街中でのサイクリングの気付きや注意点について

 今年は新型コロナウイルスの影響もありサイクリングはシティライドばかりです。今でも街乗りは冷や冷やしながら走っているのですがその中で今更なものも含めて気づいたことなど挙げたいと思います。

ルート選択で難易度は変わる

 街乗りといってもどういうルートを走るかで状況は変わってきます。都心部でも明治通りなどは平日や休日に関係なく車通りが多く非常に気を使います。「最短ルート」が必ずしも適切とは限らないので道路状況や混雑具合を鑑みてルート選択をすると街乗りの難易度が変わってきます。

 少なくとも新宿〜渋谷エリアに関して明治通りは積極的に走るエリアではないと思います・・・。

都市部の夜間ライドは意外と快適

 都市部については夜間でも街灯やお店の照明で非常に明るいです。地方や住宅街、河川敷などはライトをいくつ点けても心許ないですが都市部だと周囲の様子がライト無しでも確認可能なレベルで明るいのでその点は安心です。

 また、場所によりますが昼間に比べて夜間は車も人も少ない分走りやすいです。朝の通勤通学時間帯と比べれば雲泥の差です。道路が過密であればそれだけ事故のリスクが増すのでそれを避けることができるメリットは大きいと思います。

 自分以外の車と歩行者も夜間ということで昼間以上に周囲に気を遣います。また、都市部での歩行者は縦横無尽な動きをしますが夜間だと大人しくなる傾向にあります。

雨の日のライドはやめた方が良い

 私は雨の日は自転車に乗らないようにしています。「降るかも」という予報でも乗りません。万が一、出先でゲリラ豪雨など雨に出会したら止むまで軒先などに退避して待ちます(今までに1回しかありませんが)。

 少なくとも雨の日を走ることに良いことは一つもありません。路面が濡れてマンホールの蓋、白線、点字ブロックなど滑って落車トラブルを招きます。また、リムブレーキのに限らず制動力が落ちますしパーツの摩耗を早めます。

 やむなく雨天ライドせざるを得ないケースですが傘差し運転はご法度です。傘に関してはハンドルバーに固定する部品があるようですが風にハンドルを取られて危険なのでオススメしません(幅など法的にアウトな気が・・・)。おとなしくレインウェアを着用しましょう。

 雨天では原則として乗らないか輪行をオススメします。

 

万全の安全対策が前提

 夜間の方が快適に走れるなど色々書きましたがそれは「万全の安全対策」を前提にした話です。周囲が街灯などで明るいといっても自分の存在を周囲に知らせる意味での前後のライトは必須です。ヘルメットは当然必須ですし道が空いているといってもキープレフトが原則です。また、無灯火やノーヘルの自転車も見かけるのでそういった輩が飛び出して来ないかなど警戒する必要があります。以前に「黒い自転車・上下とも黒い服装・ノーヘル・無灯火」という方を見かけましたが「自殺志願者かな?」と思いました。車よりもこういった人たちの方が怖いです。

 勘違いされている方もいるようですがライトは「自分が見えれば良い」だけではなく「相手に自分の存在を知らせる」という意味もあるので「装備すべき」物だと思います。反射板のみは相手の光を受けないと光らないので論外。馬鹿みたいに高い装備ではないので装備して欲しいです。

 他にも万が一に備えて保険に入っておくことも重要だと思います。自転車は軽車両と車の扱いなので保険は必須です。特に歩行者も絡む事故の場合の可能性はあるので自動車と同様に入るべきでしょう。

 万全の安全対策が前提ですが、下手な地方都市より東京都心部は道路環境が整備されているので同じシティライドでも難易度が変わるということがわかりました。

 日本は海外と比較して「歩行者および自転車の死亡事故」が多いのが特徴ですが、道路環境(路側帯の棲み分けなど)が主な原因として挙げられます。東京含めて交通インフラについては万全ではないので今後も道路環境が改善されることを期待したいところです。

*事故の部分に関しては個人的には自転車も免許制にした方が良いという考えです。自動車免許を取らないと道交法をまともに学ぶ機会が無いことも原因にあると思います。逆走自転車やママチャリが怖い・・・。