タウンユースでも使い勝手抜群なアウトドア用バックパック「Bambi (バンビ) 」

 だいぶ前にRawLow Mountain Works の「Bambi(バンビ)」というバックパックをデイハイクや小屋泊用に購入していました。ところが例に漏れず新型コロナのせいで出番がなく押し入れに眠っていました。さすがにもったいないので街行きで使用してみましたが「タウンユース」でも非常に使い勝手が良いことに気付きました。

 Bambiは可愛いデザインが気に入ったこともあり購入しましたが、容量28Lほどでデイハイクにはちょうど良いサイズ感です。本体重量も約600gとアウトドア用バックパックとしては軽量です。個人的にはタウンユースでもちょうど良い容量です。

*「タウンユース」と言っても人により求める容量に違いがあると思いますが、私は普段からMacBook ProやiPad Proなどもモバイルしているので30L前後は必要です。

 公式サイトにもありますが機能をしっかり抑えつつ「いかにも登山感」や「スポーティーさ」が強調されにくいデザインがこの製品のポイントだと思います。

 アウトドア全般で言えることですが「山に行くまで」、「下山後の帰路」などの公共の場は多少なりとも身なりには気を使うところ。このあたりはサイクルジャージで輪行する方などおわかりいただけると思います。Bambiはタウンユースでも使用する場合に気になる「見た目」の部分も解決したバックパックと言えます。

 収納についてはバッグ内メイン区画はシンプルに1室構成。バッグ内の区画が細かく分かれていると荷物が行方不明になることもあるのでこういうシンプルな構成が一番使いやすいと思います。中の構造が至ってシンプルなので荷物の内容にかかわらずスペースを無駄なく活用できます。

 頻繁に出し入れする小物はアウトポケットがあるので充分事足ります。このアウトポケット自体もサブの割には容量は多めです。

 Bambiは昨今の登山用バックパックでも見かけるようになった「ロールアップ式」を採用しています。ジッパーを開けてすぐにアクセスできるわけではありませんが収納状況に合わせてバッグのボリュームを調整できます。

 交差するように別のストラップがついていますが「ストレージサック」というオプション品をデイジーチェーンで繋ぐことができます。登山用バックパック上部によくある「雨蓋部分」にあたるものです。

 実際に「ストレージサック Mサイズ(5L)」を取り付けたのがこちら。Mサイズだと若干横がはみ出た感じです。Sサイズだと見た目的には収まりが良さそうです。MサイズやLサイズはBambiよりさらに大容量の「Antelope」というバックパックがピッタリでしょう。

 ほかにも本体自体が箱っぽいシルエットなのでサイドポケットも広めに設けられています。アウトドアであれば1L近い大容量のボトルとポール類などをまとめて収納可能です。

 アウトドア用バックパックは機能性を求められますが多機能すぎると使いこなすのが大変なのも事実。デイハイクや山小屋泊、タウンユースならBambiくらいシンプルな方が誰にでも扱いやすいと言えます。しかも、タウンユースでも使いやすいデザインなので様々な場面で使えてオススメのバックパックだと思います。

*何泊もしたりハードな登山は「Antelope」など別のバックパックが無難な気がします)

 ちなみに今回紹介したBambi以外にも「Bike’n Hike Bag (バイクンハイクバッグ)」というバックパックにもなるサドルバッグも使用していますがRawLowさんの製品は入手が厳しいのが難点。楽天市場か各アウトドアショップ・サイクルショップをあたってみるのが確実だと思います。ちなみに今回の「Bambi」はメーカーサイトの「取り扱いショップ一覧」からあたって見つけました。