グラベルロードのチューブレス化計画(実走編)

 RENEGADE S2のタイヤをWTB BYWAYに交換しチューブレス化作業も完了。初日は2時間もすればタイヤの空気がスカスカになるような状態でしたが翌日にはほぼ安定。もう少し待った方が良いはずですが待ちきれず少し走ってみました。

 結論としてはチューブレス化のメリットがグラベルロードの使用用途と非常にマッチしていると実感。

 初回は検証も兼ねて空気圧を上限ギリギリの4.1berにして出発。第一印象としては良い意味でグラベルキング とさして変わらないといったところです。高い空気圧とセンタースリックゆえにロードバイクと遜色ない走り心地です。チューブレス化をしたわけですが元のタイヤ重量もあるので特段軽い印象やクッションが効いた感じはありませんでした。

 さらに日を置いて今度は空気圧を2.5berにして走ったところ初回の印象を大きく覆しました。同じタイヤを履いたROVE ST(こちらはロードプラス規格ですが)ほどではありませんがフカフカでヌルヌルと進んでいく感覚です。チューブ有りのグラベルキングで空気圧2.5berで走った時と全然違う乗り心地です。ほぼ同じ空気圧まで下げたグラベルキング はチューブ有りだったのでチューブが影響していたのかもしれません。

 砂利道や石畳、土や草の区間も走ってみましたが以前よりもグリップが良くなり路面ギャップも緩和されています。ROVE STの時もそうですがこの乗り心地は一度味わうとクセになります。

 初めてのチューブレス化作業でしたが必要な道具さえ揃えれば自分でも意外とできてしまうものだとわかりました。個人的には「タイヤの着脱」と「リムテープ貼り」さえクリアできればほぼクリアしたも同然です。難関とされる「ビード上げ」もインフレーターなど「一気に空気を注入する手段」を確保すれば簡単です。インフレーターは安くありませんが今後も同じ作業を定期的にやると思えば無駄な投資ではないと思います。

 グラベルロードのチューブレス化は「リム打ちパンクリスクの回避」「低い空気圧で運用できる」というメリットが使用用途とマッチしていると実感しました。特に振動など路面ギャップの緩和はツーリング性能を重視するなら無視できない要素です。シーラントを注入しているなど整備面で別の手間が発生しますがそれを上回るメリットを享受できると思います。今後も整備、カットパンクトラブル発生や気づいた事などがあれば記事で扱いたいと思います。

 今回でRENEGADE S2本体で必要な仕様変更作業は完了しましたがオプションについては要検討です。余っているボトルケージを取り付けてみましたが積載能力向上も兼ねてフレームバッグで運用したい所です。フレームサイズによる制約もあるのでコロナ自粛中に色々検討してみたいと思います(ブラックバーンで落ち着きそうな気も・・・)。また、ダウンチューブ下にはフレーム保護も兼ねてツールボトルを装備する予定です。

 当面は存在を忘れていたモンベルのフロントバッグを併用してお茶を濁すスタイル。