイクでもタイヤレバーを使用するケースがありますがチューブレス用は厚みが違います。ホイールとタイヤの相性で通常のタイヤレバーでできるかもしれませんがへし折れる可能性もあるので専用レバーを準備した方が無難です。
インフレーター
空気入れでタンクに入れた空気を一気に圧縮注入できるという道具です。「空気入れ版トランザムシステム」です。
「Schwalbe (シュワルベ) タイヤブースター チューブレス インフレーター 」を注文。タイヤのビードをリムにはめる「ビード上げ」であった方が良いみたいです。通常のポンプでもできるようですが情報を集めてみるとビード上げ作業で四苦八苦しているケースが多い様子・・・。
インフレーターは値段もそこそこするのでパンク修理時に使用する「CO2ボンベ」を使用する方法もあるようです。
ただ、今までの作業ですんなり成功するとは思えないので何度も挑戦できるインフレーターを選びました(CO2ボンベ使ったことないので・・・)。
作業に必要な道具やパーツが揃い作業に取りかかりたいところですが別のタイヤを発注していたのです・・・。
届くのだいぶ先なんだけどどうしようかな・・・。
WTB – ByWay TCS ロードタイヤ