ここ最近の曇りや雨が嘘のような雲ひとつないスッキリした秋晴れが到来。この機会を逃すと次はいつになるかわからないと安曇野市明科の「長峰山」までサイクリングしてきました。
今回は時間も惜しく、遠回りをしたくなかったので気は進みませんが国道19号線をまっすぐ走ってきました。車で混雑かと思いましたが思ったほどではありませんでした。
ここ最近まともに走れておらず辿り着けるか心配でしたが長峰山の山頂になんとか到着。林道スタート地点から自転車を押していくつもりでしたが、なんと足つき無しで頂上まで登れました。自分でも意外でびっくり。
自転車の軽いギア、高すぎない気温などいくつかの要素に助けられたことは間違い無いでしょう。少なくとも7月・8月の猛暑だったらまともに走れていないでしょう。とはいえビンディングペダル無しでもちゃんと登れたのでよくやった方ではないかと自画自賛。
ちなみに現状では明科から「林道長峰線」を登らないと長峰山山頂にはアクセスできません。お隣の光城山の「林道城山線」とも繋がっているのですが、ちょうど中間あたりで道が崩落しており通行止めです。「天平の森」を過ぎて少し進んだあたりで写真のとおり通行止め看板が道を塞いでいます。春先に光城山の桜を見に行った時から状況は変わっていないようです。
話を長峰山に戻しますが山頂の展望台と謎モニュメント。これを見ると長峰山山頂に来たんだなと思います。このモニュメントは何なのかと思い調べると「歴史の塔」というものだそうで1971年(昭和46)12月に設置されたとのこと。
こういう建物の隙間から覗く景色も秋の訪れを感じさせます。
展望台に登って安曇野の景色を眺めます。長峰山山頂は混雑というほどではありませんが秋晴れのためか人は多めです。車、バイク、自転車、遊歩道で登ってくる人たちと様々。あと、到着時にはパラグライダー離陸台でフォトウエディングの撮影をしている方々も見かけました。
展望台・モニュメントから少し下りたところにあるパラグライダー離陸台(写真下の木の板のところ)からの眺め。田んぼは稲の刈り取りが終わっているところもありパッチワークのような光景です。
このパラグライダーの離陸台はいつからあるか知りませんが、頻繁というほど飛んでいるのを見たことがありません。ここよりは大町市の小熊山の方が飛んでいる印象。
正面の穂高エリア。写真下の木が生い茂っているエリアが「大王山わさび農場」ですね。
豊科・松本市方面は空がガスっていて見通しが良くありません。
池田町、大町市方面。
こちらは松本市の四賀エリア。写真左側に写っている道路は長野自動車道。こうして眺めると改めて陸の孤島感……。
パラグライダー離陸台で自転車を撮影。どうやって自転車を立てようか悩んだ末、無難にヘルメットをつっかえ棒的に置く方法を選択。まぁ、手立てがこれしか無いのですが。過去にロードバイクでやった時と異なり、車体重量があるのですぐ倒れると思いましたがなんとか持ち堪えました。
帰りは先述の通り光城山に抜けられないので来た道を戻ります。細い道で車も走る上にハイキング(徒歩)の方々も出てくるかもしれないのでガッツリと減速して降りました。下ハンドルを握ったのはいつ以来でしょうか。油圧式ブレーキは本当に偉大だなと思います。
また、今の時期はイガグリとどんぐりが路面に散らばっているので細心の注意を払って走りました。常時、頭上から「パキパキ」、「メキメキ」という音がして栗とどんぐりがパラパラ落ちて来ます。これに関係なく、写真のとおり木漏れ日で路面状況がさらに見づらいので速度は出せないですね。
そうえいば話が脱線しますが、YouTubeでだいぶ昔にこの道をロードバイクで駆け下りていく動画を見たことがあります。その動画では見ているこっちが冷や汗出るくらいの物凄い速度で下りていました。ここでは「誰の動画」とかは触れませんがプロであろうがなんであろうが、貸切コースでもない道路で高速ダウンヒルするのは正気を疑います。
今回もそうですが遊歩道を始めハイキングの方(徒歩)もいます。栗拾いの方々もいました。横からひょっこり出てくるかもしれません。当然ながら車も前から来ます。見通しもとても良いとは言えない道です。私が頂上にいた時に背負子で赤ちゃんを連れた方もいらっしゃいました。万が一、そういった方と接触事故を起こしたらどうなるか……。これは私がただの心配症なだけでしょうか?
……とかなんとか下りている際に動画のことを思い出したのでここに書いておきます。
久々のまとまったライドが長峰山の登りで大変でしたが、見事な秋晴れの中で秋の安曇野の景色を楽しむことができました。良い眺めなのでまた来たいなと思いつつも登りのことを考えると「当分はいいかな……」ともなります(複雑)。ただ、そうは言ってもそう遠くないうち、見下ろす景色は多少の変化があることはほぼ確定しています。松糸道路(*)の工事が本格着工というタイミングが来たら今の景色の見納めとしてまた登ることにはなるでしょう。
*誤解のないように補足すると賛成反対どちらでもないです。