今夏は数年ぶりにJRの「青春18切符」を購入しました。今夏も異常なほどの暑さですがせっかく購入したのでサイクリングに限らず、あまり行かないところまで足を伸ばそうかと行き先を検討中。金額面で途中下車のハードルが無くなるのでそういった利点も活かしていきたいなと思っています。
青春18切符とは
青春18切符は年齢にかかわらず、だれでも利用できる切符です。全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席およびBRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーに1日乗り放題・乗り降り自由で利用ができます。
きっぷは1枚で5回分となっており、同一行程であれば5人で1枚使うという利用方法もあります。今回購入したのは夏シーズンで販売は8月31日まで、利用期間は9月10日までとなっています。お値段は12,050円。1回(1日)あたりの利用運賃が2,410円以上となる区間で利用していけば元が取れる計算です。
サイクリング利用なら小まめな輪行は必須
冒頭にも触れた通り、今夏も生命の危険に関わるレベルの酷暑が続いています。普段のサイクリングなら自走するであろう距離も熱中症など身体への負担は爆上がりします。ここまで暑くなってくると要所要所に絞って走るくらいしないと体調に支障が出るでしょう。(そもそも外に出るなというツッコミはこの際置いておきます)
青春18切符は途中での乗り降りも自由です。そのメリットを最大限に活かして小まめな輪行移動をすることで暑さをやり過ごすことが可能です。普段なら中途半端な位置での途中下車は乗車運賃から躊躇しますがその制約が無くなるのでバンバン利用するつもりです。そうしないと熱中症になりそう。今夏の酷暑における最適解はこれしかないでしょう。
折り畳み自転車とは相性抜群
上で小まめな輪行と書きましたが、そうは言ってもいちいち輪行袋への収納をするのは面倒ではあります。輪行しないで自走してしまおう……となるのはこの面倒さが大半を占めます。行き先や途中で立ち寄るところなど検討している時も「折り畳み自転車なら手っ取り早いだろうなぁ」と思うわけです。長距離走らず輪行がメイン、車に積んで目的地周辺しか走らないなどピンポイントでのサイクリングをする人には「折り畳み自転車」は相性が抜群なのでしょう。過去に別記事で書きましたが、使用用途が明確な方なら下手にロードバイク・クロスバイク買うよりは折り畳み自転車を選んだ方が幸福度は上がるでしょう。
走行性能より軽量さ
走るエリアによりますが輪行前提の運用なら走行性能よりも「輪行の簡便さ」と「軽量性」を重視すれば良いでしょう。軽量性ならロードバイクに分がありますが簡便さには劣ります。折り畳み自転車も多種多様でピンキリですが、その2点を重視すればメーカーとモデルはだいたい絞られますし、走行性能も決して悪いものではありません。
無難かつ堅実に行くならダホンの「K3」、「K9X」あたりでしょうか。折り畳み機構が付いている中で車体重量が約8〜10kgなので輪行の持ち運びでそこまで難儀することはないと思います。段差で無理をしないなど乗り方に気を付ければ大体の場所は走れるでしょう。
他にもパシフィックサイクルズの「CARRYME(キャリーミー)」というモデルもありますね。こちらは8インチサイズホイールで重量も約8.6kg。折り畳み時の接地面がA4用紙サイズなので輪行袋に入れてもゴルフバッグや楽器ケースを担いだくらいのサイズ感で携帯性は抜群です。8インチという極小径車なので走れる環境は選びます。
こんなことを書いていますが、私自身はさすがに増車するつもりはないので買いたくても買えないです。「有ったら楽だろうなぁ……」と指を咥えて見ているだけです。
余談で輪行以外にも現地でレンタサイクルという手もあります。最近だとEバイクも用意しているところが増えているので山道など坂があるところなら有効だと思います。個人的にはレンタル費用とどこまで整備が行き届いているかが謎なのでほとんど手を出していませんが。
青春18切符で普段と違う旅ができる
普段ではできないような移動方法が取れるのが青春18切符の最大のメリットだと言えます。行き先や移動運賃だけでなく、夏の暑さもあるので青春18切符の特性を活かして旅を楽しみたいところです。長時間シートに座るのことになるなら腰やお尻の負担軽減で座布団でもあったほうが良いのかな。