自転車に必ず装着しないといけないパーツに「ベル」があります。あくまでも緊急時の警告用で歩行者にむやみやたらに鳴らしてはいけないものですが法律上付けておかないといけません。付けなければいけないにしてもママチャリに付いているようなテンプレ的なベルはデザインとしてもスポーツ自転車とはミスマッチで違和感があります。
私はスポーツ自転車にはknog（ノグ）「Oi（オイ）」というベルを使用しています。ミニベロもロードバイクもグラベルロードも全部このベルです。すでにメジャーなベルなのでご存知の方も多いと思います。クラウドファンディングで商品化したという製品です。
このベルを選んだ理由は見た通りのスタイリッシュさ。私はシルバーを使用していますが上の写真のとおり目立ちすぎないデザインです。カラーラインナップもそこそこ豊富なのでアクセントとしても最適です。
肝心のベルとしての機能もしっかりこなせます。下手なベルよりも澄んだ綺麗な音です。サイクルショップでもサンプルが置いてあることがあるので試していただくのがわかりやすいと思います。しっかり遠くまで通る音ですが「ジリンッ！！ジリンッ！！」といった人を苛立たせる音ではないのも各自転車で採用している理由です。もし、鳴らすことになってもそこまで人を不快にさせることにはならないと思います。
個人的にとてもオススメの自転車用のベルですが「サイズ」と「偽物」については注意が必要です。
サイズはLargeサイズ （23.8mm / 25.4mm / 26mm / 31.8mm対応）と Smallサイズ（ 22.2mm対応）の２種類があります。ロードバイクに採用されているドロップハンドルはLでほぼ対応できます。ミニベロやクロスバイクに多いフラットハンドルはSサイズになるかと思います。調整用のシムが付属していますが購入前のサイズ確認は必要です。
ちなみに私のDash AltenaはLサイズを使用しています。ブルホーンハンドル化でハンドル径が変わり少しブカブカになりましたが、ショップさんの方でバーテープの厚みを利用してしっかり固定していただきました。
偽物が多い点は要注意です。ベルとしての用は成すと思いますがそこまで高いパーツでもないのに偽物を使用しているのは惨めなものです。私もですがoi使用者などみる人が見ればわかります。良い製品を市場に根づかせる意味でもちゃんと本物を買う方が良いです。
ロードバイクなどのスポーツ自転車に付けるベルを悩んでいる人にはデザインと音ともにオススメできるベルだと思います。さらに音とデザインに拘りたい人には「Oi LUXE」という製品もあります（少し値が張りますが・・・）。