新型コロナウイルスのワクチンを打った話

 ようやくですが新型コロナウイルスのワクチンを2回接種することができました。自分の打ったワクチンや接種後の様子、思ったことなどについて書いていこうと思います。

*これから書くことはあくまでも自分についての話になります。医学的・専門的な内容ではありませんのでその辺りを認識の上ご覧ください。公式な内容については厚生労働省HPなどを参照してください。そのほか過激な表現もありますので不快に思われた方はページを閉じてください。

打ったワクチンはモデルナ製

 私が打てたのはモデルナ製ワクチンでした。私が住んでいる「市」が扱っているワクチンはファイザーのワクチン。ちょうど同じようなタイミングで「県」が実施するワクチン接種の予約も受付開始となっていました。しかし、県が実施するワクチン接種で扱うのはモデルナのワクチン。ファイザーと比べて副反応が強いという話を聞いていて不安でしたが接種日が約1ヶ月早かったので「とにかくワクチンを早く打ってしまいたい!!」という一心のもと(やむなく)予約。

予約がとにかく大変!!

 ちなみに予約については予約開始時間からウェブにアクセスしましたが大量のアクセスがあるためなのか中々先のページに進めず・・・。やっと日時指定できたかと思えば次ページに進んだら「席が埋まっています」と最初の日時指定ページに戻されます。そんなこんなでなんとか予約できましたがもう少し何とかならないものかと思いました。情報を集めてみると予約から接種の流れについては自治体によって大きく差があるようです。小さな「村」だと人口のボリュームから8月末には全員2回目までの接種完了というところもあるようでした。そのほかにも東京のように「自治体以外の接種会場」が殆ど無いのもつらい所。

 ちなみに後日、「市」のワクチン接種の予約サイトにもアクセスしましたがこちらはもっと厳しい戦いでした。開始時間にアクセスした時点で最速の摂取日が1ヶ月以上先という状況でした。後述しますがすでに高齢者を優先して接種を進めているのでこの段階においてこの状況はいかがなものなのかと思います。

ワクチン接種と接種後のことについて

 ワクチン接種当日は必要な書類を受付に出して待合席で待って順次、問診と接種、待機をして終了という流れでした。受付から問診までの待ち時間が長かったです。接種後の待機時間は案内された席で15分(人によっては30分)待つことになるので待機席の空き状況も影響したのだと思います。ちなみに2回目については1回目よりも半分の時間で終了しました。おそらくですが担当スタッフがその頃には慣れてきたということも一因と思われます。

 接種会場でこのような「モデルナワクチンバージョンのリーフレット」が配布されました。県のサイトにもPDF(モデルナ・ファイザー両方)で上がっています。ただ、これも「もっとわかりやすい位置に画像で表示しておいた方が良いのでは?」とサイトを見て思いました。ページのアイキャッチ画像のような感じで表示してしまっても良いと思います。

 接種後の副反応についてですが私の場合は2回とも共通して約18時間後から注射した腕が筋肉痛・腱鞘炎に似た痛みで上がらないという症状が出ました。どのくらいの痛みかと言えば夜中に目が覚めるレベル。1回目についてはそれにだるさと頭がなんとなく重い感覚がありました。2回目については1回目の症状に加えて悪寒と体の節々の痛みが出ました。発熱はありませんでしたが風邪にと似たような症状と言えます。まだ幸いなことに3日目は腕が若干痛いくらいでそれ以上は重症化せず。

 私はインフルエンザにかかったことがないので体感としてわからないのですが新型コロナウイルスはそれよりも症状が苦しく大変であると言われています。そういったことも鑑みれば発熱がプラスされたにせよ副反応の症状で済めば「まだマシ」と考えるべきなのかもしれません。

ワクチン接種の優先順位を間違えていると思う

 今回のワクチン接種に関しては優先順位を明らかに間違えているというのが個人的な感想です。重症化しやすい高齢者からという理屈はわからないこともないのですが、仕事や学校などどうしても外に出て活動をせざるを得ない若年層からやるべきだったと思います。ドライな表現になりますが超少子高齢化社会の日本においてまだまだ先のある若年層を後回しにしたことには理解に苦しみます。これで「若年層が感染拡大の一因」などと言われたらたまったものではないでしょう。個人的な話になりますがいつワクチン摂取できるのだろうと思っている状況下で「もうワクチン打ったから大丈夫だよ!!」と身内とそれ以外の者が発言しマスクなどの感染症対策も満足にせず大手を振って飲食店などを闊歩している姿を見ているとさすがに○意も芽生えてきます。ワクチンを打った本人は大丈夫かもしれませんが「周囲の人に感染させるリスクがある」ことに変わりはありません。「自分は大丈夫だけど他の人は感染させても良い」と取れるのですがそういうことがわかっているのでしょうか?

 昨年からの世情を見ているととにかく「今この時」でしか得られるものがない学生さんたちは本当に本当に気の毒に思えてなりません。これもやはり高齢者の票田が厚いことが一因なのかなと勘繰りたくもなります。

ワクチン接種するかしないかは個人の自由だが・・・。

 私は一刻も早くワクチンを打ってしまいたいと思っていた人間ですが副反応への懸念から接種を拒否する層が一定数存在します(特段の事情で接種不可の方を除く)。これに関しては特に接種を強制するような法律があるわけでもなく「個人の自由」です。ただ、新型コロナに関しては他の感染症以上に「周囲に与える悪影響」と「外での活動の制約」が大きく絡んできます。自分自身が身を置いている環境を鑑みて決める必要があるのではないかと思います。ただの「好き嫌い」で決めるには代償が大きい感染症というのが個人的な感想。