サイクリングなどスポーツでの使用を想定してコンタクトレンズを導入しました コンタクトレンズ導入や視力矯正についての雑記

 最近、コンタクトレンズを使い始めました。私はもともと強度近視で普段からメガネを着用しているのですが、サイクリングや山登りなどのスポーツ時に不便を感じていたので重い腰を上げて導入した次第です。使用することにしたのはソフトコンタクトレンズ(1DAY)ですが導入理由や使用してみた感想、視力矯正についてなどをあれこれ書いていこうと思います。

導入理由:スポーツ時の不便さを解消するため

 ソフトコンタクトレンズを導入した理由は冒頭でも触れた通りサイクリングなどスポーツのためです。私は強度近視なこともありメガネなどでの視力矯正は不可避。メガネのレンズはオプションをつけてもかなりの厚みになります。

 そのためサイクリングや山歩きなどではメガネの上からかける「オーバーサングラス」を使用しています。オーバーサングラスはメガネの上からかけるだけなので非常にお手軽なアイテムです。ただ、「メガネを2つかけている」ことから長時間の着用だと重量感から疲れが出てきます。物によりますがメガネ約25g+オーバーサングラス約30gで計50gほどの重さになります。数字を見ると大した重さに感じませんが長時間ともなると話は別です。また、蒸気が籠ったり、汗が垂れてきた時も処理が煩雑というのが地味に面倒です。

 ついでに触れておくと「度付きのサングラス」も使用していたことがありますが、こちらはメガネをかけ直す手間と度数が合わなくなったら使用できないというデメリットから使わなくなりました。

 上記のことからスポーツ時だけでも裸眼状態で視力矯正できた方が快適だと痛感。眼にレンズを入れるなんて怖さしかないのですがストレスには勝てず導入することにしました。眼科にも言われましたが強度近視なのでコンタクトの方が視力矯正の制約(主に物理的な)がまだ少ないというのもあります。

ソフトコンタクトレンズ導入時のあれこれ

 まずは度数や装着の可否など検査が必要なので眼科を受診しました。わざわざ書く必要はないと思いますが、眼に入れる高度医療品なので眼科の受診・装着の練習は必須です。

コンタクトレンズには主にハードとソフトがありますが、スポーツ時のみの使用を想定しているので装着感や動きに強い「ソフトコンタクトレンズ」にしました。また、使用頻度も多くはないのでお手入れ不要な「1DAY」のレンズを選択。レンズは付け外しがしやすいことと「酸素透過性」が高い製品を選びました。この辺りは付け外しの練習をしながら決めていった感じです。

 実は学生時代にハードコンタクトレンズを導入したことがありますがすぐにやめたという過去があります。どうしても装着時の異物感などで慣れることができず、日々のお手入れが面倒になったのが辞めた理由です。

 かつてハードコンタクトレンズを使ったことがあると言っても「目にレンズを入れる」という行為への恐怖感は拭えません。付け外し場面のフリー写真素材を探しましたが写真を見てブラウザバックするくらいです。いくつかの製品を試すという意味でも付け外しの練習をしましたが非常に手こずりました。コンタクトレンズ越しとは言え眼球に触るということ自体が恐怖。おっかなびっくり何度も練習してとりあえず付け外しはできるようになりました。これが今回一番のヤマ場・難所と言って良いでしょう。

使用感は快適

度数を下げたと言っても見る人が見れば高いのはおわかりかと。

 あくまでも「現状では」ということになりますがコンタクトレンズの使用感は特に問題ありません。後述しますが矯正度数を下げたので最初は見え方に違和感がありましたが慣れたら快適そのもの。ソフトコンタクトレンズなのでかつてのハードコンタクトレンズのような異物感もほとんどありません。

 コンタクトレンズ装着の状態で軽くサイクリングしてみましたが、サングラス1個だけで済んでいるので顔面の軽量感が段違いです。先に挙げた分厚いメガネレンズ分だけでも軽くなっているのでその差は推して知るべしということでしょう。

 今後の使用経過を注視していく必要がありますが、かつてのハードコンタクト使用時の不快感が無いことは何よりの救いです。

メガネは必須

 コンタクトレンズを導入してもメガネは必ず必要になります。これは日常使用の方も同様です。その日の体調や緊急時での衛生状態などコンタクトレンズの装着が難しいケースがあります。また、目にレンズを入れるということ自体も負担は大きいものです。そういったことへの対処としてもメガネは引き続き必要となります。毎日使用するという人でも「基本はメガネ」という考え方でいた方が良いのでしょう。

コンタクトレンズ使用時でもメガネ(度なし)・サングラスはかけたい

 私としてはコンタクトレンズ使用時でもメガネ(度なし)・サングラスはかけておきたいところです。これは安全と体調管理が理由です。

 眼球は人体で剥き出しの臓器と言えるものです。サイクリングなどスポーツをやっている方はお分かりかと思いますが、サングラス・バイザーなどで保護しないと思わぬ怪我に繋がり、最悪失明という事態にもなりかねません。普段の生活でも気休め程度とは言え、メガネで眼を保護している形になっています。これがコンタクトレンズ装着でいざ裸眼状態になるとなんとも言えない恐怖感があります。あとは鏡で自分の顔を見た際にパーツが欠けている感があるのも理由でしょうか。

 他にも個人的な話ですが他の人より「光への感受性」が強いことも関係しています。私は強い光で頭痛を引き起こすこともあり、例えば起き抜けに「朝日を浴びる」という行為も非常に神経を使います。パソコンなどの液晶から発する光も短時間で大きな負荷になります。それが昨今のメガネで見られるブルーライトカット(20%程度)を導入した途端にそれらの症状が無くなりました。パッと見で色が付いているかわからないようなコーティングでも症状がなくなったので驚いた記憶があります。

 参考に晴れ間のギラついた陽光差し込むこのシチュエーション。写真だと伝わりにくいですが雲や川の白い部分が眩しく光っていて目に突き刺さる感じです。このくらいの眩しさだとまともに目を開けていられません。

 サングラスをかけるとだいぶ楽になります。サングラスでなくても昨今のブルーライトカットのメガネをかけるだけでも体感で眩しさがだいぶ緩和されます。

 以上のようなことから物理・光から眼を保護してくれるメガネ・サングラスの重要性は身をもって体感しています。コンタクトレンズを装着している時も私にとってはメガネ類は手放せないアイテムだと言えます。

眼科受診の重要性

 そういえば今回の検査に合わせてメガネも新調することにしたのですが、今まで使用していた度数が高すぎると言われました。車の運転をするとしても普段の生活スタイルでは過剰矯正とのこと。眼の負担も考えて度数をだいぶ下げる結果となりました。

 メガネもコンタクトレンズも新たに調整した度数を適用したわけですが、使い始めた時はぼやけた見え方で非常に違和感を覚えました。今はどちらも慣れて問題なく見えていますが従来が矯正しすぎだったのだとよくわかりました。

 視力矯正に関してははっきり視えれば解決という単純な物ではありません。眼の状態、病気の有無、コンタクトレンズ使用の可否などを診てもらわないと後で眼のトラブルにもなります。メガネの処方箋を作るだけでも眼科を受診することの大切さを改めて実感しました。

場面に応じて使い分ける

 コンタクトレンズは物が物だけに他人に安易に勧められるようなものではありません。個々人の眼の状態やライフスタイルなど密接に関係します。ただ、場面によって使い分けられるように手数・手段を確保するという意味で検討してみても良いのかなと思いました。

 今回、コンタクトレンズを導入したわけですが、普段の生活ではメガネを使用しますし、体調によってはオーバーサングラスを引き続き使うことになるでしょう。それぞれメリットデメリットがあるので自分の体調や場面に応じて柔軟に運用していきたいと思います。