「人生の3分の1は睡眠時間」と言われているほど「睡眠」は人にとって非常に大事なものです。十分な睡眠が取れていないと免疫が落ちたり高血圧・糖尿病など病気の要因にもなります。 さらに日常生活でも記憶力や感情のコントロールなど各種パフォーマンスにも大きな影響をもたらします。かの水木しげる先生も睡眠の大切さを生前力説されています。
後で紹介しますが私の現在の睡眠環境は他人の目から見たら酷いものです。そこで睡眠環境をアップデートすべく前から検討していた「GOKUMINのマットレス」を導入してみることにしました。誤算があってまだ睡眠環境は完成していませんがマットレスを本製品にしただけで睡眠の質の向上を実感できました。
以前に高級マットレスで失敗しています
実は数年前にいわゆる「高級マットレス」を購入し失敗しています。いや、失敗と言うほどでも無いのですが「価格の割にそこまでの効果・違いを実感できなかった」という結果に終わりました。
その時購入したのがエアウィーヴのマットレスでした。当時買ったの製品名が不明ですが価格的におそらく下に貼ったグレードの製品と思われます。ラインナップの中では安い方で敷布団を探していた当時に宣伝される評判から購入したのです。使用した感想としては「悪くは無いけど価格ほどでも無い」といったところ。
誤解の無いように補足すると元々使用していた安物の敷布団とは比較にならないほど快適な寝心地で良い製品です。寝心地も間違いなく向上しました。さらにこの製品は公式サイトにもありますが、自宅シャワーなどで直接水洗いも可能です。敷布団についてまわる衛生管理もクリアできる点も魅力的です。ただ、値段と釣り合っているかと問われれば正直疑問ということ。私が購入したのはラインナップ中の一番安いモデルでしたが高すぎるというのが正直な感想。上を見ればキリがなく、睡眠が重要なものであるとわかっていても導入するには躊躇する価格だと思います。思い切ってフラッグシップ製品を買っておけば体感する効果がまた違ったのかもしれませんが、それこそ10万円近辺の価格帯になるのでなおのこと手が出せません。そんな感じで最初に手を出した高級マットレスは個人的には微妙な結果で終わっています。
GOKUMINのマットレスを選んだ理由
私が今回購入したのは「GOKUMIN マットレス 高反発 ベットマット 敷布団 34D(ホワイト, シングル(97×195×5cm)」というものです。購入した理由は機能性もさることながら、価格がシングルサイズとしては1万円以内に収まっていることが決め手でした。
サイズによりますが値段がどのサイズも1万円前後の価格です。一番大きいダブルサイズでもAmazonで1万円ちょっと。万が一、使ってみて合わなくて失敗したとしても8万円〜10万円する高級マットレスに比べればお財布的ダメージは軽微です。
前項で触れた微妙な失敗もあるので失敗しても痛すぎない価格帯というのも重要な要素です。また、どんな布団も使用していけば数年でへたってしまいます。買い替えに躊躇する価格だと後々大変です。そういった意味で品質はもちろん大事ですが、手が出せる価格であることはもっと大切なのではないかと思います。
そのほかの購入理由として一般的な分厚いマットレスと異なり、睡眠の快適性を損なわない程度に薄くて取り回しが良いところです。収納用袋も付属しているので家具の移動やお手入れ、引越しでも荷物になりすぎませんし、廃棄する時も運び出しに苦労することはないでしょう。
GOKUMIN マットレス は抜群の寝心地
早速、届いたGOKUMIN マットレス を開封。親切に取扱説明書やよくある質問のしおりも同封。
先に紹介した化粧袋はマットレスを三つ折りにして収納します。だいぶ詰め込むのに苦労しそうですが引越しや一時的な使用など収納・運び出しには便利です。
実は今回の発注では誤算があり、一緒に注文するはずだった「ベッドフレーム 」が「配送枠がありません」という状況で購入できませんでした……。Amazonのセールというタイミングと昨今の配送需要増加が悪い意味でマッチしてしまったということでしょう。そんなわけでやむなくこれまで使用しているベッドに設置することにします。
現在使用しているベッドがこちらです。アウトドア用のコットに敷きパッドという睡眠環境です。敷きパッドはシングルサイズですがコットがそれ以下のサイズなので端っこがはみ出して垂れています。こうして改めて見ると本当に酷い睡眠環境です。
引越し時にガタの来ていた折りたたみベッドや先述のマットレスを処分。引っ越した先で新調しようと思っていたのですが、一時凌ぎだったこの環境でも特に問題無く睡眠できてしまっていたのでズルズルと今日に至った次第。意外とアウトドア用コットも使えるものなんだなと自分でもびっくりです。でも、自覚の有無とは別に身体には宜しくないと思うので真似しない方が賢明です。まぁ、そんなことする人はいないか。
サイズ的にはみ出ますがコットの上にそのまま置いてみました。実際はこのうえに敷きパッド・シーツを被せて使います。
マットレス表面はサラッとした通気性も良さそうな上質な手触り。この上に直接寝るわけではないのですがこのサラッとした感じは良いのではないでしょうか。
裏面は滑り止めであるゴムの小さなツブツブが配されています。
マットレス自体は一般的なコイル入りのマットレスと比較にならないくらいに薄いです。その薄さゆえに若干の不安がありましたが適度な弾力と硬さがあります。商品説明・販売サイトに記載がありますが、このマットレスは180Nという硬さでマットレスとしては硬い部類に入るらしいです。しかし、5cmの薄さも影響してか「すごい硬いなぁ」というほどの硬さは感じません。
実際に寝てみましたが寝心地は抜群です。仰向け、横向きでもちょうどよくフィットしてくれます。あまり柔らかすぎると腰が沈み込んで腰痛につながるので硬めの方が助かります。この弾力・硬さは個人差が分かれやすいので可能ならお店で実物を試した方が良いとは思います。(GOKUMINの製品が実店舗に置いてあるのかは不明)
説明書にもありますが厚みが5cmもあれば敷布団として単体で十分に使えます。今回のように暫定とは言え、アウトドア用コットに乗っけて使っただけでも十分な寝心地を確保できています。少し試しましたが床に直置きしても床の固さをダイレクトに感じることはないと思います。ただ、床に直置きの場合は今の寒い季節だとキツすぎますし、湿気対策の問題もあるのでスノコは欲しいですね。
厚みに関して付け加えると他メーカー含めて3cmから10cmくらいと種類があります。敷布団として使用するなら本製品の5cm以上は必要だと思います。それより薄くなるとコイルが入った一般的な分厚いマットレスや敷布団が別途必要になってくるでしょう。
枕も買いました
ついでに「GOKUMIN ホテルスタイルピロー」という枕も新調しております。ついでなのでマットレスと違ってそこまでこだわって選んでいませんが、横向き対応という記載もあったのが強いて挙げられる理由でしょうか。
名前の通りホテルにありそうな枕で特別な形状をしているわけではありません。実際に使ってみると特殊な形状をしていないので使う人を選ばないのかなと感じました。こちらはマットレスよりも合う合わないが極端に別れることはなさそうです。
この枕は中綿を別途購入できるとのことで中身を増やすこともできます。ぎゅうぎゅうに詰めると硬くなるそうで綿の位置などある程度は調整できるようです。おそらく大半の人はそこまでしなくても支障なく使えると思います。
この価格でこの寝心地なら文句なし!!
思わぬ誤算でマットレス(と枕)のみの交換となりましたが、以前よりもはるかに睡眠の質がアップしたと体感することができました。まぁ、前が酷すぎただけとも言えます……。ただ、前述の微妙だった某マットレスよりも費用対効果は上だと思います。「睡眠の質・寝心地を改善したいけど高級マットレスは高すぎて手が出しにくい」という場合には今回のGOKUMINのマットレスはちょうど良いでしょう。
アウトドア用コットに乗っけただけでも十分な効果を体感できたわけです。まともなベッド・ベッドフレーム やお布団を使用しているであろう大半の方は間違いなくその効果を実感できるのではないでしょうか。そうなると早くベッドフレームを調達しないとな……。