TOKYOBIKE MONOのタイヤを「パナレーサー(Panaracer) パセラ 26×1.75」に交換 たぶんこれが限界値

 街乗りで使用しているtokyobikeの変速なしモデル「TOKYOBIKE MONO」のタイヤを「パナレーサー(Panaracer) パセラ 26×1.75」に交換しました。購入してから使っていて気になる部分があったので太くてグリップ力の強いタイヤに替えることにしました。公式サイトの仕様にも記載がありますが、装着や使用にあたっては今回の「26×1.75」が限界値と言えそうです。

パナレーサー(Panaracer) の「パセラ」

 「パセラ」はパナレーサーが出しているタイヤのラインナップとしては通勤・通学・ツーリングなど多用途で使えるというタイヤだそうです。値段の安さもさることながら24インチ、26インチ、700など幅広いホイールサイズに対応しており、タイヤ幅とカラバリの選択肢も多めです。今回の26インチについても1.25、1.5、1.75があります。今回買ったのは一番太い1.75です。

 対応空気圧は2.8〜4.5barとホイールサイズとタイヤ幅からして可もなく不可もない対応幅です。

太めのタイヤの効果は絶大!!

 「パセラ 26×1.75」に交換したTOKYOBIKE MONOですが走行感は全くの別物と言って良いものに変わっています。購入当初のタイヤは1.15HEという非常に細いタイヤで街乗りでも道路や歩道の段差で気を使う場面がありました。そこから1.75(実測38mm)という太さに変わったので段差や荒れた路面も安心して走ることができます。

 交換前のタイヤと並べればその違いは一目瞭然。さらにツルツルなスリックから細かなヤスリ目のようなザラザラなタイヤ面になったこともありカーブする時など僅かにグリップ力が増した感じです。実測で約38mm程度の太さなのでグラベルロードで採用されるタイヤ幅と変わりません。とは言え、特別頑丈な質感でもないので荒れた未舗装路などに積極的に突っ込むタイヤではないと思います。

 また、タイヤが太くなった反面、漕ぎ出しが若干重くなっています。タイヤ自体の重量が約425g×2→約485g×2、チューブ約112g×2→約185×2と重量増になっているので当然と言えば当然の結果。

 変速なしモデルのMONOだとリアの歯数を大きくしてギア比を軽くするか、チェーンの張り具合の調整ぐらいしか対応手段がありません。普段の街乗り使用で困るほどではありませんが、どうしても気になるレベルになればその時にまた検討します。

 ミニベロで使用している20×2.0とは違い駐輪場のタイヤラックにちゃんと入ります。街乗り用なので駐輪場に問題なく停められるのも大事です。

 タイヤに合わせてシュワルベのタイヤチューブに交換しています。これによりtokyobike標準採用の英式バルブからスポーツ自転車で一般的な仏式バルブになりました。英式バルブではできなかった空気圧管理が可能になるので扱いやすくなります。

タイヤ幅1.75が限界

 公式サイトだと最大タイヤ幅が1.75までと記載されています。実際に交換作業をしてみて仕様どおりだと確認できました。フレームのクリアランスはもう少しありますがリムブレーキのキャリパーに通らなくなります。今回の1.75は空気を抜かないとブレーキシューの間を通過できませんでした。ロードバイクで採用されるブレーキキャリパーにはアームを解放するレバーが付いていましたがMONO採用のものにはそれが見当たりません。その点もタイヤ幅の制限を受ける要因と言えます。こういう部分と制動の仕組みがリムブレーキ採用モデルの限界なのかな改めて思った次第。

最低限のローカライズは必要

 余談のような話ですがTOKYOBIKE MONOを購入からしばらく使ってみて最低限の「ローカライズ」は必要だと感じました。松本市でなぜかそこそこの数を見かけるtokyobikeの自転車。取り扱い店舗の有無が大きいと言えますが、急峻な坂道を走らないのであれば松本市など地方都市で乗るには大きな支障はないと思います。ただし、松本市は中心市街地でも自転車のみならず歩行者も移動しやすいとは言い難い道路環境です。東京都心のように歩道敷含めて特段整っているわけでもなく、歩行者・自転車・車の棲み分けも満足にされていない状況です。そういう道路環境ではtokyobikeの1.15の細くてお上品なタイヤでは危ない場面が多々あるのが正直なところ。個人的には最低でも1.5くらいの太さは欲しいところ。

 上記のことはtokyobikeの自転車に限った話ではなく、その他シティサイクルやロードバイクなどにも言えることです。実際にシティサイクルやクロスバイクに乗った人が、市内の道路の段差で落車しているのを何回か見かけています。上画像の踏切もレールと道路部分でなかなかの段差があります。普段使用する道路環境に合わせた仕様変更が必要だろういうことです。(そもそも選択モデルが間違っているとも言えるか)

 街乗りで使うならタイヤもそうですがキックスタンドも安定感のある「ダブルレッグスタンド」をお勧めいたします。フロント・リアキャリアも使うならなおのこと。