2024年ももうすぐ終わる(早い!!)ということで年納めのサイクリングに出かけました。サイクリングに合わせて最近調達したアクションカメラinsta360「AcePro2」、Xiaomiのスマホ「Xiaomi 14T Pro」の機材テストも実施。
この日は雲が多めですが冬晴れでした。その前に雪が降ったため場所によってはまだ路面が濡れています。
影になるところは氷も張っていたので走る場所は選ぶシチュエーションです。「あづみ野やまびこ自転車道」の拾ヶ堰(じっかせぎ)も氷が張っています。
早速、自転車道に到着と同時にアクションカメラ「AcePro2」で撮影を開始。発売日には入手していたのですが、レンズカバー内側が曇るなど諸々の不具合に見舞われました。幸いなことにメーカー側で交換対応してもらえました。このサイクリングはその不具合箇所が無いかどうかの確認という意味もあります。
気温が低い環境、夜間撮影での曇りが発生していたのですが、交換してもらった端末ではその不具合は発生しませんでした。私の場合は後から気付いた不具合で4Kと2.7Kが同じ残り録画時間、データ量というものもありましたがそれも修正されていました。レンズの曇りにも関係していると思われますが、本体の発熱も前よりもかなりマイルドです。
自転車道を走りつつ各種設定で撮り進めましたが全体的に交換する前よりも画質やタッチパネル感度が良くなっていると思います。メーカー側が公式に不具合に関してのアナウンスを出していないのですが、やはり発売日に出回ったロットには何かしらの不具合があったのだと思います。もしも、発売日当初に購入したAcePro2をお持ちで気になる症状があるという方はメーカーのテクニカルサポートに問い合わせをしてみることを強くオススメします。交換交換してもらえたAcePro2ですが今後さらに使い続けてから製品レビューを上げる予定です。
また、アクションカメラとほぼ同じ時期にスマートフォンも新調しました。こちらは完全に予定外の買い物でしたがやむにやまれず。端末価格とカメラ性能などを当て込んで「Xiaomi 14T Pro」を購入しました。約10万円の端末価格でAndroid端末としてはハイエンドの部類に入るモデルです。チタングレーというカラーを選びましたが、公式サイトの画像と違ってシルバーです。ブラック以外だとこちらの方が人を選ばず高級感はあるかな。
14TシリーズはLeicaとの共同開発レンズを搭載していることが特徴です。さらにProについては望遠レンズまで付いていて10万円という価格帯なので選ぶ価値はあるかなと思った次第。スマホで有名どころのiPhoneやPixelのProモデルは軽く15万円行ってしまうのでそもそも手が出ませんが。
走行時はAcePro2、それ以外は14T Proで撮影とせわしない感じでした。14T Proに関してはさすがLeicaと共同開発のカメラを装備したハイエンドモデルなだけあって適当に撮影してもきれいに撮れています。ライカのフォトスタイルとして「バイブラント」と「オーセンティック」の2つから選択することが可能でわかりやすく言えば色調が変わります。
バイブラントは見たままに近い色合いで若干色が濃いめに出る印象。
オーセンティックは光と影によるコントラストがしっかり出る作風になります。また、ごく薄めの黒・紺系統のフィルターがかかった感じです。正直なところ使う場面を極端に選ぶモードに見えます。選択画面では「自然な色合い」とありましたが個人的にはそれは違うかなという感想。
オーセンティックは雰囲気のある写真が撮れるのでストリートスナップに向いていると思います。人工物以外の自然などで使うと色調も相まって荒涼・荒漠、モノクロ的な絵になります。岩が切り立った荒涼としたスポット、例えば乗鞍の畳平みたいなところは雰囲気のある写真が撮れそうですね。
望遠レンズはスマホ搭載と考えればハイレベルなものだと思います。おそらく端末のレンズ以外にも画像処理エンジンも優秀なのでしょう。
上の画像は被写体のカモさんをクロックズームしたもの。2倍は1倍を単純に引き伸ばして2倍相当にしたような画質です。よくある絵です。
こちらは2.6倍の画像。2.6倍から望遠レンズに切り替わるので2倍よりも高精細になります。これは動画撮影モードも同様です。望遠で撮る場合は2倍ではなく2.6倍まで一気に上げてから撮る方が画質は良くなります。ただ、気になるのは通常レンズと望遠レンズで色調が微妙に変わることでしょうか。わずかに彩度が上がる傾向が見られます。また、超広角レンズは若干暗くなる印象。
望遠はデジタルズーム30倍まで上げられますが実用性はないですね。常念岳も30まで上げるとボケボケです。スマホカメラと考えれば十分な気がしますが、画質を担保するならせいぜいが10倍まででしょうか。
個人的にはモバイル性も求められるスマホカメラとしては十分です。もし、それ以上を望むなら一眼カメラの世界だと思います。
そこまで長い距離は走らなかったのですが合間合間で撮影していたので思った以上に時間がかかりました。
先述の通り、撮影の被写体としてカモさんばかり撮っていました。しかし、さすがは安曇野の拾ヶ堰(じっかせぎ)のカモさんは身持ちが固い。近寄るだけでサァ……と散っていきます。それでもさらに近づくと飛んでいってしまいます。松本城近辺の野生を忘れたカモたちとは違いますね。
大町市方面の山は松本市・安曇野市よりもさらに真っ白な冠雪。こちらは晴れていても向こうは降雪という具合に天候がガラリと変わります。
自転車道の起点まで辿り着いたのであとは適当なルートを走って帰りました。年明けも雪がどうなるか心配なところがありますが、寒さに負けず外に走りに出ていければと思います。