ダホンのK9Xに「CLIK VALVE(クリックバルブ)」を導入しました。仏式バルブのバルブコアを交換して使用するバルブパーツですが、従来のバルブシステム(米式・仏式・英式)に次ぐ「第4のバルブ」になるのでは?……とも言われているようです。本当にそのポジションを確立できるかはまだ確定していませんが、いずれそうなってもおかしくないと思うくらいには便利なバルブパーツだと思いました。
「CLIK VALVE(クリックバルブ)」導入理由
最初にK9Xにクリックバルブを導入しようと思ったのかという話ですが、空気入れのレバーがスポーク、ブレーキローターに干渉してストレスだったからです。私が持っているパナレーサーの空気入れは米式バルブ対応。そこに仏式バルブ用のアダプター(上画像の金色パーツ)をバルブコアにねじ込んでから接続するというもの。アダプターをいちいち噛ませる必要があるのも手間ですが、一連の作業で固定用レバーが干渉するのをなんとかしたかったのです。これはK3、K9Xなど20インチ未満の小径車ユーザーなら共感してもらえるかと。
「CLIK VALVE(クリックバルブ)」について
「CLIK VALVE(クリックバルブ)」は冒頭に書いた通り、仏式バルブコアを交換して使用するバルブでCLIC社が開発したバルブシステムです。専用アダプターを取り付けた空気入れの口金をそのまま押し込むと接続できるというもの。仏式バルブのようにバルブ先端をネジネジ回す手間が無くなります。検索するとシュワルベとレザインの製品も出てきます。おそらく需要拡大のためなのかライセンス許可でもしているのでしょう。
あと、今回扱うのはバルブコア交換式のクリックバルブですが、チューブレスに対応した製品もあるようです。
仏式バルブと比較すると先細りした形状では無いので耐久性はありそうです。
先ほど触れた空気入れの口金に取り付ける専用アダプターパーツ。CLIC社のものは黒い部分が金属製です。シュワルベは樹脂製だそうです。個人的には金属製のCLIC社のものを勧めます。単純な耐久性のこと以外にも、「電動ポンプ」も使用する場合の発熱による溶解・変形の懸念があるからです。もし、出先などで電動ポンプを使用することを想定するなら金属製にしておいた方が安全です。
バルブコア交換用ツールが付属しているので交換作業も簡単です。注意点としてはバルブコアが脱着できるタイプのタイヤチューブでしか使えないということくらいです。その場合はチューブも買い直しです。
空気入れに専用アダプターを装着。あとはこのままバルブコアを差し込むだけ。
試しにバルブコアのみの状態で差し込んでみました。名前通りにカチッとした手応えがあり、中のピンが押し出されました。抜くとピンが引っ込んで空気が漏れないようになるという仕様のようです。
空気の注入は簡単
実際に空気を入れてみましたが空気入れの口金をカチッと差し込むだけなので簡単です。バルブ部分を回して緩める必要もありません。ただ、差し込んで空気を入れるだけです。CLIC用アダプターも最初から空気入れに装着して使用するので固定用レバーの上げ下げも不要になります。先ほども触れたようにK9XやK3のような20インチ未満の小径車でスプロケ、ディスクローター、ホイールのスポークに干渉せずに接続できるので快適です。
このクリックバルブは仏式バルブよりも一回の空気注入量が約1.5倍に増えているとのこと。ただ、検証する術がないので本記事では具体的には触れられません。体感でも特にそこまで変わった感じはしませんでした。
あと、CLICに交換してみて今までの仏式バルブでやっていた「バルブ先端部をクルクル回して緩める」という動作が地味にストレスだったことに気付かされました。この作業がないだけでここまで快適になるとは思わなかったです。
バルブキャップの種類が少ない
まだ出て間もない製品だからか「バルブキャップ」の選択肢が非常に少ないです。ほとんど無いといった状況。特にカラーバリエーションが無いのが辛い………。
バルブキャップの必要性について議論が分けれるところですが、仏式バルブ先端より頑丈そうでも先端を保護するキャップは付けておきたいところです。剥き出しだと何かの拍子に接触して怪我や破損する可能性もありますし、水分など異物の侵入も考えられます。
バルブキャップは普及していけば各メーカーから出ると思いますが、現状では非常に少ないということは気になった点です。
BBB「CORECAP」も興味深い
最近、BBBから「CORECAP(コアキャップ)」という米式バルブ準拠のバルブパーツが発表されました。こちらもCLIC同様のバルブコアを交換することで使用できます。さらにチューブレスバルブもラインナップされています。このバルブキャップは米式バルブ対応ポンプならアダプター無しで接続できます。
今回、クリックバルブを買っておいて何ですが、アダプターパーツ不要であり、米式バルブ空気入れの普及具合からも「汎用性」の部分ではCORECAPに分があると思っています。外出先でも米式バルブ準拠の空気入れが置かれているケースがあるので取り回しが良いと思います。VergeP10はどうするか悩んでいるのでもしかするとこちらを導入するかもしれません。