オートミールのすゝめ

 近年はプロテインほどではないようですが「オートミール」も流行っているようです。テレビでそんなことをやっていたと聞きました(あさイチかな?)。かくいう私は数年前から主食がオートミールという状況。自宅に炊飯器はありません。

 ミューズリーなどと並んで一部で「鳥の餌」などと言われていますが調理しやすく値段も高くないので個人的にオススメできる食べ物です。値段の部分ではプロテインより手が出しやすいのではないでしょうか。この記事では私がオートミールを食べ続けている理由や食べ方などを書いていこうと思います。

オートミールを食べ始めた理由

 今となってはハッキリした理由が思い出せませんが後述する栄養面など「健康」を意識してのことだったと思います。以前のプロテインの記事で触れたように量を食べられなくなってきたことから効率的に栄養を摂ることにも意識が向いていたと思います。実際に始めてみると極端に主張がある味ではなく、調理方法も簡単だったことから現在まで続いているという状況です。

 あとは一番重要な理由として「値段が高くない」ということもあります。現在はマイプロテインでセール時に買いだめしていますがスーパーに売っているものでも300g入りで400円前後という価格帯です。下手な健康食品などと比べたら安価な方だと思います。

 マイプロテインのプロテイン同様、「楽天市場」内の公式ショップでも販売しているので海外通販が不安という方は検討しても良いと思います。

栄養豊富な食材

 オートミールは他の主食と比較して栄養が豊富です。ほとんどのオートミールはパッケージに1食で約30gという分量で栄養表示が載っています。この30gという量の割に食物繊維、タンパク質、ミネラルなど豊富に含んでおり腹持ちも抜群です。少なくとも白飯よりは糖質に偏りすぎずバランスが良いと思います。

調理しやすい

 個人的にオートミールを数年間主食にできているのは「調理が簡単」であることが挙げられます。これに限らずどんなに良いことや効果があることでも「続けやすい」ことが重要だと思います。その点、オートミールは調理がしやすく主張が強過ぎないのでほとんどの料理に合わせやすいです。

 オートミール単体では正直美味しいとは思えないのですがこれは白飯やパスタなども同じです(私は白飯単体は苦手でふりかけやおかずは必須)。オートミールはお米のように「炊く」という時間のかかる調理は不要。お湯をかけて少しすれば柔らかくなります。インスタントラーメン感覚です。

 そのため一番多い食べ方は野菜スープなどと一緒にしてしまうというおよそ料理とは呼べない食べ方です。しかし、これが簡単かつ美味しい食べ方だと思っています。スープご飯のような食べ方だと「腹持ちが悪いのでは?」と思うかもしれませんが見た目以上に繊維感があり食べ応えがあります。ちなみに食事メニューとしていただいているので海外で一般的な「ミルク粥」のような食べ方はしたことがありません。個人的には食事としては違う気がします。それならまだヨーグルト+フルーツに合わせた方が食べやすいと思います。

 ほかにもお茶漬けにして食べる方法も個人的におすすめです。日本人にも食べやすいと思います。

 レシピ本などで発芽玄米のようにサラダに混ぜる食べ方も見たことがありますが調理の簡便さから私の場合はスープに入れることがほとんどです。スープのレパートリーによって飽きを防ぐといった具合で今まで継続しています。

 マイプロテインのサイトで見た食べ方にお湯の量を調節して「ご飯」のように固形的に戻す方法もあります。見た目はべちゃっと柔らかすぎるように見えますがプチプチとした食感で食べ応えが増します。こうするとライスに近い食感でいただくことができます。私はあまり好みではなかったので最後はお茶漬けにしてしましました。この戻し方でいただく場合は白米や玄米と比較してしまい違和感があります。それよりは「おにぎり」や「お餅」のようにした方がなんとなくしっくりと来ます。

 有名な食べ方だとプロテインパンケーキというものもあります。

 ネットで知った食べ方ですがプロテインを牛乳や豆乳などで解いたものにオートミールを加えてレンジでチンするだけです。プロテインと牛乳・豆乳などでさらに栄養価を高めるという食べ方です。

 味を優先するなら牛乳で割るのがおすすめです。ふんわり仕上がります。

 豆乳の場合は水分量と加熱時間次第ですが若干パサついた仕上がりになります。健康にこだわる方はアーモンドミルクを使用するようですがまだ試したことはありません。出来上がったものにオリゴ糖シロップやハチミツをかけたりフルーツを添えるとさらに美味しくなります。お値段や栄養的にはバナナが定番の組み合わせだと思います。

 私の場合はパンケーキ的に食べる方法以外はただスープなどにぶち込んだりリゾットのようにするだけなので本当に楽チンです。あとは「今日のメニュー何にしよう?」と考える時間が減ることもメリットとして挙げておきます。服装もですが優先順位としてこういうところで「悩む時間」を削減したい方にもオススメできると思います。

食べ続けての変化

 オートミールによって何か大きく変わったかと言われるとそこまで大きな変化はないように思います。ただ、お腹の調子は良い状態が続いています。たまに白飯、ラーメンなど他の主食を挟むと食後に「胃もたれ」とまで行かないものの若干の「重さ」を感じます。この辺りオートミールでは感じないので消化には良いのだろうなと思います。また、以前のプロテインの記事で触れたように量を食べられなくなっているので「少量で栄養を摂る」という面では助かっています。

 他にはオートミールだけが原因ではありませんが白飯やうどんなど「白い主食」だと若干の物足りなさを感じます。これは「量」の話ではなく「味」のことです。オートミール以外にも玄米や全粒粉パスタ、蕎麦など独特の風味や味がないと食べた気がしない感じです。白飯やうどんだと感覚的な表現になりますが「抜け殻」を食しているという感覚です。

オートミールは栄養価が高いけど万能食材ではない 

 念のため触れておくとオートミールが主食と化していますが他の主食を食べないということではありません。ちゃんと栄養バランスやレパートリーも意識して食事を摂るようにしています。ただ、白飯、白パン、パスタ、うどんを食べる機会はほぼ無くなりました。先述の食べ続けての変化に挙げたように「抜け殻」を食べているような感じで物足りない感じです。オートミール以外だと発芽玄米、全粒粉パスタ、ライ麦パン、蕎麦など「白くない主食」です。保存が効く「全粒粉パスタ」や「ブルグル」が多いでしょうか。

 こういった主食は健康的な見地ではGI値、血糖値などに関係しますが単純に「味」の問題です。良い意味で独特の風味・味があるので「食べている感」・「食べ応え」を満たすことができます。この辺はオートミールも見た目以上に繊維感・歯応えがあるので共通した要素と言えます。

 どんな食べ物でも「これさえ食べれば健康」みたいなものはありません。あくまで他の食材とのバランスが大切です。ただ、オートミールを食べ続けたせいで体の調子が悪くなったというのは私は無かったので巷で言われるように良い食べ物なのだと思います。別に栄養にそこまでこだわっていない方でも調理が簡単で急いでいる時にも重宝します。「鳥の餌」などと言わずに食事のレパートリーに加えてみても良いのではないでしょうか。