2020年でもColorMunki Design(カラーモンキー デザイン)を使う方法

Mac

 だいぶ前ですがMacを「Catalina」にアップデートしたらColorMunkiが使用できなくなり困ったので備忘録として残しておきます。

結論としては「i1Studio (アイワンスタジオ)のドライバを使用する」です。

 タイトルを見て「カラーモンキーとはなんぞや?」という方がほとんどと思われますが、エックスライト社が出しているPC液晶・プリンターなどの「キャリブレーション」を行うための「分光測色計」です。

 私はパソコンの液晶ディスプレイの色表示の調整に「ColorMunki Design」という分光測色計を使用しています。

 このDesign以外に本体カラーがブラックの「Photo」という製品もあります。いえ、どちらも正確には「ありました」という表現が正しいと思います。どちらも現在は生産終了で後継機種として「i1Studio (アイワンスタジオ)」が販売されています。

 細かい説明は省きますが写真のように本体をセットして「写真(印刷物)」・「ビデオ」など自分の主な使用用途・製作物向けに液晶の色表示を調整していきます。また、プリンターの出力カラーも調整可能なのでパソコンとプリンターの色表示を極力合わせていくということも可能になります(あくまでも各デバイスのスペックに依存)。他にもDesignに関しては印刷物だけではなく「物の色情報」を直接スキャンする機能などもあります。正直なところ私はこれらの機能を使い切れていません・・・。

 一般的な液晶ディスプレイはそのままだと「青」や「白」が強すぎます。私はプロの写真家やらなにやらではありませんが、眼へのダメージや個人的な趣味の写真等々の色調整のためにパソコンのディスプレイはキャリブレーションを行うことにしています。

 このColorMunkiですがMacやWindowsがバージョンアップしたことに伴い純正のドライバが使用不可能になりました。64ビットに対応していないことが理由みたいです。Windowsはいつからか分かりませんが少なくともMacは「Sierra」以降で使用できないようです。

 久々にしっかり調整しようと思ったら使えなくなっていたので非常に困りましたが公式サイトのQ&Aなどを探し解決することができました。他にColorMunkiを使用している方がどの程度いるのか分かりませんが自分が情報にたどり着くのに難儀したので記事に残しておこうとおもわった次第です。

 メーカーとしては新しい製品を買って欲しいということなのでしょうが2020年以降も異常が出ない限りは使い続けたいところです。価格が価格なので・・・。

*現行機種の「i1Studio (アイワンスタジオ)」はプロファイル作成アプリ「ColorTRUE」に対応しているのでiPadなど「ios端末のディスプレイ」をキャリブレーションできます。