さらなる乗り心地向上を目指してグレイシアのタイヤをサーファス「トラッカー」に交換

 グレイシアのタイヤを「トラッカー(TRACKER)」に交換しました。ついでにタイヤなどの重量も測ったので記録として残します。結論から言うとグレイシアにはトラッカーの方がマッチしていると思います。

サーファス 「トラッカー(TRACKER)」について

 「トラッカー」はタイヤ幅が「20 x 2.30」で標準タイヤ「KARRUMBA 20 x 1.95」よりさらに太いタイヤです。最大空気圧は4.5ber(65psi)でタイヤのパターンからわかるようにさらにオフロードに振った仕様です。

タイヤの交換理由

 グレイシアの標準タイヤは質感として固く頑丈そうですがその分、素人感覚でわかるくらいにタイヤからの重みを感じます。購入時のレビュー記事でも触れましたが空気圧を下げてクッション性を高めるにしてもタイヤ重量によるものと思われる「回転の重さ」が気になります。一方のトラッカーは標準タイヤより太いのですが重量が84g(両輪で168g)ほど軽いので交換してみることにしました。

 トラッカーはグレイシアと一緒に購入していましたが、対応タイヤチューブがまだ出ていないということで保留にしていました。対応していないというのは「バルブの長さ」のことでグレイシアのリム形状から公式としては48mm必要としています。他の対応策としてはバルブエクステンダーというパーツで延長する方法もあります。

 改めて各メーカーのチューブを確認するとシュワルベのバルブ長は40mmです。現状のリムから出ているバルブの長さから逆算してギリギリなんとかなるのではないかと思い失敗覚悟で交換することにしました(対応チューブが1月とのことで待てなかった)。ちなみにパナレーサーなど他メーカーだと33mmであったり40mm以上ではラインナップが無い状況。後述しますが結論としてはシュワルベのチューブでギリギリだったと思います。

タイヤの交換作業

 空気を抜いてタイヤを外しましたがグラベルロードのタイヤよりもサクサク外せて拍子抜けです。この後のトラッカーの装着もタイヤレバーは不要でした。素手でも着脱できました。

 標準タイヤを外したところ予想通り黄色の薄いリムテープ。ダホンなどもほとんどが最初に付いているのがこのテープです。特に詳しくないのですが個人的にこのテープは好きではありません。薄くて硬い上に接合部でささくれがあるケースがありチューブにはあまり良くなさそうに思えます。また、購入からそこまで経っていませんが、スポークの穴の後がかなり目立っていたので長持ちする感じでもありません。

 今までの経験則からこういう見えない部分がどうなっているかを含めて全部バラしてチェックして組み直した方が良いと思います。

 話が逸れましたがタイヤ交換に合わせてリムテープもパナレーサーのものに交換しました。テープの幅は1.8mmで問題ないと思います。

 リムテープはタイヤチューブと同じ感覚で2個買ってしまいました。1個にちゃんと2ホイール分付いていることを忘れていました。以前も同じことをやってしまった記憶が・・・。

 サクサクとタイヤを付けてチューブを入れて空気入れて作業完了。肝心のバルブ長ですが若干短いですがエア注入もできるので実用で問題なさそうです。先述の通りシュワルベの40mmでこんな感じなのでこれ以下の長さはエクステンダーは必須でしょう。

タイヤ装着後の変化とタイヤクリアランスについて

 ボリュームについては標準タイヤと比較するとやはり太さが違います。タイヤ装着後の直径も約1cmほど増えています。以前取ったデータから451ホイールサイズと同等の直径という認識で間違い無いです(シュワルベデュラノより僅か数ミリ大きい)。タイヤの太さはデュラノ2本分くらいでグラベルロードの650bホイールで使うようなタイヤ 幅です。

 また、タイヤの太さだけではなく重量感も変わりました。手に持ってすぐに気付くくらい軽くなっています。おそらくタイヤの薄さと頑丈さの違いになるのだと思います。触った感じでは厚みの違いは感じませんが標準タイヤの方が硬いです。

 タイヤとフレームのクリアランスも確認しましたが十分な間隔があり問題ありません。ただし、チェーン・リアディレイラーのプーリーの方が1速目にした時にスレスレな様子。これ以上太いタイヤは間違いなくチェーンが接触します。今回のタイヤ幅「20 x 2.30」がグレイシアでは実用限度と言えるでしょう。

シートポストも交換

 タイヤと関係ありませんが今回はついでにシートポストも交換しました。Amazonで見つけた安すぎるカーボンシートポストです。本当に安くて不安しかないのですが失敗・破損覚悟で購入しました・・・。

 不安でまじまじと細部を確認しましたが表面処理も丁寧な仕上がりでボルト2本締めで目盛りも付いているので使いやすいのかなと思います。また、標準のシートポストよりも長いので高さ調整の幅もあります

 ちゃんと規定トルクで装着しましたがこのシートポストについては様子を見ながら使っていこうと思います。破損の恐れなどあれば元のシートポストに戻すつもりです。

*2022年4月追記:ほぼ毎日使用しているグレイシアですがカーボンシートポストは壊れる気配がありません。使用者の体重や使用環境によると思いますが値段を考えるとすごい耐久性です。

走ってみた感想

 標準タイヤとの比較ですが実際に走ってみた感想としては「標準タイヤよりは快適」といったところです。

 太いブロックタイヤですが予想に反して極端な速度低下もなく段差などの振動はさらに緩和されました。ただ、漕ぎ出しが多少重くなり加速力は落ちました。巡航速度というより最高速度が落ちた印象。

 そのほかに走る時はタイヤのパターンによるものなのか「ギュン、ギュン、ギュン・・・」と音を上げています(ファットバイク走行音の小さい版)。段差に乗り上げた際は「ガタッ」から「パコンッ」という具合に柔らかい衝撃に変わっています。これはタイヤ幅やボリューム以外にもタイヤ自体の柔らかさの違いに起因していると思われます。

 素人でも乗り心地の違いを感じるぐらいには変わっています。個人的にはトラッカーの方がグレイシアのコンセプトにはハマっているのではないかと思います。

おまけ:重量変化について

 グレイシアはゴリゴリにカスタムしたり軽量化を目指すというモデルではありませんが、参考までに作業した際に測った各パーツ重量を載せておきます。カッコ内の数字は片側の重量です。

  • 標準タイヤ 1296g(648g) → トラッカー 1128g(564g)
  • チューブ 298g(149g) → シュワルベ タイヤチューブ 302g(151g)
  • リムテープ 24g(12g) → パナレーサーリムテープ 46g(23g)
  • シートポスト 306g → カーボンシートポスト218g
  • 標準サドル373g (ついでに計測)

 今回の作業ではトータル230gの軽量化ができたということになります。数字上はたいして変わりませんが手で持ち上げると差は感じます。特にフロント、ハンドルの取り回しが軽くなっています。標準タイヤは表面質感も硬くて頑丈そうですがそれ故に重いのだと思います。また、標準のシートポストは意外と軽めでした。太さや長さは違いますがダホンのシートポストは軽く500gを超えるので・・・。

*他にもライトウェイから下のようなブロックタイヤも出ています。