ROVE STのペダルをMKS(三ヶ島製作所)「MT-FT 」というプラ製フラットペダルに交換してみました。もともと同じ三ヶ島の着脱式ペダル「Compact Ezyペダル」を使っていましたが、買った当時とは運用形態が変わっています。少なくともペダル着脱をするような場面は皆無です。それならもっと軽量でスッキリしたフラットペダルにしようと思った次第。
タイトルと後述の通り驚きの約1,000円というお値段でしたが使ってみたら特に何の問題も無かったのでどんな感じか書くことにしました。(と言っても特段書くようなことでもない気がします)
「MT-FT フラットペダル」に価格は驚きの1,185円……
当初は違うペダルを買うつもりでしたがMKS(三ヶ島製作所)「MT-FT 」を発見。ペダル界隈で知らぬ者はいない三ヶ島製のペダルですが約1,000円(購入時はAmazonで1,185円)のプラ製ペダル。見た目も画像の通りシティサイクルなどに付いてくるペダルと変わりありません。率直に「いくら三ヶ島のペダルでもこれは大丈夫か……?」と不安にはなります。割と名の知れた別メーカーの1,000円ペダルを使ったことがありますが回転が重かった記憶があります。しかし、値段が値段なので失敗しても損害は少ないと物は試しに購入。
ちなみに主な仕様は下記のとおり。
- カラー :ブラック
- ボディ材質: PP樹脂
- サイズ :W95 x L72
- ベアリング :ボールベアリング
- 重量:259g
- 価格: ¥1,540(税込)
公式サイトによると「コストパフォーマンスに優れたプラスチック製MTBペダル」とのことでオススメ用途にはオフロード・街乗りと記載がありました。オフロード用途も想定してなのか本体はプラ製ですが踏み面には滑り止めの如くスパイクの如く出っ張りがあります。ただし、実際に使ってみると靴底にこの出っ張りが引っかかる感じはないので期待しない方が良いです。それでも安物のツルツル滑るようなペダルよりはマシでしょう。
ツルツル滑って畳んでもコンパクトにならず重量もあるダホンの折りたたみペダルとか……。
重量は実測で片側129gなのでセットで158gとほぼ公式通りです。そのほかトウクリップというベルトも装着可能だそうです。個人的には最初からリフレクターが装着済みな点が評価点だと思っています。
そこまで回転は渋くない
ペダル自体は手で回してみるとゴリゴリというほどではありませんが、若干こすれたような感触を感じました。もう少し使っていくとこなれてくるのでしょうか?
自転車に取り付けて回してみると同じ三ヶ島「Compact ペダル」とそんなに変わらない回転具合。もっとお高いよく回るペダルも比較に加えたら大きな差が付きますが値段を考えれば順当なところだと思います。さらに言えば同価格帯の某別メーカーのペダルと比べたらスルスル回っている方だと思います。名は伏せますがあれに関しては指で弾いて1・2回転くらいで止まりました……。それ以外にも過去に回転が渋くてほぼ回っていないSPDペダルを分解・玉当たり調整したことがありますが、あれと比べたら個人的には不満はないです。
とりあえずペダルを交換したいならコレ
早速、ROVE STに取り付けて走ってみましたが、実際に漕いでいて気になるということはありません。SPDペダルでもなんでもなくただのフラットペダルなのでこれ以上特に言うこともありません。いわゆる「特徴がないことが特徴」といったところでしょうか。
そのほか、先述のとおり踏み面の出っ張りは特にスパイク的機能は期待できず、泥抜けが特別良いデザインでもありません。ガチのオフロードでの利用であればさすがに別製品を検討した方が良さそうに思えます。
今回導入した「MT-FT 」は低価格帯のフラットペダルですが、三ヶ島なだけあるのかその値段の割にマイナスを感じさせないところはさすがと言うべきかもしれません。あとはどのくらい保つのかという「耐久性」が気になるところですがプラ製かつ価格のことを考えたら期待するのは酷な気もします。この価格でこの仕様なら特別長持ちしなくても文句はないです。
前述したダホンの折りたたみペダルのように即刻交換した方が良いケースやとりあえず無難なフラットペダルに交換したいなどの需要には十分応えられるでしょう。
最後に余談ですが前述のとおり当初は「CXWXC 自転車 ペダル CX-930」という2,000円ほどの別ペダルを検討していました。製品の作りは値段の割にしっかりしていそうでレビューからも失敗は無さそうでした。今回は見送りましたが追々、購入しようとは思っています。